Great Big Yes!!

引っ越ししました。
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2008年ベストアルバム。

2008年12月31日 | 年間ベスト。
<TOP10>
Ally Kerr / Off The RadarMySpace
Attic Lights / Friday Night LightsMySpace
Chris Walla / Field ManualMySpace
David Mead / Almost and AlwaysMySpace
Denison Witmer / Carry The WeightMySpace
Jason Mraz / We Sing. We Dance. We Steal Things.MySpace
Matthew Sweet / Sunshine LiesMySpace
Nada Surf / LuckyMySpace
Ron Sexsmith / Exit Strategy Of The SoulMySpace
Sloan / Parallel PlayMySpace
(ABC順。今年発売されたオリジナル・アルバムに限っています。リイシューや企画もの、カバーアルバムなどは除外。また大御所アーティストは外しています。)

<レビュー>
□Ally Kerr / Off The Radar
 シングルの曲 "Could Have Been A Contender" がすごく良くて「これはアルバムも期待大」と思って聴いたらやっぱり良かった。いかにもグラスゴーらしいギターポップが鳴らされていて、それこそ、そんなバンドやアーティストばかり追いかけてた頃を思い出させてくれました。流行りものじゃないからこそ、いつでも聴けるんです。。

□Attic Lights / Friday Night Lights
 聴いてみての最初の感想は「懐かしい」でした。前述のAlly Kerr同様、音楽を聴き始めた頃のことを思い出させてくれます。もう体に沁み付いちゃってるんですね。こんな音が自分は好きなんだなぁと。メジャーからのリリースで国内盤はまだのようですが、こんなバンドがきちんと売れるような音楽業界であってほしいです。。

□Chris Walla / Field Manual
 本家のDeath Cab For Cutieと迷いましたが、もうここまで来たら好みの問題かと思ってソロの方にしました。本家よりもギターロック的、むしろNada Surfに近い感じ。さすがプロデュース業もこなすだけあってサウンドプロダクション、アレンジなどは秀逸。本家では出来ないことを好きなようにやってる感もあります。。

□David Mead / Almost and Always
 今回もBrad Jonesがプロデュース、そしてほとんどの楽曲をSwan DiveのBill Demainとのコラボレーションによって制作された作品です。最初聴いた時は「地味だなぁ」と思ってしまったんですが、何回も聴き重ねるうちに「とんでもなく美しいアルバム」だと気付かされました。たびたび言われているように音への集中力が半端じゃなくスゴイ。それをサポートするBrad Jonesの手腕も相変わらずスゴイ。歌い方もさらに感情豊かになっていてスゴイ。年々彼に期待するハードルが上がっていってるんですが、必ず超えていってしまうのでスゴイ。。

□Denison Witmer / Carry The Weight
 「プレイリスト。」の記事でも述べましたが、噂通りの良盤でした。やっぱり楽曲のメロディーが素晴らしい。だからアレンジがシンプルでも聴かせるチカラがある。ボーカルも良いです。黄色いジャケットもアルバム内容の温かさを表しているようで好きですね。これからがますます楽しみ。。

□Jason Mraz / We Sing. We Dance. We Steal Things.
 2nd発売後の休養は大正解だったようです。話題のシングル "I'm Yours" ももちろん良い曲ですが、個人的には1曲目の "Make It Mine" でやられました。軽快なリズムとホーンアレンジがなんとも心地良いです。もちろんその他の曲も、恒例の早口ボーカル曲やじっくり聴かせるバラードなど多彩で聴きどころが多い。Colbie CaillatやJames Morrisonの参加が話題のようですが、地味にDan Wilsonも1曲共作しています。プロデュースはMartin Terefe。後で出てきますが今年はRon Sexsmithの新作も彼のプロデュースです。。

□Matthew Sweet / Sunshine Lies
 こういうMatthew Sweetを待ってました。本人は元祖パワーポッパーと言われることに対してどう思っているのか知る由もありませんが、これぞパワーポップですね。Rick Menk(Velvet Cruch)、Gres Leisz、Ivan Julian(Richard Hell & The Voidois)、Richard Lloyd(Television)という、いつもの最強布陣で作られたわけで、強靭なバッキングに支えられ暴れまくるハードなギター、それにかぶさる甘いボーカルとコーラスワークが「らしい」です。。

□Nada Surf / Lucky
 いつまでたっても来日が実現しないバンドですが、相変わらず届けてくれるのは聴く者に来日を諦めさせないくらいのチカラを持ったアルバムです。哀愁のメロディーとそれを歌うボーカルの声がどうしようもなく感動させてくれるわけで、後半にかけて楽曲を盛り上げていく力量はさすが。ボーナスディスクの4曲も、特にロックした曲が良いです。。

