Great Big Yes!!

引っ越ししました。
http://great-big-yes.blogspot.com/

5/20~5/26のiPod。

2007年05月28日 | プレイリスト。(休止中)
○Jon Brion / Meaningless
○Monta / Monta
○Ross Rice / Umpteen

 Jon Brionの唯一のソロアルバム「Meaningless」。最近は入手しづらい状況になっているようですが、気が付けばリリースから約7年も経っている訳で・・・。
 凄腕のミュージシャンを集め、セルフプロデュースでやりたいようにやり、ジャケットはThe Beatlesの「White Album」に似せた「Blue Album」とでも言えそうなデザインで、収録曲の最後にはCheap Trickのカバー「Voices」。ここ数年は映画音楽でのクラシックのアレンジやヒップホップのアルバムをプロデュースしたりと、その才能は多ジャンルに渡ってフル回転していますが、やっぱりこの人の基本はロックなんだなぁと。。
 映画「エターナル・サンシャイン」や「ハッカビーズ」等のサントラに収録されているソロ名義の曲も良いですが、やっぱり純粋な2枚目のソロアルバムを期待したいですね。Roger Manning Jr.のように裏方から一気に自分が主役という表舞台に出て来てほしいですが、この人のやりたいことはそんなことじゃないんでしょう。もっとデカイことを考えてそうだし、実際やってしまいそうな雰囲気を醸し出しているし。。

 ちなみにちょっとニュースを。。Sean Lennonの単独公演が11月に決定した模様です。(詳細はコチラ) 大阪も2日間あるようなので行けそうな予感。Billboard Live Osakaという新しく出来たライブハウスのようです。その名の通りBillboard系の会社が運営してそうですが、ブルーノートに近い形なのかな?実際、公演予定のアーティストは魅力的だし、これから色々なツボをついたアーティストを呼んでくれそうなので期待大ですが、チケット高い。。

BGM : Sean Lennon / Friendly Fire

音楽の魔法。

2007年05月25日 | ひとり言。
 今日でこのblogも丸2年となりました。我ながらよく続いてるなぁと思います。最初の頃の記事を改めて読み返すと、訳もわからずテンションが高くて色んな意味で若いです。音楽経験も、文章能力も、そして当たり前ですが年齢も。。

 音楽経験。。やはりこの2年の間に聴いた量が単純に多くなったと言えるかな?確かに今までの人生の中で1番CDを購入した2年間でした。音楽シーンが活気づいたことにより素晴らしい新人がたくさん出現、さらには往年の名バンドが再結成を果たし、それに伴い過去の作品がリマスター&ボートラ付きで出直す・・・なんてのが毎月毎月星の数ほどリリースされてる。全てを追いかけるつもりは毛頭ありませんが、好きなもの、気になったものだけをピックアップしてもその数は膨大。これだけ聴いてもまだ追いつかないこの現状。これってよくよく考えると異常な状態かもしれませんね。ちょっと冷静にならないと、と思いつつも欲望に負けてしまう今日この頃。。

 文章能力。。これはもうどうにもならない。ただただ、このblogを訪問してくれて記事を読んでくれる人に対して少しでも僕の言いたいことが伝わるように頑張るだけ。でも最近は色々考え過ぎて余計にわかりにくい文章になりつつあるなぁと実感してます。そう言う意味ではblogを始めた頃の訳のわからないテンションで突っ走った文章の方が、その興奮度合いが嫌でも相手に伝わって良いのかなぁという気も・・・日々精進します。。

 年齢。。この歳になっても熱中出来ることがあって幸せだと思います。端から見れば音楽好きで、しかもかなりのオタクの部類に入ると思いますが、それでもいいです。多分というか絶対に死ぬまでこの趣味は変わらないでしょうね。。これぞまさに音楽の魔法!!

 今日で丸2年。文字通り青二才ですが、これからもよろしく。。

BGM : Jason Falkner / Everyone Says It's On

5/13~5/19のiPod。

2007年05月19日 | プレイリスト。(休止中)
○Future Clouds and Radar / Future Clouds and Radar
○Neal Casal / No Wish To Reminisce
○Owsley / The Hard Way
○Ben & Jason / Emoticons

 1週間振りの記事投稿となりました。今週はいつもより少し忙しい日々だったように思います。仕事以外に家でもやることは山積みで、その作業中に音楽を聴き流してました。Colin BlunstoneのソロやTelevisionなどジャンルはおかまいなしに70年代のものが中心。随分と聴いてなかったのですが、やっぱり良いものは良いですねぇ。新しい発見もあったりなんかして楽しかったです。こういう眠ったままのCDを引っ張り出してくる作業を年に数回はやらないと宝の持ち腐れだな。。

 Neal Casalのライブに一度は行ってみたいです。例によって日程がなかなか合わずに毎回悔しい思いをしています。歳を取れば取るほど興味を持つ音楽の幅は広がり観たいライブも増えるのに、仕事の方はどんどん忙しくなってなかなかライブを観に行く時間が作れない・・・というのはもう仕方の無いことなんでしょうねぇ。。

BGM : Television / Marquee Moon

5/6~5/12のiPod。

2007年05月12日 | プレイリスト。(休止中)
○Josh Rouse / Nashville
○Everybody Else / Everybody Else
○Cotton Mather / Kontiki
○Paul Weller / As Is Now

