Great Big Yes!!

引っ越ししました。
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2010年私的ベストアルバム。<旧譜編>

2011年02月16日 | 年間ベスト。




1位. Matt Maher / Empty & Beautiful (2008)
 年明けにも一度取り上げましたが、Five For Fighting絡みで色々チェックしてたら出会った1枚。クリスチャンロックということで歌詞の内容がモロに宗教的な内容ですが、英語に疎い僕としては単にポップな良い曲として聴こえます。。

2位. Shawn Colvin / These Four Walls (2006)
 このブログではあまり女性アーティストを取り上げたことが無いので意外かもしれませんがShawn Colvin好きなんです。とは言うものの、このアルバムも発売は2006年と随分前で、ゆっくりとリリース済みの作品を追いかけていってる状態なんですけどね。このアルバム以降、Live盤とベスト盤が出たくらいなのでそろそろオリジナルを期待したいところ。。

3位. Works Progress Administration / WPA (2009)
 Toad The Wet SprocketのGlen Phillips、Nickel CreekのSean Watkins等が組んだバンドの作品。豪華ゲスト陣の存在もあって完成度も高く、各メンバーのこれからの活躍に期待せずにはいられません。そう言う意味でもこれを聴いてしまうとGlenのソロアルバムが聴きたくなってしまいます。。

4位. Ryan Adams / Easy Tiger (2007)
 昨年末に2枚組の新作をリリースしたRyan Adamsですが、相変わらずの多作ぶりには驚かされるばかりです。ボーッとしてたらこっちが追いつかなくなってしまい、Shawn Colvinと同様、後追いでじっくりチェックしています。作品の方はもちろん文句ナシ。。

5位. Matt White / Best Days (2007)
 何で知ったかすっかり忘れてしまいましたが、名前とジャケットだけ覚えていてセール品だったこともあり購入。やっぱり覚えているということは良いことだと、ここでも確信しました。Geffin RecordsだしRon FairだしJack Joseph Puigだし一部Benmont TenchとGreg Leisz参加だし・・・どうりで。。

6位. Rachael Yamagata / Elephants... Teeth Sinking Into Heart (2008)
 女性2人目のTOP10入り。やっぱりこの人の声は良いですね。派手さは無いけどじっくり聴かせてくれます。Ray Lamontagneとのデュエットあり。購入を検討されている方はコンセプトをキッチリと踏まえた2枚組で売られている輸入盤でどうぞ。。

7位. The Elms / The Great American Midrange (2009)
 待望の4枚目。前作で一旦離れかけた気持ちをキチンと繋ぎ止めてくました。正直言うと2nd「Truth, Soul, Rock & Roll」には劣りますが、この路線でもう一度頑張って欲しいです。そして次こそ2ndを追い抜いて欲しい・・・そう期待を抱かせてくれた1枚でした。。

8位. Landon Pigg / LP (2006)
 いろんな所で目にしたLandon Piggという名前と本人が座ってるアルバムジャケット。やっと初聴きしたんですが、あぁやっぱりいろんな所で見るはずだと納得しました。良くも悪くも若さが眩しいですがこれは2006年の作品ですし、2009年には次のアルバムも出てるんでチェックしてみないと。これからが楽しみなアーティストの1人です。。

9位. Switchfoot / Oh! Gravity (2006)
 一時期、自分の嗜好が変わったこともあって離れてたんですが、Jon ForemanのソロやSean WatkinsとのFiction Familyが良かったこともあって久しぶりに購入。Steve LillywhiteやJohn Fieldsが絡んでたのには驚きましたが、再びSwitchfoot熱が戻りそうな気がする1枚でした。。

10位. Matt Pond PA / Emblems (2004)
 特に気合いを入れて追いかけてるアーティストではないんですけど、何かの拍子に思い出した時にチェックしてます。なのでこのアルバムも結構前の発売分なんですが、今さらながら聴いてみました。なんだかんだ言ってこのMatt Pond PAに裏切られたことはありません。それにしても今回はMatt Maher、Matt White、Matt Pond PAと "Matt" づくしですね。。

