Great Big Yes!!

引っ越ししました。
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The Churchills / You Are Here

2005年08月30日 | 今日の一枚。(旧版)
今日も雨です。確か先週の火曜も雨。休みの日に限って。。まぁ、こんな日は家でじっくり音楽を聴くのも良いでしょう。

NY出身の4人組、The Churchillsです。確か最近になって3rdアルバムが日本でも発売になってたと思います。コレは2000年発売のメジャーデビューアルバムで日本盤は未発売だったはず。
良く出来てます。まさにパワーポップ!最初に聴いた時、僕はJason Falkner&Jon Brionの伝説的バンド「THE GRAYS」を思い出しました。まずボーカルの声がJon Brionにちょっと似てる気が。。笑 もちろんそれだけじゃなく曲のひねり具合やアレンジなんかも含めてですけどね。あと紅一点ギタリスト&ヴォーカリストがまた良い味出してます。このアルバムを最後に脱退する訳ですが、メインヴォーカルを取ったりコーラスをしたり男だらけとは違う変化があって僕は好きでした。
よって最近の2ndおよび3rdはあまり好きじゃない。苦笑 女性メンバーどうこうじゃなくて、単に1stが良過ぎたから。なんとかコレを超えてほしいです!マジで。

ちなみに、プロデューサーはRingo Starrなどとの仕事でも知られるSteve Dudasと元Clouded House (!) のMark Hart!Special ThanksにはKen Stringfellowの名が!どういう関係かはわかりませんが、なんか嬉しい。笑 あとMichael J. Foxも。これって・・・?!

Rich Kids / Ghosts Of Princes In Towers

2005年08月24日 | 今日の一枚。(旧版)
やはり先週の買い物は内容が濃かった。たまには普段行ってる街よりも遠出してみるもんやなぁと実感。

前回の購入履歴でも少し紹介した、Rich Kids唯一のアルバム「Ghosts Of Princes In Towers」。SEX PISTOLSになりそこねたメンバーが集い、作った隠れた (?) 名盤です。
B&VoのGlen Matlockはルックスが良くないというだけでPistolsをクビに。G&VoのMidge Ureは元々ヴォーカル候補ながら落選。同じくG&VoのSteve Newは一瞬だけ在籍と、よくもまぁこれだけ揃ったもんです。(笑) 肝心の音の方はというとGlen Matlockがイイ曲書いてます。いわゆるパワーポップの先駆けとも言えるかもしれません。アレンジも結構なもんです。
それもそのはず。プロデューサーはDavid Bowieの「Ziggy Stardust」で超有名なMick Ronson!いやー、至れり尽くせりですね。笑 ぶっちゃけ、このギターはMick Ronsonが弾いてるじゃねぇか?と思うところが多々ありますが。。しかしジャケットのクレジットでは1曲でKeyを弾いただけらしいので、ここはそれを信じよう!それを抜きにしても良いです。僕はSex Pistolsより断然好き。

ちなみにG&VoのMidge Ureは、この後、John Foxxに変わってULTRAVOXに加入。みなさんご存知のように大成功を納める訳です。良かった良かった。ただ僕はULTRAVOXなら初期のJohn Foxx在籍時の方が好きなんですねぇコレが!我ながらややこしいんですが。笑 機会があれば「Young Savage」とか「Rockwrock」とか聴いてみてください。ドキドキします。プロデューサーはULTRAVOXとSTEVE LILLEEYWHITE!モノによっちゃBrian Enoも絡んでます。この辺にピンと来る人はぜひ!そうそう「Young Savage」はシングルのみのリリースでアルバムには入ってないので要注意!だからベスト盤がオススメかな。

なんか途中でRich Kidsの紹介からULTRAVOXに変わってしまいましたが、とにかく、Rich Kids良いです。1枚で終わったのがもったいないくらいに。まだ未チェックの人は一考の価値ありです。最近になってリイシュー盤も出たようですしね。ちなみにレーベルはご存知Cherry Redから。間違いない!

サマソニに参加できなかった同士へ。

2005年08月16日 | ひとり言。
この週末、できるだけ音楽情報は取り込まないように、ネットはもちろん友達とも連絡を取らないようにしてました。そうです。「Summer Sonic'05」があったからです。
前回も書いたように、僕は今年に限って行く事が出来なかったんです。それこそ今年行かなきゃいつ行くねん的なメンツにも関わらず。。。(涙)
それでもさすがに13日の夜には、参加して来た友達から「最高!」というメールが入ってくる訳で、それを眺めては「ムカつく!」と返信したもんです。
Oasisは「My Generation」をやったとか、The La'sは「There She Goes」を反則ギリギリの2回やったとか、Teenage Fanclubはやっぱり最高とか、それはそれは魅力的な話題を提供してくる友達に「全部俺がお前に教えたんやろ!」と怒りのメールをしてやりました。(笑)

さて、今年に限ってサマソニに行く事が出来なかった同士はどれくらいいるんでしょうか?こうなったらThe La'sには新作を出してもらって、もう一度単独公演をやってもらいましょう!Oasisには来年もう一度サマソニに来てもらいましょう!Teenage Fanclubには冬にツアーしてもらいましょう!Roddy FrameにはAztec Cameraを再結成してもらいましょう!

