■オススメ曲■
1曲目 "Princessa" / 2曲目 "Emotion Machine" / 5曲目 "The Lie In Me"
現在の活動が本当に充実したものなんだろうなという雰囲気が如実に表れていると思います。アルバム1枚を通して勢いが感じられるというか何というか。一時期の不遇の時代を少しでも知っている者からすれば、考えられないくらいの活動っぷりは嬉しい限り。いや、Jasonの音楽活動に対する熱量は当時から変わってなくて、周りが変わったと言った方が正しいのかな。。
07年に約8年ぶりのアルバム「I'm OK... You're OK」をリリースしてから現在までの2年間っていうのは、今までずっと溜まってた鬱憤を次から次へと吐き出した期間だったんじゃないかと個人的には思っています。今回の「All Quiet On The Noise Floor」にしても、製作期間は半年ほどと短期間で作られたようで、もう勢いに乗ってパッとやっちゃいたかったのかなと。。
それができるのも、自分の作った物がちゃんとリリース出来るっていう状況があってこそで。これまで散々悩まされ続けて来たその辺の心配が、少しでも解消されたってことはかなり大きいんだなと思いました。。
アルバム自体の内容については、言うまでもなく素晴らしいです。いわゆる "Jason節" は健在。その一癖も二癖もある "Jason節" があるからこそ飽きずに聴けるという事であり、他のアーティストと一線を画す個性となっている・・・っていうのはもう散々聞き飽きた感想ですね。。
リードトラック的扱いになっている "My Home is Not a House" は、97年発売のコンピ「Yellow Pills vol.4」や01年発売のデモトラック集「Necessity: The 4-Track Years」にもバージョン違いではありますが収録されていました。意地悪な見方をすれば「そんな古いの引っ張り出さなくても他に曲が無かったのかよ」と言えなくもありませんが、曲が無いということはJasonに関してはあり得ないかなぁと。過去にこだわる人でも無さそうだし。よっぽどの思い入れがこの曲にはあったのかなと思いますが、実際はどうなんでしょうか。。
昔の未発表曲を引っ張り出すなら、個人的には他にもたくさん聴きたいものはあるわけで。"His Train" とか "Upside Down Frown" とか、それこそこのブログのタイトルに拝借した "Great Big Yes" とか・・・挙げ出したらキリがないほどです。でも聴けないんだろうなぁ。まぁデモの状態でも十分完成度は高いんですけどね。。
今後しばらくは日本での活動は落ち着きそうですが、この調子ならまた8年も待たされること無く5枚目、そして来日が期待出来そう。あとは本国アメリカでコンスタントにアルバムをリリース出来る状況になれば一番良いんですけどね。幸いにも「I'm OK... You're OK」が今月16日(サイトによって発売日は色々)にやっと発売されたようで、それが良いキッカケになればいいんですけど。ちなみに収録曲は日本盤と同じですが、"This Time" と "The Knew" の2曲が別バージョンとなっているようです。。
まぁ長々とアルバムに関係ないことばかり書いてしまいましたが、これから先のJason Falknerってのがどうなっていくのか非常に楽しみです。鬱憤を出し切ってある程度の勢いが収まったその時こそ、彼の真の実力と進化した姿を観れるんじゃないか?そしてそれは次の5枚目のアルバムがポイントになるだろうし、僕もそこで確認したい・・・そういう想いを込めて昨年の
私的ベスト10では上位に選びませんでした。未だ見ぬ5枚目のアルバムがきっと上位に来るだろうと。まぁあくまで個人的な想いですけどね。。
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