2010年私的ベストアルバム。<TOP10編>

2011年02月13日 | 年間ベスト。




1位. The Silver Seas / Chateau Revenge
 予想を大きく上回る会心作でした。このアルバムでバンドの色っていうのがハッキリしたような気がします。とは言いつつも、曲者揃いのメンツなんで今後どうなるかは分かりませんけどね・・・1つ言えるのはお願いですからBrad Jones完全プロデュースでアルバムを作って下さい、ということです。自主レーベルからのリリースっぽいので入手困難になる前にぜひ。。

2位. Band Of Horses / Infinite Arms
 過去に一度触れたきりノーチェックだったアーティストなのに今になって思いっきりハマってしまうという、去年のFive For Fightingみたいなパターンです。どちらも共通してるのは当時あまりピンと来なかった割にはずっと印象に残っていたという点でしょうか。もちろん年を重ねて音に変化があったり、聴くこっち側の嗜好が変わったりっていうのもあるんでしょうけど、やはり音に説得力や訴えかける何かが無いと数年後まで印象に残ってるってことはあり得ないと思います。よって悪いのは鈍感な僕です。。

3位. Teenage Fanclub / Shadows
 貫禄のというか安心の1枚でした。超スローペースな活動なんですけどファンはみんな文句も言わず待つんです。期待を裏切らないから。まぁ自主レーベルになってからそのスローペースに更に拍車がかかってますが、また次のアルバムまで気長に待ちます。期待を裏切らないから。そう言えばレーベルを始めた頃のインタビューでB面集がどうたらこうたらという話をしていたんですけどどうなったでしょう?

4位. Guster / Easy Wonderfull
 独特なんですよね、メロディーも声もサウンドも見た目も。耳にこびり付くというか引っかかるというか、ホントにクセになってしまいます。それにしても独自路線を貫いた結果が結成20周年。日本での人気も一旦落ち着いた感じがしますが、彼らは今もまだ進化中です。。

5位. Justin Currie / The Great War
 ex.Del Amitriのボーカリストによるソロ2作目。もうバンド時代そのまんまっていう曲もあったりして古くからのファンも楽しめたアルバムだと思います。前作は1stということもあって明らかに "ソロ" っていう雰囲気でしたが今作はバンドっぽいギターサウンドも聴けたりもして、その辺りがDel Amitriを感じさせたのかもしれません。

6位. Against Me! / White Crosses
 そもそもこのバンドを知るキッカケとなったのは、Ben Leeが彼らの前作にあたるアルバム「New Wave」を丸ごと1枚カバーしたフリー音源を聴いてから。ホントに良い曲揃いでビックリしましたが、本家は更にスゴかった。ちなみにそのフリー音源。現在は公開されていないようですが、その中の1曲 "New Wave" はBen Leeの2009年発売のアルバム「The Rebirth Of Venus」の2枚組デラックス盤に収録されています。。

7位. Jesse Malin & The St. Marks Social / Love It To Life
 いつのまにかひっそりとリリースされていて危うく見逃しそうになりました。前作は国内盤もしっかりリリースされていたんですが、今作では一転インディーに戻っての再スタートとなったようですね。自由度が上がった分、より初期の頃の荒々しさやパワフルさが戻りつつあるような気がします。バンドメンバーとの相性も良さそう。両方のファンに怒られそうな気がしますが・・・実は一瞬Weezerが頭をよぎりました。。

8位. Crowded House / Intriguer
 付属のDVDが良かったですね。こういったDVD付きってホントにオマケ程度の内容のものが多いんですが、本作はスタジオライブが8曲、Auckland Townhallでのライブが2曲、PVが1曲と盛りだくさん。スタジオライブの出来も凄まじく、これは日本でライブが観たいと思わずにはいられません。Auckland Townhallでの "Don't Dream It's Over" もホントに良かった。。

9位. Superchunk / Majesty Shredding
 この人達ももう随分と活動歴が長いと思うんですが相変わらず年相応に枯れることも無く、むしろ今になって若々しさを取り戻しつつあるような気さえします。こういったストレートなギターロックをもっと若手のバンドがやってもいいんじゃないかとも思うし、多分世界中にいっぱいいるんでしょうけど、やっぱり今の業界じゃなかなか表に出て来れないのかな。。

