Great Big Yes!!

引っ越ししました。
http://great-big-yes.blogspot.com/

対応と対談。

2011年02月27日 | ひとり言。
スマートフォン版。
 つい先日、このgooブログのスマートフォン版がリリースされたようです。iPhoneは持ってませんがiPod Touchは持ってるので確認してみたら随分と見やすくなってました。ただいつもそれを踏まえた記事を書いている訳ではないので、この前の私的ベストの画像なんかは縦一列に並んでとんでもないことに・・・全てに対して見やすくなんて今の時代じゃほぼ無理なんでしょうね。。
 まぁとにかくこのブログをスマートフォンで見てる方がどれくらいおられるのかわかりませんが、少しは見やすくなったと思うので良かったです。あとはgooのトップページとメールをスマホ対応にしてくれたら嬉しいんですが・・・NTT系列だからキビシいか。。

「キャッチボール」制作委員会 / イチローに糸井重里が聞く
 もう2ヶ月ほど前、お正月にNHKの特番でイチローと糸井重里の対談があって、これがまぁ面白かった訳です。「寝ないで考えた、って寝なきゃダメでしょう」「重要な決断は真っ昼間にするべき」など、ある種の屁理屈みたいな言葉もイチローが言うと説得力があるんですね。。
 「寝ないで考えた」って相手の心情に訴えかけるだけのもので寝不足のボーッとした頭で考えたことなんて良いはずが無い、とか、夜に考え事をするときは決まってネガティブになりがちだから真っ昼間に太陽の下で重要な決断をするべき、とか。要はキチンと睡眠を取って頭をスッキリさせて一番頭の活動が活発な真っ昼間に考え事をするのが良いと。ちなみにイチローの奥さんへのプロポーズはお昼前だったそうです。。
 そんなこともあってこの本を読んでみました。これは2004年に民放のBSで企画された番組をそのまま本にし、昨年になって文庫化されたものです。いくつかイチロー関連の本は出てますが、糸井さんがインタビューをするという形式がお正月の特番とほぼ同じだったのでこれにしました。基本的にイチローは言ってることが一貫していてブレないので、どの本を読んでも良さそうではあります。でも誰か他の人が解説してあったりするようなものよりは、本人の言葉や言い回しがほぼそのまま活字になっているであろうインタビューであったり対談であったりの方が個人的には好きです。。

気分と撃沈。

2011年02月21日 | ひとり言。
気分次第。
 先週は時間に若干の余裕があったので「それなら今のうちに」と発表した2010年の私的ベスト。細かい前置きは抜きにしたんですが、選考基準は今までと同じく「オリジナルアルバムに限る」「大御所は対象外」ということくらいでしょうか。とは言いつつも、90年代にデビューしたアーティストがこれから先どんどん20周年を迎えていく訳で、もはや大御所の基準も曖昧になってしまってます。まぁその時の気分次第・・・ですね。。
 あと新譜旧譜共に11位以降の発表をどうしようかなと思いましたが、今回は無しとさせてもらいます。キリが無いし書くのも大変だし。笑 追々、通常のレビュー等でご紹介という形になると思います。。

Pete Yorn / Back & Fourth (2009)
 1曲目から撃沈必至・・・購入した当初よりも今になってリピート率が上がっている1枚です。ここのところ活動も活発なようで、昨年には早くもセルフタイトルの新作「Pete Yorn」をリリースしてますし、3月にはSony Legacyから名盤1st「Musicforthemorningafter」の発売10周年を記念したレガシーエディションが出る予定のようです。まさか1stのレガシーが出るとは・・・そんなことを思いつつも、まだ新作の方はチェック出来てないんですけどね。とりあえずどちらも楽しみです。。
 あと今年に入って気になるところで言えばとりあえずは、The Decemberists、The Posiesの国内盤、Johnny、Ron Sexsmith、The Jayhawksあたりでしょうか。あとPete Yornも含め、昨年リリースされたもので気になるものも少しあるのでその辺りもフォローしつつ、ゆっくりチェックしていきたいと思います。。

2010年私的ベストアルバム。<旧譜編>

2011年02月16日 | 年間ベスト。




1位. Matt Maher / Empty & Beautiful (2008)
 年明けにも一度取り上げましたが、Five For Fighting絡みで色々チェックしてたら出会った1枚。クリスチャンロックということで歌詞の内容がモロに宗教的な内容ですが、英語に疎い僕としては単にポップな良い曲として聴こえます。。

2位. Shawn Colvin / These Four Walls (2006)
 このブログではあまり女性アーティストを取り上げたことが無いので意外かもしれませんがShawn Colvin好きなんです。とは言うものの、このアルバムも発売は2006年と随分前で、ゆっくりとリリース済みの作品を追いかけていってる状態なんですけどね。このアルバム以降、Live盤とベスト盤が出たくらいなのでそろそろオリジナルを期待したいところ。。

