GSゲルマニウム原人の退屈な日々

見わたせば、気になることばかりなり・・

ブルースセッションでもどう?

どんな人生だったのだろう

2013年03月19日 09時17分03秒 | 徒然なるままに
朝日新聞の3/17日曜版に載っていたいわゆる死亡広告。

ネット上でも結構話題になっていて、広告主が北海道となっているから地方紙に載ったのかな…と、念のために自宅の新聞をチェックしたら載っていた。

95歳の中村留吉さんはたぶん先の戦争で「改造手術」の実験台にされたらしい。

仮に終戦間際としても68年前…まぁおおよそ70年ほど前だから留吉さんも25歳くらいのバリバリの若者だ。

まさか仮面ライダーのような改造人間を作る手術でも無いだろう…あくまで想像だが一つ考えられるのは「相当な乱暴者」であった可能性。軍隊の中での異常行動を続けた結果、1936年にすでに実験が行われていて1949年にはこの術式を考えた医師がノーベル賞を得たという「ロボトミー手術」を施術されたのでは無いか。

前頭葉にメスを入れ、性格をおだやかにさせようという手術…実際はかなりの副作用で逆に粗暴になったり無気力になったりの例が多く、その後薬物治療が進歩した結果、今では国内では全く行われていない様だが。

ちょうど日本でも第二次大戦中に積極的に統合失調症の患者に施術したようだから、それを人体実験ととって改造人間にされたと言うように感じた家族も居たと思う。

あるいは…

もっと想像もつかない様な人体実験…よく言われる731部隊的な行為があったかもしれない。

この留吉さんのご家族は、何らかのいまなら違法性すら有るかもしれない手術をされてその後の後遺症に苦しむ本人を介護して見守っての70年間だったんだろう。

この死亡広告には晴らせぬ恨みがにじみ出ている様な気がする。
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