自業自得

大阪市は大阪湾の護岸での釣り人の悪行に業を煮やしたそうだ。

基本的には危険な場所だからフェンスを作って、立ち入り禁止にしてある所に海側から遊漁船で乗り付けたり、フェンス自体を破って中に入って釣りをしたり。管理職員が注意をすると「法律で決まってるのか」とくってかかる、しまいには勝手に入り込んで海に落ちて亡くなった釣り人の家族からは「管理が悪い」と訴えられる……。

だから、法律（条例）を作っちゃいました～！

確かに何でも条令や法律で縛られるのは嫌だけど、何かというと自分の事は棚に上げて「安全管理が」とかって人を訴えるのはいかがなものか。以前、綿あめの棒をくわえたまま走って、転んでその棒が脳に刺さっちゃた親も医者を訴えていたけどあれもいかがな物だった訳よ、まぁ割り箸業者を訴えなかっただけマシかも知れないけど。
多分、台風が来ているのに河川敷でＢＢＱやっていて流されちゃったりしても川の管理者に「安全管理が」って訴訟を起こしかねない時代だよな。

どうすればいいって言うの？海や川やちょとした斜面には全部５ｍ以上の直立した鉄板で壁でも作れって言うの？その内国民は安全の為に自宅から一歩も出てはいけないって法律が出来るかも知れないよ。

よく言う「一部のマナー違反者の為に全体が迷惑」って言うような事を釣り好きの人たちは言いそうだけど近所を見回してみても解るけど釣りをしない側から見ると「一部の人」じゃない気もするんだよな。いわゆるブラックバスの問題にしたって相当数の人たちが身勝手なキャッチアンドリリースで日本の在来種を滅ぼそうとしているわけで、ほんの一部の人間の行為じゃあんなに釣り人を対象にした業者が生活出来るわけ無いんだもの。

この大阪市の条例はだんだん広がっていくと思うよね、だって護岸はずっと繋がって居るんだからさ、大阪市とその隣の市の境目で「ハイ！ここまで」って事は難しいじゃない。

で、何が言いたいのかって言うと「頭下げながらコソコソやってりゃぁ良かったのよ♪」って事、大見得きってやっちゃぁダメよ、道楽は。