3位. Works Progress Administration / WPA (2009)
 Toad The Wet SprocketのGlen Phillips、Nickel CreekのSean Watkins等が組んだバンドの作品。豪華ゲスト陣の存在もあって完成度も高く、各メンバーのこれからの活躍に期待せずにはいられません。そう言う意味でもこれを聴いてしまうとGlenのソロアルバムが聴きたくなってしまいます。。

4位. Ryan Adams / Easy Tiger (2007)
 昨年末に2枚組の新作をリリースしたRyan Adamsですが、相変わらずの多作ぶりには驚かされるばかりです。ボーッとしてたらこっちが追いつかなくなってしまい、Shawn Colvinと同様、後追いでじっくりチェックしています。作品の方はもちろん文句ナシ。。

5位. Matt White / Best Days (2007)
 何で知ったかすっかり忘れてしまいましたが、名前とジャケットだけ覚えていてセール品だったこともあり購入。やっぱり覚えているということは良いことだと、ここでも確信しました。Geffin RecordsだしRon FairだしJack Joseph Puigだし一部Benmont TenchとGreg Leisz参加だし・・・どうりで。。

6位. Rachael Yamagata / Elephants... Teeth Sinking Into Heart (2008)
 女性2人目のTOP10入り。やっぱりこの人の声は良いですね。派手さは無いけどじっくり聴かせてくれます。Ray Lamontagneとのデュエットあり。購入を検討されている方はコンセプトをキッチリと踏まえた2枚組で売られている輸入盤でどうぞ。。

7位. The Elms / The Great American Midrange (2009)
 待望の4枚目。前作で一旦離れかけた気持ちをキチンと繋ぎ止めてくました。正直言うと2nd「Truth, Soul, Rock & Roll」には劣りますが、この路線でもう一度頑張って欲しいです。そして次こそ2ndを追い抜いて欲しい・・・そう期待を抱かせてくれた1枚でした。。

8位. Landon Pigg / LP (2006)
 いろんな所で目にしたLandon Piggという名前と本人が座ってるアルバムジャケット。やっと初聴きしたんですが、あぁやっぱりいろんな所で見るはずだと納得しました。良くも悪くも若さが眩しいですがこれは2006年の作品ですし、2009年には次のアルバムも出てるんでチェックしてみないと。これからが楽しみなアーティストの1人です。。

9位. Switchfoot / Oh! Gravity (2006)
 一時期、自分の嗜好が変わったこともあって離れてたんですが、Jon ForemanのソロやSean WatkinsとのFiction Familyが良かったこともあって久しぶりに購入。Steve LillywhiteやJohn Fieldsが絡んでたのには驚きましたが、再びSwitchfoot熱が戻りそうな気がする1枚でした。。

10位. Matt Pond PA / Emblems (2004)
 特に気合いを入れて追いかけてるアーティストではないんですけど、何かの拍子に思い出した時にチェックしてます。なのでこのアルバムも結構前の発売分なんですが、今さらながら聴いてみました。なんだかんだ言ってこのMatt Pond PAに裏切られたことはありません。それにしても今回はMatt Maher、Matt White、Matt Pond PAと "Matt" づくしですね。。

2010年私的ベストアルバム。<TOP10編>

2011年02月13日 | 年間ベスト。




1位. The Silver Seas / Chateau Revenge
 予想を大きく上回る会心作でした。このアルバムでバンドの色っていうのがハッキリしたような気がします。とは言いつつも、曲者揃いのメンツなんで今後どうなるかは分かりませんけどね・・・1つ言えるのはお願いですからBrad Jones完全プロデュースでアルバムを作って下さい、ということです。自主レーベルからのリリースっぽいので入手困難になる前にぜひ。。

2位. Band Of Horses / Infinite Arms
 過去に一度触れたきりノーチェックだったアーティストなのに今になって思いっきりハマってしまうという、去年のFive For Fightingみたいなパターンです。どちらも共通してるのは当時あまりピンと来なかった割にはずっと印象に残っていたという点でしょうか。もちろん年を重ねて音に変化があったり、聴くこっち側の嗜好が変わったりっていうのもあるんでしょうけど、やはり音に説得力や訴えかける何かが無いと数年後まで印象に残ってるってことはあり得ないと思います。よって悪いのは鈍感な僕です。。

3位. Teenage Fanclub / Shadows
 貫禄のというか安心の1枚でした。超スローペースな活動なんですけどファンはみんな文句も言わず待つんです。期待を裏切らないから。まぁ自主レーベルになってからそのスローペースに更に拍車がかかってますが、また次のアルバムまで気長に待ちます。期待を裏切らないから。そう言えばレーベルを始めた頃のインタビューでB面集がどうたらこうたらという話をしていたんですけどどうなったでしょう?

