Great Big Yes!!

引っ越ししました。
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The Trampolines / How Do We Do?

2006年11月30日 | 今日の一枚。(旧版)
 90年代半ば。日本ではスウェディッシュ・ブームが巻き起こりThe Cardigansを筆頭に様々なバンドが紹介されました。Cloudberry Jam、Eggstone、This Perfect Day、The Wannadies、Brainpool、Happydeadmen、Leslies、Merrymakersなどなど、挙げ出したらキリがないってほどに。。その中心はタンバリン・スタジオでありTore Johanssonなわけですが、90年代後半になって一気にブームは失速。それとともに彼らの名前も聞かなくなりました。。

 The Trampolines。'93年にPar DavidssonとJohan Stentorpにより結成。'95年に1st「Splash」をリリースすると、翌年には日本でも紹介されラジオをキッカケに一気にブレイク。そして'97年に2nd「The Trampolines」、'99年に今回紹介する3rd「How Do We Do?」と立て続けにリリースを重ねてます。後でも述べますが、3rdはほぼ完璧なポップアルバムだったにも関わらずブームが過ぎた影響であまり売れず。それ以降、The Trampolinesとしては音沙汰無しの状態でした。。

 冒頭1曲目「Forgiveness」からドキッとさせられます。1st、2ndとひたすらポップで明るい曲で幕開けしていたのに、ここではちょっとマイナー調の彼らにすればかなりロックな曲で始まります。このドライブ感。僕はコレで完全にヤラれました。。続く2曲目「If You Stay Down」。サビ前まではじっくり聴かせるバラードかと思いましたがサビで一気に爆発。哀愁漂うメロディーが良いです。。3曲目「Say If You Will, Say If You Won't」でやっといつものThe Trampolines節が炸裂。。お見事。。
 このバンドはどのアルバムも冒頭3曲が最高。個人的には「冒頭3曲が良ければ全て良し」って言うくらい重要な曲順です。かといって他の曲はどうでもいいって訳ではないんですけどね。。このアルバムも3曲目以降はむしろじっくり聴かせるミディアム&スロー・ナンバーで締められています。でも飽きずに聴けるのはメロディーの良さ、ハーモニーの美しさがあるから。。

 最近の彼らは何をしてるのか?気になって調べてみたところ、まずはMySpaceがあります。ここで試聴も出来るので聴いたことのない人はぜひ!そしてメインソングライターの1人だったPar DavidssonはWonderboysなるバンドを結成。いくつかリリースもされておりオフィシャルHPでは試聴も出来ます。この声。まさにThe Trampolines!

 そんなわけで、The Trampolines聴きましょう。中古屋ではワゴンセールの常連です。200~300円くらいかな?それに反して内容は抜群ですから。。ちなみに男の子は1st「Splash」、女の子は2nd「The Trampolines」、犬は3rd「How Do We Do?」です。。

  

11/19~11/25のiPod。

2006年11月25日 | プレイリスト。(休止中)
○Gilbert O'Sullivan / The Best Of Gilbert O'Sullivan
○Josh Rouse / Subtitulo
○Jules Shear / The Eternal Return

 ギター片手に永遠の名曲「Alone Again(Naturally)」の耳コピに挑戦。「最初はコレだな」「なるほど、こう来たか」「うん?ちょっと怪しいけど、まぁいいか」「アレ?どうなってんの?」「アカン!わからん!」。。結局、完コピ出来ずじまいとなりました。やはりこの人の作る曲はその明快さとは裏腹にかなり複雑なコード進行で構成されてます。ピアノが弾けるようになりたいです。。
 SSW系つながりでJosh Rouse。いつ聴いても飽きないですねぇ。逆に飽きる日が来ることを期待してしまう、そんな正反対のことを考えてしまいます。。
 さらにJules Shearを。The Banglesのカバーで有名になった「If She Knew What She Wants」が収録されている2ndアルバムです。。


BGM : Sean Lennon / Friendly Fire

11/12~11/18のiPod。

2006年11月18日 | プレイリスト。(休止中)
○Linus Of Hollywood / Triangle
○Ben Kweller / Ben Kweller
○The Raconteurs / Broken Boy Soldiers