 「購入履歴」の方ではまだ紹介していませんが、既にBGMなどでチラチラ登場してるex.Cotton MatherのRobert Harrisson率いるFuture Clouds and Radar。最近はそのアルバムに圧倒されまくりな日々を送っています。。
 Cotton Mather時代のアルバムも同時に聴いているんですが、個人的にはFuture Clouds and Radarの方が好きかもしれません。もしかしたら新鮮さがある分よく聴こえてしまっているのかもしれませんが、それにしては2枚組というボリュームを聴き続けることが苦になってませんね~。やりたい放題という言葉がしっくりくる、そんなロックアルバムです。。

BGM : Cotton Mather / The Big Picture

Ben & Jason / Emoticons

2007年05月07日 | 今日の一枚。(旧版)
 現在のイギリスにおいて美メロバンドと言えば一般的にはColdplayになるんでしょうか?先頃、会心の新作をリリースしたTravisが休んでいる間に一気に代表格にまで登り詰めたようですが、やはり90年代後半を知っている者にとって英国産美メロバンドといえばTravisになる訳で、今回の新作ではその証明をキッチリ聴かせてくれており評判も良いようです。。


 その裏ではBen ParkerとJason Hazeleyという2人からなるユニット・Ben & Jasonがいました。1999年にGo!Beatからミニアルバム「Hello」でデビュー。同年には今回紹介する1stアルバム「Emoticons」がリリースされました。。
 このデビューの時点で既に新人離れした完成度を誇っています。TravisのFranやRadioheadのThom York、はたまたNick Drakeなどを思わせるファルセットを用いた儚げなBenのVoと、サウンド全般を取り仕切るJasonのコンビが生み出す楽曲は泣き所満載。これぞ英国産と言える美メロの応酬です。ある意味、典型的なイギリスの音楽と言えるかもしれません。。
 楽曲のアレンジはアコギ、ベース、鍵盤類、ストリングスといった感じ。特にストリングスのアレンジに関しては名の知れたアレンジャーを起用し相当なこだわりを持っていたようです。あと重要なのはほとんどの曲でドラムが鳴っていないということ。バンドらしさのあまり感じられない仕上がりとなっていて、それが爆発的に売れなかった原因なのかもしれませんね。。

 1曲目からしてレベル的に相当ぶっ飛んでいる訳ですが、ファンの間で人気が高いのは2曲目の「Air Guitar」。昨今のエアギター・ブームを予測してたかのようなまんまのタイトルですが、これがメロディー、アレンジ共に秀逸。適度に哀愁があり適度にポップ。。
 「英国産美メロ」と言えばその土地柄からかイメージ的に少し曇ったような哀愁漂う切ないメロディーが特色ですが、その中にあってこの「Air Guitar」のように雲の切れ間から少し太陽が顔を出したかのようなポップな楽曲が入ってくると、ものすごく栄えてくる訳で、Coldplayの「Yellow」、Tarvisの「Turn」や「Flowers In The Window」など名曲と言われる曲は僕の中でどれもそんなイメージを感じさせてくれます。つまり「Air Guitar」は名曲。。

 もちろん名曲がそんなイメージばかりとは言いません。このアルバムに関しては他にも涙腺を刺激してくれる名曲がたっぷり収録されています。個人的には6曲目「What I Meant To Say」に涙を誘われます。この楽曲は完全に曇り空、いやっ、雨が降っているような曲ですが哀愁の極致とでも言えるような泣きのメロディーで溢れています。BenによるファルセットのVo.も効いています。。
 そして続くタイトル曲でもある7曲目「Emoticons」で晴れ間が覗く訳です。この流れがこのアルバムの中で1番好きな瞬間です。どんなアルバムでもそんな瞬間っていうのがあると思いますが、最近のシングル指向のベスト盤やコンピ物の乱発、デジタルダウンロードでは絶対に味わえない瞬間ですね。。
 以降も唯一まともにドラムが入っている11曲目「Dear Sally」や壮大なオーケストラ・アレンジが映画音楽を聴いてるような気にさせてくれるワルツ調の12曲目「I'll Always Want You」などなど、全13曲、どれをとっても美メロ美メロ美メロ。。


 その後、彼らは2nd「Ten Songs About You」、3rd「Goodbye」をリリースし解散してしまいました。解散後の2人はと言うと、Ben Parkerは今も音楽を続けているようです。最近はソロで活動しているようで彼のMySpaceではデモ音源がアップされていますが契約はまだ無いようです。少し前にはLux Lutherというバンドもやっていた模様。こちらはMyspaceもあるようですが、ほとんど更新されていません。。
 驚くべきは見事なサウンドアレンジを聴かせてくれていたJason Hazeley。彼は現在テレビのためにコメディーを書いているようです。いわゆる放送作家でしょうか?はたまたモンティパイソンを目指しているのでしょうか?まぁ才能がある人なので何でもこなせると思いますが、出来ればもう一度、Benと組んで再びあのサウンドを聴かせてほしいもんです・・・


■Ben & Jasonリンク集■
Ban & Jason MySpace : 4曲試聴可能。「Air Guitar」のデモVer.あり。
Ben Parker MySpace : Ben Parkerのソロ。4曲試聴可能。
Lux Luther Myspace : Ben Parker参加のバンド。4曲試聴可能。
@TOWER.JP : ラストアルバム「Goodbye」が約30秒ずつ試聴可能。