4位. Guster / Easy Wonderfull
 独特なんですよね、メロディーも声もサウンドも見た目も。耳にこびり付くというか引っかかるというか、ホントにクセになってしまいます。それにしても独自路線を貫いた結果が結成20周年。日本での人気も一旦落ち着いた感じがしますが、彼らは今もまだ進化中です。。

5位. Justin Currie / The Great War
 ex.Del Amitriのボーカリストによるソロ2作目。もうバンド時代そのまんまっていう曲もあったりして古くからのファンも楽しめたアルバムだと思います。前作は1stということもあって明らかに "ソロ" っていう雰囲気でしたが今作はバンドっぽいギターサウンドも聴けたりもして、その辺りがDel Amitriを感じさせたのかもしれません。

6位. Against Me! / White Crosses
 そもそもこのバンドを知るキッカケとなったのは、Ben Leeが彼らの前作にあたるアルバム「New Wave」を丸ごと1枚カバーしたフリー音源を聴いてから。ホントに良い曲揃いでビックリしましたが、本家は更にスゴかった。ちなみにそのフリー音源。現在は公開されていないようですが、その中の1曲 "New Wave" はBen Leeの2009年発売のアルバム「The Rebirth Of Venus」の2枚組デラックス盤に収録されています。。

7位. Jesse Malin & The St. Marks Social / Love It To Life
 いつのまにかひっそりとリリースされていて危うく見逃しそうになりました。前作は国内盤もしっかりリリースされていたんですが、今作では一転インディーに戻っての再スタートとなったようですね。自由度が上がった分、より初期の頃の荒々しさやパワフルさが戻りつつあるような気がします。バンドメンバーとの相性も良さそう。両方のファンに怒られそうな気がしますが・・・実は一瞬Weezerが頭をよぎりました。。

8位. Crowded House / Intriguer
 付属のDVDが良かったですね。こういったDVD付きってホントにオマケ程度の内容のものが多いんですが、本作はスタジオライブが8曲、Auckland Townhallでのライブが2曲、PVが1曲と盛りだくさん。スタジオライブの出来も凄まじく、これは日本でライブが観たいと思わずにはいられません。Auckland Townhallでの "Don't Dream It's Over" もホントに良かった。。

9位. Superchunk / Majesty Shredding
 この人達ももう随分と活動歴が長いと思うんですが相変わらず年相応に枯れることも無く、むしろ今になって若々しさを取り戻しつつあるような気さえします。こういったストレートなギターロックをもっと若手のバンドがやってもいいんじゃないかとも思うし、多分世界中にいっぱいいるんでしょうけど、やっぱり今の業界じゃなかなか表に出て来れないのかな。。

10位. Josh Rouse / El Turista
 すいません。購入前からどんな内容であっても10枚の中には入れようと思ってました。もう完全にエコ贔屓です。聴く頻度も前作と比べれば圧倒的に少ないんですけど、一旦CDを再生するとJosh Rouseの声だけで最後まで聴けてしまいます。。
 今後どうなるんでしょう?もう全く分かりません。このまま当分ワールドミュージックのスタイルで行きそうな感じもしますし、また全く別のことをしそうな気もしますし。個人的には何が来ても彼の声だけである程度は大丈夫かなと今回の作品で思いましたが。まさかインストは無いでしょうし。いや、もしかしたら。。

Superchunk / Majesty Shredding (2010)

2011年02月06日 | 今日の一枚。(新版)

■オススメ曲■
1曲目 "Digging For Something" / 2曲目 "My Gap Feels Weird" / 12曲目 "Everything At Once"

 結成から20年以上が経過し、自分たちで運営するレーベル・Merge Recordsも好調な中、満を持してリリースされた約9年ぶりとなるオリジナルアルバムです。そんなに期間が空いてたのかと驚きつつも、その内容にはもっと驚かされました。。

 疾走感溢れるメロディー、キレの良いギター、グイグイ引っ張っていくリズム隊、このバンドの個性の1つとも言えるボーカル、その全てが一体となって鳴らされるギターロックは痛快の一言。一聴した感じでは単純に原点回帰かな?とも思えるサウンドですが、初期の頃に戻りつつも勢いを殺さない範囲でキチンと丁寧に作り込まれている印象です。しっかりと今までの蓄積を踏まえていて、その辺りが過去に逆戻りしただけのサウンドに聴こえないポイントだと思います。。

 Merge Recordsは今やArcade FireやSpoonなど全米No.1バンドを抱える優良レーベルとして確固たる地位を築きつつあります。でもそれがレーベルの忙しさに拍車をかけ、Superchunkとしてのレコーディングやライブ活動になかなか時間が割けないようになっているようです。それでもこのクオリティー。バンド活動とレーベル運営、その辺りのサジ加減は20年以上の経験の為せる技ですね。。



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