□Ron Sexsmith / Exit Strategy Of The Soul
 この人はいつも完成度が高すぎます。今回は前述のJason Mrazと同じくMartin Terefeをプロデューサーに迎えて、ロンドンとキューバでレコーディング。この組み合わせはよくMitchell Froomとのコンビと比較されるようですが、個人的には (こう言ってしまえば元も子もないですが) どっちも最高です。それぞれに特徴があるんですが、基本的に元の楽曲が良ので、よりRon Sexsmith本人のイメージを実現させるのに適したプロデューサーを選んでるんだと思います。だから今回はソウル色を出すためにMartin Terefeだったと。一度でいいからこの人の「駄作」を聴いてみたい。。

□Sloan / Parallel Play
 いつものSloanなんですけどね。でも新作出るたびにアルバム1枚通して聴けちゃうんです。これってスゴイことだと思います。今回も13曲入りで40分無いし、メドレー形式の曲のつなぎ方だし、メンバー4人それぞれが曲を書き歌っています。今までとやり方は変わっていません。でも毎回ドキドキしながら聴けちゃうんです。良い歌なんです。。


<あとがき>
 というわけで、今年はこんな感じになりました。選んだ10枚はもちろんどれも素晴らしいアルバムですが、あくまで個人的な感想を言えば「今年は断トツでこれだ!」っていうアルバムが無かったような気がしてます。もちろん気になりつつも購入できてないアルバムもあって、要は聴いてないだけなんですけども、それでも昨年のJason FalknerやJosh Rouseといったものに匹敵するようなものに出会えなかったかなぁと漠然とですが思っています。多分、思い入れの差なんでしょうけども。。
 2008年は少々新譜を追いかけすぎたかな?という気がしてます。前述したように購入できてないものもたくさんあるんですが、だからと言って新譜を追いかけすぎて、昨年、一昨年、さらにその前からずっと気になってたアルバムをほとんど買えていないのはどうなんだろうと思いました。なので2009年は旧譜、過去の作品に比重を置いていけたらいいなと思います。そんなこと言ってる年に限って、気になる新譜がいっぱい出たりしそうなんですが。笑

 今年は個人的にいろいろあったりして、このブログも一時期中断したりもしました。それでも相変わらずアクセスしにきてくれている人達がいて非常に感謝です。ありがとうございます!来年も変わることなくこの調子でやっていこうと思ってますので、ぜひぜひよろしくお願いします。それではよいお年を。。

12/22~12/28のBGM。

2008年12月29日 | プレイリスト。(休止中)
Jesse Malin / Glitter In The Gutter
Fountains Of Wayne / Traffic and Weather
Del Amitri / Can You Do Me Good?
The Honeydogs / 10,000 Years
Nada Surf / Let Go
Nada Surf / The Weight Is A Gift
Nada Surf / Lucky
Malibu / Robo-Sapiens
Badly Drawn Boy / Born In The U.K.
The Killers / Day & Age
Ben Folds / Way To Normal
Travis / Ode To J.Smith
Ron Sexsmith / Exit Strategy Of The Soul
Mike Viola / Lurch [画像]
Tahiti80 / Activity Center
Denison Witmer / Carry The Weight
Gary Louris / Vagabonds
Mark Morriss / Memory Muscle
Attic Lights / Friday Night Lights
Nice Man & The Bad Boys / The Art Of Hanging Out

 新譜ものを中心に聴き続けた一週間。果たしてこんな音楽の聴き方でいいんでしょうか?ダメなんでしょうね。苦笑

 The Killersの新作。普段あまりこういった音は聴かないし、The Killersのアルバムを買ったのも初めてなんですが、2曲目 "Human" と3曲目 "Spaceman" を聴いて購入。で、なんかどっかで聴いたことあるなぁなんて思ってたら気付きました。The Frank & Waltersなんですね。ボーカルの歌い方も似てると言えば似てるし。The Frank & Waltersの曲をPet Shop Boysがリミックス、またはプロデュースしたみたいな。あくまで個人的な感想ですけども。笑 なのでこういうの好きです。。

 昨年、確かオフィシャルHPで発売されていたMike Violaの待望の新作「Lurch」。今年に入って国内盤発売という、ある意味快挙な事態が起こりました。で、ちゃっかり購入しましたが噂どおりの良盤でした。なぜこのアルバムが一般発売されてなかったのかが疑問です。ツボを押しまくるメロディーとハーモニー、そしてそれを際立たせるアレンジはお見事。ボーナストラックも良い。今年のマイベストに入れようかと思ったんですが、残念ながらオリジナルは2007年発売なので・・・でも満足です。。

12/15~12/21のBGM。

2008年12月23日 | プレイリスト。(休止中)
Swag / Catch-All
Piebald / Accidental Gentleman
Brown Eyed Susans / Afraid Of Heights
Captain Soul / Beat Your Crazy Head Against The Sky
Captain Soul / Jetstream Lovers [画像]
The Frank & Walters / Souvenirs
Carey Ott / Lucid Dream
Josh Rouse / Dressed Up Like Nebraska
Josh Rouse / Home
Josh Rouse / 1972
Josh Rouse / Nashville
Josh Rouse / Subtitulo
Josh Rouse / Country Mouse, City House
Fountains Of Wayne / Out-Of-State Plates
Richard Julian / Sunday Morning In Saturday's Shoes
John Wesly Harding / Awake
Gin Blossoms / Major Lodge Victory
Golden Smog / Another Fine Day