10位. Josh Rouse / El Turista
 すいません。購入前からどんな内容であっても10枚の中には入れようと思ってました。もう完全にエコ贔屓です。聴く頻度も前作と比べれば圧倒的に少ないんですけど、一旦CDを再生するとJosh Rouseの声だけで最後まで聴けてしまいます。。
 今後どうなるんでしょう?もう全く分かりません。このまま当分ワールドミュージックのスタイルで行きそうな感じもしますし、また全く別のことをしそうな気もしますし。個人的には何が来ても彼の声だけである程度は大丈夫かなと今回の作品で思いましたが。まさかインストは無いでしょうし。いや、もしかしたら。。

2009年私的ベストアルバム。<番外編>

2010年01月17日 | 年間ベスト。
<旧譜編>からの続きです。。

Josh Rouse / Valencia EP (4曲入り、デジタルリリースのみ)
収録曲 / 01.Valencia / 02.Magdalena / 03.Easy Street / 04.Fiesta Morena

 昨年の10月にリリースされたJosh Rouseの新作。全4曲のEP、しかもデジタルのみということで、アルバムに収録されるだろうからそれまで待とうかとも思いましたが、やっぱり待ちきれずにiTunesにて購入しました。。

 ちょっと驚きました。前々からそんな傾向が無かった訳じゃないんですが、ここに来ていよいよ全開にしたかと。かなりキューバ、ブラジルな感じ。あとスペイン。CD屋に行ったらワールドのコーナーに置いてそうな音とでも言いましょうか。歌詞がスペイン語?ポルトガル語?よく分かりませんが英語じゃないということは確かです。。
 気になったのでオフィシャルのHPをチェックしてみると、1曲目 "Valencia" はアルバムからの先行トラック、2曲目 "Magdalena" と3曲目 "Easy Street" はアウトテイク、4曲目 "Fiesta Morena" は「Bedroom Classics Closet Archives site」っていう会員制のようなサイトがあって、そこではほぼ毎月何かしらの新曲が配信されているんですが、そこから選ばれたインスト曲のようです。。

 また次のアルバムについて書いてあるページがあって。あまり英語がわからないのでアレなんですが、気になった単語を拾い出してみると・・・

Cuba, Brazil and Africa, as well as Nashville . . .
recorded with Rouse’s longtime producer and close collaborator Brad Jones . . .
Afro-Cuban groove, recall Paul Simon . . .
inspired by the Congo music anthology Roots of Rumba Rock . . .
like a Joao Gilberto bossa nova from the ’60s . . .

などが書かれてありました。やっぱりかなり意識してそっち方面に持っていったんだなということが分かりますね。スペインに移住して、そういう音楽に直に触れる。ミュージシャンなら当然影響は受けるだろうし、なんか昔からその手のジャンルが好きそうだし。。
 で、気になるのはやはりBrad Jonesの名前でしょう。正直、ボサノヴァならともかく、キューバ音楽やアフロなどほとんど馴染みが無いので、その辺りはBrad Jonesを通すことによって取っ付きやすくしてくれそうな気がします。むしろ期待の方が遥かに大きいです。。

 とにかく、Josh Rouseの新作がもうすぐ出ます。INT盤が2/22、US盤が3/9予定です。日本でも今のところHMVではINT盤、amazonではUS盤が予約受付中です。お値段的にはUS盤がお得なので、約2週間ほどずれ込んでるその間はジーッと我慢ですね。。

Josh Rouse MySpace ( "Valencia" 試聴あり)
www.joshrouse.com


 これで「2009年私的ベストアルバム。」は終了です。次回からは予定通り<TOP10編>で選んだ10枚の簡単なレビューに移りたいと思ってます。そんなわけで、次回、1位のFive For Fighting「Slice」に続く。。

2009年私的ベストアルバム。<旧譜編>

2010年01月12日 | 年間ベスト。
<11~20位編>からの続きです。。

01位. Jakob Dylan / Seeing Things
02位. Low Stars / S.T.
03位. The Storys / Town Beyond The Trees
04位. Matt Nathanson / Beneath These Fireworks
05位. The Silver Seas / High Society
06位. Jackie Greene / American Myth
07位. Hayes Carll / Trouble In Mind
08位. Sean Watkins / Blinders On
09位. Roger Joseph Manning Jr. / Catnip Dynamite
10位. Daniel Wylie / Car Guitar Star
(09年に購入した旧作のオリジナルアルバムに限る。大御所アーティストは除く。)