まぁ、可能性があるのはTeenage Fanclubくらいか。。(苦笑)

Candy Butchers / Hang On Mike

2005年08月10日 | 今日の一枚。(旧版)
暑い日が続いてます。世間ではもうすぐ盆休み。さらには「SUMMER SONIC'05」でしょうか?でも僕には関係ありません。えぇ、今年に限って行く事が出来ないんです。。(涙)

Candy Butchersです。Mike Viola率いるNY出身のポップロックバンド。これは2004年にリリースされた通算3枚目のアルバムで、今のところ最新作でもあります。ただし輸入盤のみのリリースです。
1曲目から泣きのメロディーで迫ってきます。そしてそのメロディーを歌うMike自身の少しハスキーな声も抜群です。1stはギターバンドっていう印象が強かったんですが、これはピアノやアコースティックがアレンジの中心となっていて、メロディーの良さとMikeの歌唱力が際立って聴こえてきます。どっちも最高ですが。(笑)
元々、Mike自身は映画「すべてをあなたに」主題歌の制作をFountains Of WayneのAdam Schlesingerと共に行っていて、Fountainsはもちろん、IVYやTHEY MIGHT BE GIANTSとも関係があるようです。まぁその辺が好きな人は必聴じゃないでしょうか。

ちなみに僕は1stと今回の3rdは持っているんですが2ndが未聴のまま。発売されたときに買っておけばいいものを、結局今の今まで買わず終い。そんな事をしてるから欲しい物がどんどん廃盤になっていく。。世の中やっぱりお金やねぇ。(笑)
1stは日本盤が出てたようですが、こちらは廃盤でしょう。(ちなみにライナーは伊藤英嗣氏) 輸入盤は扱ってるようですが、いつものようにネットで買うのが早く手に入れる方法だと思われます。2ndも同様です。日本盤も出てなかった覚えが。。CDショップには3rdくらいしか置いてないようです。こちらも早めに買っておかないと、日本じゃすぐに置かなくなりそう。

僕のようにクレジットカードを持ってない皆さん、欲しい物は意地でも探し出しましょう!(笑)

特集:Cosmic Rough Riders

2005年08月03日 | 今日の一枚。(旧版)
前回「The Jayhawks」が好評だった特集シリーズの第2弾!Cosmic Rough Riders!今回もただひたすらに絶賛させていただきます。では、張り切ってどうぞ!
「Enjoy The Melodic Sunshine」2001年
記念すべきPoptonesからのデビュー盤。実際は自主レーベルからアルバムを2枚リリース済みで、1stから3曲、2ndから9曲、新曲3曲の計15曲。(日本盤はさらにボーナストラック2曲)
いわゆるこの時点でのベスト盤的な内容で、抜群のメロディーとハーモニー、サイケデリックっぽいサウンドにThe Byrds好きの僕は一発でやられた!笑 出身がグラスゴーというのも納得のクオリティー。デビュー当時はやはりというか当然のようにTeenage Fanclubと比べられたりもしてたなぁ。。確かにその辺りが好きな人にはたまらんやろな。僕もその一人やし。笑 本国では10万枚以上の売り上げを記録、Poptones初の大ヒットとなりました。
「Pure Escapism」2001年
4月に日本盤発売となった「Enjoy The Melodic Sunshine」に続いて12月にリリースされたいわゆるB面集。最初は日本独自企画として発売されたものの意外に?好評だったため、その後、本国イギリスでもリリースの運びとなった作品。ありきたりの表現ですが、B面集とは思えない程イイ曲だらけ!実際、インディーズ時代の曲も含めたベスト盤的内容の前作に比べて、1番バンドの状態が良いときに制作された曲が入ってるだけあって、なかなか侮れない作品です。次のアルバムへの期待が膨らむ中、この後にとんでもないニュースがぁ!!
「Too Close To See Far」2004年
Daniel Wylie脱退!このニュースには愕然とした。ソングライティングとボーカルを務め、結成メンバーでもあったDanielが脱退って事は「解散」って事も??いろんな情報をかき集めてるうちに、どうやらケンカ別れではなく友好的な脱退だという事、すでに新作にもとりかかっていて自身のレーベルからリリースするという事、そのレーベルからはDanielのソロもリリース予定でCosmicsのメンバーも参加してる事がわかった。とりあえず一安心。
そして届けられた新作がコレ。ボーカルをもう一人のソングライターであるStephenがやってる以外は何も変わらなかった。良いメロディーとハーモニーは健在!Stephenのボーカルもなかなか良い。むしろDanielよりもしっくりきてるかも。笑 違いを強いて挙げるなら、サイケデリックっぽさが薄れたくらい。その原因は次に紹介するDanielのソロ作で。。
「Ramshackle Beauty」2004年
Cosmicsと同じ日にリリースされたDanielのソロ作。同時に2枚の傑作が聴けたこの時 (購入した日、即ち発売日) は最高に幸せでした。なんか分裂した事によって好きなバンドが増えて僕的には得した気分です。笑 さすがにCosmicsのメインだっただけあって、こちらもメロディーとハーモニーは絶品!このソロ作では作詞作曲からアレンジ、プロデュースまで全て一人でこなしてます。バンドでは出来なかった事を好きなように思いっきりやった感が曲に滲み出てて壮快です!
何かのレビューでライターさんが言ってました。Cosmicsが「Mr.Tambourine Man」ならDanielは「霧の5次元」やと。確かに。。初期Cosmicsのサイケデリック感はDanielがもたらしたものやったんやなぁと改めて実感。


理想的な脱退劇というか、一般的には似たような音楽と思われがちの両者ですが聴けば妙に納得、「それがやりたかったんかぁ」と思わせる作品です。ほんと、「Mr.Tambourine Man」と「霧の5次元」なんて良く言ったもんです。唯一変わらないのはグッドメロディーとグッドハーモニー!これは一緒にやってた初期Cosmicsから変わってません。
Danielは今年の7月に新作をリリースした模様。僕はまだ未聴ですが、もちろんチェックします!Cosmicsも早く新作を!!