 新譜ものは一旦休憩といった感じになってしまった先週。毎年毎年この時期になると、その年に発売されたアルバムをまとめて聴くという何とも情けない事態に陥ります。いい加減学習しろよと思い、この週は新譜をほとんど聴きませんでした。Richard Julianくらいかな。。

 で、地味に聴き続けているCaptain Soul。年に数回は無性に聴きたくなる、そんな魔力を持った彼らのアルバムは永遠に不滅です。1st、2ndともに名曲揃い。未だ評価の低いバンドですが、メロディー、ハーモニー、サウンドアレンジなどほぼ理想的。もう2度と彼らの新曲を聴くことはないんだろうな。。

12/8~12/14のBGM。

2008年12月16日 | プレイリスト。(休止中)
Future Clouds & Radar / Peoria
Denison Witmer / Carry The Weight [画像]
Justin Currie / No, Surrender EP
Matthew Sweet / Sunshine Lies
Matthew Sweet / キミがスキ・ライフ
The Storys / S.T.
Jay Farrar / Stone, Steel & Bright Lights
Neal Casal / No Wish To Reminisce
Travis / Singles
Jason Mraz / We Sing. We Dance. We Steal Things.
Jason Mraz / Waiting For My Rocket To Come
Panic At The Disco / Pretty Odd.
The Hoosiers / The Trick Life
Colin MaCintyre / The Water
R.E.M. / Accelerate
The Raconteurs / Consolers Of The Lonely
Jody Porter / Close To The Sun

 ex.Cotton MatherのRobert Harrison率いるFuture Clouds & Radarによる2ndアルバム「Peoria」。ますますCotton Matherから離れていきますねぇ。サイケ度さらにアップ。まぁ同じことをやっても仕方にとは思います。それなら解散する意味ないですし。なのでCotton Matherみたいな音を求める人にはちょっとキビシいかも。。

 Denison Witmerもやっと購入。噂通りの良盤です。恥ずかしながら全ての作品を聴いたわけではないのですが、結構一般の人にも取っ付きやすい印象が今作にはあるような気がします。最初の1、2曲目あたりなどのバンド形態による曲なんかは特に。あとタイトル曲 "Carry The Weight" がバージョン違いで2回収録されていますが、やはり根本的に楽曲のメロディーが素晴らしいので、アレンジがどう変わろうがその出来上がった曲の良さは揺るぎません。これからがますます楽しみです。。

 FOWのギタリスト・Jody Porterによる初ソロアルバム「Close To The Sun」ですが、個人的には後半に行くにしたがってどんどん良くなっていった感じです。ギタリストのサガとでも言いましょうか、エフェクターを多用することによるサイケデリックっぽさもしっかりと聴き取れます。曲によっては「Rideか?」なんて思ったりも。さすがにギターワークは秀逸。ボーカルが少し好みが分かれるところでしょうか。改めて、こんなギタリストがいるFOWというバンドの強さを感じました。。

12/1~12/7のBGM。

2008年12月08日 | プレイリスト。(休止中)
Matthew Sweet / Sunshine Lies
Crowded House / Time On Earth [画像]
The Finn Brothers / Everyone Is Here
Sloan / Never Hear The End Of It
Ivy / In The Clear
Swan Dive / Circle
The Frank and Walters / A Renewed Interest In Happiness
Tommy Keene / Crashing The Ether
The Trampolines / S.T.
Glen Phillips / Winter Pays For Summer
Ken Stringfellow / Soft Commands
David Mead / Almost and Always
David Mead / Indiana
The Hang Ups / Second Story
The Primary 5 / High Five
Attic Lights / Friday Night Lights
Mike Levy / Fireflies
Brad Jones / Gilt Flake
Velvet Crush / Melody Freaks

 Crowded Houseのアルバム「Time On Earth」。昨年のマイベスト10からは漏れてしまいましたが、今聴くと最初の印象よりもずっと良い。今の季節がそうさせるのかTim Finnのボーカルがじわじわと心に染みます。そのTim Finnのソロアルバムも06年に出てるのでまたチェックしたいところ。さらに先月あたりにも「The Conversation」というタイトルのアルバムをリリースしているようで、順調に活動しているようですね。。

 典型的アメリカ人体型ばっかりに話題が行きがちだったMatthew Sweet先生。やっと新譜を聴きましたが完璧にヤラれました。Matthew先生、体型のことばっかり言ってごめんなさい。アルバムの制作過程や参加メンバーなどから「キミがスキ・ライフ」に感触が似ているように思いました。元祖パワーポッパーの面目躍如と言えそうです。まだまだロックしてます。またライブ観たいな。。

 その他、David MeadやThe Primary 5、Attic Lightsなど、ここに来て良盤が勢揃いという状況に。他にもまだまだ未チェックのものもあるだけに大変です。今年中に聴けるのか・・・?