名古屋の白ウサギ・1964年生・

別名、ウサギ仙人・・職業・会社員

ヨハネ伝 に記された真実

2014-06-07 | 宗教
新約聖書 ヨハネ伝



ここに記されている事は、

一見すれば、非科学的な事ばかり。

だからと言って、その内容が 荒唐無稽なお話とは言えません。



・・・・・・・・・・・・ヨハネ伝 第1章1~15 節に記されたお話・・・・・・・・・・・

イエス・キリストの前に、5千人もの大勢の人が集まった。

彼らは、なかなかそこを立ち去ろうとはしない。

そのうち、その人々はお腹がすいて来た。

キリスト弟子が、パン売りの子供を見つけ出した。

でも、その パン売り はパンを5個しか持っていない。

そのとき、キリストは言った・・・

「 その5千人をそこに座らせなさい 」

キリストは5個のパンを取り、感謝の思いを捧げた。

そなあと、キリストは座っている人々全員にそのパンを分け与えた。

彼らが十分、食べたあと、

余ったパン集めた、

人々が食べたあと、パンは、まだ残っていた。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

????? どうやって5個のパンを 5千人の人に分け与えたの ?????

????? 5個のパンを5千人で分けたあと、パンは余っていた ?????

こんなお話、支離滅裂すぎる・・・非科学的だ・・・・

だから・・事実ではない・・・


そんなふうに解釈したら、身もフタもありません。


このお話は、「 事実 」 を書いたものではなく、

「 真実 」 書いたお話なのです。



問い・・・ 「 事実 と 真実   ・・・ どう違う ??? 」

問い・・・・・  「 事実 = 真実 じゃないか!!! 」


事実  と 真実 は別物です・・・


事実 とは 目に見える世界 ( 現象 ・ 科学 )

真実 とは 目に見えない本質 ( 本当の姿 ・ 本質 )



科学的に観たら、こんなお話はあり得ません。

でも、このお話の背後にには、

真実 が秘められているのです。


事実 と 真実 を混同すると、いつかは限界がやって来ます。


これが、 科学の限界 と言うのでしょう・・・・


この世の中 ( 現象世界 ) には ‘ 事実 ‘ だけで語る事が出来ない

大きな背景 ‘ 真実 ‘( 目には見えない、本当の世界 ) があるからです。



ヨハネ伝 の物語は、 霊感 で書かれた記述です。


ここで、キリスト様が言いたかった 「 真実 」 とは・・・・

「 与えれば与えるほど、 増える 」 と云うことだと思います。

与えると、‘ 返って来る ‘   ‘ 集まって来る ‘  のではありません。

 「  増える  」 のです。


日本仏教の言葉に、

無一物中無尽蔵 
むいち もつ ちゅう むじんぞう 

という善語があります。


無一物 ・・・・ 何も持っていない ( 事実 )
 
無尽蔵 ・・・・ 富を無限に蓄えている。( 真実 )


無尽蔵 ( むじんぞう ) とは、
「 既に、持っている・・・内在している・・ 」 というニュアンスがあります。

‘ 返って来る ‘ のではなく、

既に持っているモノが 増える のです。




キリスト様が仰る事も、

大乗仏教が教える教義も、


「 真実の世界を語る 」 という意味に於いて、

目指す頂上は同じです。


  









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