 旧譜編の順位は、単純に聴いた回数が多い順番です。上位の作品はともかく、実は一番聴いた旧譜はGlen Campbell「Meet Glen Campbell」やFreedy Johnston「My Favorite Waste of Time」といったカバーアルバムなんですけどね。あとLucinda Williams「Little Honey」とかWillie Nileの再発盤「Places I Have Never Been」とか。。
 09年の目標は "旧譜を聴く" だったんですけども、そんな時に限って新譜で気になるものがたくさんリリースされるわけです。そのわりにはなかなか充実してた気がします。もちろんチェック出来なかったものもたくさんあるので、その辺は今後のお楽しみと言うことですね。。

 ほとんどのアルバムは以前にこのブログでちょこっと紹介したので、余裕があればまた改めて、ということでご勘弁を。ただやはり何といってもLow StarsとThe Storysですね。僕の中ではほぼ理想的な音です。"良いメロディーとハーモニーがあれば他に何も要らない" を地で行く両バンドの次作がホントに楽しみ。。そしてその2つより聴く回数が多かったJakob Dylan。次はバンドか?それとも再びソロか?こちらも今後が気になるところです。。

<番外編>に続く。。

2009年私的ベストアルバム。<11~20位編>

2010年01月08日 | 年間ベスト。
<TOP10編>からの続きです。。

11位. Pete Yorn / Back & Fourth
12位. Bleu / A Watched Pot
13位. Train / Save Me, San Francisco
14位. Ben Lee / The Rebirth Of Venus
15位. Wilco / Wilco (The Album)
16位. Rhett Miller / S.T.
17位. Howie Day / Sound The Alarm
18位. Ben Kweller / Changing Horses
19位. Fiction Family / S.T.
20位. Son Volt / American Central Dust
(09年に発売・購入したオリジナルアルバムに限る。大御所アーティストは除く。)

 10位以下はあまり考えずにサッと順位をつけています。11月、12月あたりに購入したWilco、Son Volt、Pete Yornなどは単純に聴き込み不足ですね。その割にPete Yornの新作は何かしら惹かれるものがありました。女優Scarlett Johanssonとのコラボ作の方も近いうちにチェックしたいところです。。

 BleuとBen Leeは、共に隙のない音作りとポップな楽曲はさすがと言ったところ。ただ前の記事でも述べたように今の僕のモードがこっちじゃなかったと。しばらくすると「10枚に入れとくべきだった」と後悔しそうなパターンでもありますが、むしろそう思わせてくれるほどの良盤です。。Wilcoの方はファンの間でも評判なようで、聴いてみると確かに今までよりポップな感触があります。個人的には3枚目の「Summerteeth」が好きなのですが、そのアルバム前後の頃が蘇ってくるような感じ。来日も決定したようで、これから盛り上がるでしょうね。。

 Trainに関してはこのアルバムが初聴き。これに収録されている "Hey, Soul Sister" という曲をたまたま何かで聴いて、完全にツボに入ったからなんですが、CDのライナーを見てビックリ。プロデューサーがMartin Terefeでした。お見事。。またMartin Terefeで言えば、Howie Dayのアルバムにも絡んでいます。ただちょっと勝手に期待し過ぎて、聴く前にかなりハードルを上げてしまいました。反省。。
 Rhett Millerの3枚目となるソロはやや落ち着いた印象を持ちました。ソロも3枚目とあって、気負わず好きなように、といった感じでしょうか。あいかわらずJon Brionが参加しているのが嬉しい。。

 カントリーに挑戦したBen Kweller。Pedal SteelやDobroを使ってはいるものの、良くも悪くもいつものBen Kwellerだなと思いました。。Nickel CreekのSean WatkinsとSwitchfootのJon Foremanによるユニット・Fiction Familyは09年の始めの方に購入してよく聴いていた1枚。このユニットが続くかは微妙な感じですが、今後のそれぞれに注目したいところ。。Son VoltはミックスにJoe Henryが参加。今後その辺も加味しながら更にじっくり聴きたいです。。

<旧譜編>に続く。。