Great Big Yes!!

引っ越ししました。
http://great-big-yes.blogspot.com/

The Autumn Defense / Once Around (2010)

2011年04月28日 | 今日の一枚。(新版)

■オススメ曲■
1曲目 "Back Of My Mind" / 4曲目 "Huntington Fair" / 9曲目 "Don't Know"

 WilcoのJohn StirrattとPatrick Sansoneのサイドプロジェクトによる4枚目。今作からBrad Jonesがメンバーから外れてゲスト扱いに、またゲストとしてGlenn Kotcheが参加しています。。

 1曲目からして「今までと何か違うなぁ」と思いました。元々じっくり聴かせるタイプの曲が多いバンドですが、今作では少しアップテンポな曲も合間に入っていて飽きないです。何よりお得意のスローテンポな楽曲がそのクオリティーも相まってますます栄えて聴こえます。PatrickとJohnの2人によるハーモニーも相変わらず息がピッタリ。今までよりも更にメロディーやアレンジに英国産のニオイがするところもスゴく良いです。。
 Brad Jonesの参加が1曲に留まったのは残念ですが、注目は前作でもストリングスを手掛たChris Carmichaelの存在。Josh Rouse、David Mead、Landon PiggやMatt Maherなんかの新作も手掛けている人で、アルバムの雰囲気を壊さない良い味付けをしてくれています。。

 Wilcoにも引けを取らないクオリティーですが、やはりここに収められている数々の楽曲はThe Autumn Defenseでしかあり得ないものになっています。今まで以上にバラエティにも富んだ、よりポップな印象を持ったアルバムです。個人的にはThe Autumn Defenseの作品の中で1番好きかな。。



MySpace / ■Official HP / ■YouTube Cahannel

The Decemberists / The King Is Dead (2011)

2011年04月21日 | 今日の一枚。(新版)

■オススメ曲■
2曲目 "Calamity Song" / 6曲目 "Down By The Water" / 9曲目 "This Is Why We Fight"

 通算6枚目となる作品で、名前は知っていたものの個人的にはこれが初聴きになります。本国アメリカではビルボードでNo.1を獲ったらしく注目度も高いようです。ゲストとしてREMのPeter Buckが参加しています。。

 メロディの良さ、ボーカルとそれに重なるハーモニーは申し分なし。全体的にどこか哀愁を帯びたサウンドもツボです。また基本的にはフォークロックを主体としてると思うんですが、聴く前に想像していたよりも意外にロック色が強くて嬉しい驚きでした。どうやら今作は特にそんな感じになっているようです。。
 個人的な好みで言うと、これ以上フォーク色が強くてもトラッド色が強くてもカントリー色が強くても多分敬遠してしまってたと思うんですが、このアルバムはそのバランスが絶妙。初期REMなんかが引き合いに出されているのも納得ですし、曲によってはToad The Wet Sprocketなんかも思い浮かびました。。

 全ての作品を聴いてきた訳ではないので、このバンドの本質はもっと違うところにあるのかもしれません。過去の作品がどの程度の "濃さ" なのか気になるところですが、とにかく初聴きがこのアルバムで良かったなと思います。これくらいがちょうど良いです。。



MySpace / ■Official HP / ■YouTube Channel