 今月初めのRogerのライブ以降、自分の中で'06年は終了してしまった感が否めません。唯一の救いは「ガキの使い第8弾」と「すべらない話2」のDVD、そして大晦日に放送される「ガキの使いスペシャル」くらい。。何かビッグサプライズが起こらないかなぁ。。
 Linusはヘビロ中です。。Ben Kwellerの新作はツボ。なんか以前ほど話題になってないような気がしますがどうなんでしょう?最近のライブではハンドマイクで歌い上げるとか。。The Raconteursは久しぶり聴いてみました。タイトル曲「Broken Boy Soldiers」が何とも怪しくて良い感じです。JackはWhite Stripesと50/50で頑張っていくと公言してますねぇ。ということは、順番でいくと来年はWhite Stripes、その次がThe Raconteursか。その間にBrendan Bensonが新作を出す。このローテーションでいってくれると良いんですが。。


The La's / BBC In Session

2006年11月13日 | 今日の一枚。(旧版)
 The La'sのデビュー作であり唯一のアルバムとなった「The La's」が発売された1991年。この年はTeenage Fanclub「Bandwagonesque」、Primal Scream「Screamadelica」、My Bloody Valentine「Loveless」と名盤が続出した年で、いわゆるCreation Recordsが表向きは絶好調だった時期。(そう言えばVelvet Crush 「In The Presence Of Greatness」も)
 そんな中、レーベルこそ違えど様々な紆余曲折を乗り越えリリースされたはいいが、アーティスト本人が「買うな!」とまで言ってのけたアルバムが今の今まで名盤として語り継がれるこの矛盾。そこがまた神秘的で良いのかもしれません。。

 と、無理矢理丸く収めてみましたが今回はその名盤の話ではなくて、今年リリースされた「BBC In Session」の方です。音源自体は全てアルバムがリリースされる前のもので、デビュー間もない'87年から'90年までの計4回にわたって英BBC Radio 1に出演した時の演奏が収録されてます。
 コレが素晴らしい。さすが英BBCだけあって音が良いのはもちろんですが、何より演奏自体のノリがメチャクチャ良い。全体的に疾走感があって生っぽい。もちろんライブ演奏だから生っぽいのは当然ですが、アルバムとは全く違う印象です。個人的にベストトラックは7曲目「I Can't Sleep」で、かなりヘヴィーです。それでいて疾走感があってメロディーがポップ。これこそLee Maversがアルバムで表現したかったスタイルなんじゃないかと思ってしまう程。今までのThe La'sの印象を変えてくれた1曲です。他にも「Come In Come Out」や「Son Of A Gun」「Feelin'」「Calling All」「Timeless Melody」と聴き所はたくさんあります。もちろん永遠のギターポップ・アンセム「There She Goes」も相変わらず良いですが、改めて他の曲の良さを実感しました。

 もちろんアルバム「The La's」の良さは変わることは無いです。レーベルのやり方は別にして、あの時代にはあのプロデュースが合ってたんだと思います。でもやっぱりこの音源を聴く限りではLee Maversが「セルフプロデュースしたい」と言ったことも頷けます。。いっそ今からでも遅くないんでセルフプロデュースで1枚アルバムを作ってくれたらファンとしては嬉しいんですが。。
 来年の1月17日には国内盤も発売されるようです。遅過ぎたくらいですね。輸入盤の売れ行きを見てから国内盤化するかどうかを考えてそうな匂いがプンプンします。笑


11/5~11/11のiPod。

2006年11月11日 | プレイリスト。(休止中)
○Sugarcult / Lights Out
○Cotton Mather / Kontiki
○The La's / BBC In Session

 「人志松本のすべらない話2」がリリースされると決まってご機嫌です。今月末の「ガキ使第8弾」そして12月の「すべらない話2」、来年早々にリリースとの噂の「ガキ使第9弾」と年末年始は爆笑必至!
 来日も決定したSugarcultの新作。やっぱりパンクじゃなくてパワーポップだと思います。来年には来日記念盤のリリースも。。
 何回聴いてもJohn Lennonだなぁ。この声は反則です。しかも名前はRobert "Harrison"。Robertも「Dr.Robertから取ったんじゃねぇ?」と思ってしまいたいほど。たまらん。。笑
 オリジナルより好きかも、このThe La's。本当はこんな生々しい音でアルバムを作りたかったんじゃないんでしょうか。聴けば聴くほどサマソニに行けなかったことを悔やまれます。。