■オススメ曲■
1曲目 "A Whole Lot Better" / 7曲目 "Poised and Ready" / 11曲目 "Borrow"
個人的には過去の3作と比べてもベストのアルバムだと思います。前作「The Alternative To Love」はあまり聴かなかったのが正直なところ。完成度はあいかわらず高かったものの、何となく弾け切れてない感覚を持っていました。が、4枚目の今作でその鬱憤も解消です。。
Jack Whiteと共にThe Racoteursを結成したときは驚きましたが、それによって知名度が格段に上がったのは良かったし、ファンとしても嬉しかった。またそのThe Racoteursのアルバムの中にはBrendan印とでも呼べそうな楽曲がいくつか聴けたこともあって、俄然ソロアルバムへの期待が膨らんだものです。。
そして届けられた待望の新作。今までの総決算的なアルバムのように感じます。1stの弾けっぷり、2ndの勢い、3rdの完成度、その全てを網羅したアルバムとでも言えば良いでしょうか。アルバム後半に差し掛かっても楽曲の力強さが全く衰えないのがスゴい。むしろ後半へ向けて、より良くなっていくのが今のBrendan Bensonの実力を表していると思います。。
もちろんThe Racoteursからの影響も随所に聴き取れ、寄りロックな方向にシフトしているのもその表れかもしれませんね。Jack Whiteという希代の才能との共同作業など、様々な経験を糧に着実にステップアップしているようです。プロデューサーにGil Norton、ミックスにDave Sardyという人選も今回の路線にはピッタリとハマった感があります。。
ちなみにリリース元のATO Recordsは、昨年の09年だけでもBrendan Bensonをはじめ、Ben Kweller、Fiction Family、The Fireman等をリリース。他にもMy Morning JacketやRodrigo Y Gabriela、Crowded House、Patty Griffin、Gomezなども手掛けており、今後も要注目なレーベルです。。
Brendan Benson - A Whole Lot Better
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