Great Big Yes!!

引っ越ししました。
http://great-big-yes.blogspot.com/

2/18~2/24のiPod。

2007年02月24日 | プレイリスト。(休止中)
○America / Here & Now
○The Frank And Walters / Best Of The Frank And Walters
○Martin Newell / The Greatest Living Englishman
○Gin Blossoms / Major Lodge Victory
○Soul Asylum / The Silver Lining
○Splitsville / Incorporated

 最近は家では今年に入って新しく購入したアルバムを、外出時には去年購入したアルバムを中心に聴くというようなスタイルになっています。そんな中、家でも外出時でも聴いているという別格の扱いになってるのがAmericaの新譜。このblogでも事あるごとに「良い!」と言ってきてますね。しつこいくらいに。でも購入して1ヶ月以上経ちますが、いまだにヘビロ中というのは久しぶりかも。また「今日の1枚。」でも紹介したいと思います。。
 もうすぐ新譜が一般流通に乗り容易に入手可能となるThe Frank And Walters。相変わらずこの季節にハマる蒼い音。新譜が楽しみです。。

2/11~2/17のiPod。

2007年02月17日 | プレイリスト。(休止中)
○Travis / Singles
○Sloan / Never Hear The End Of It
○America / Here & Now
○The Lodger / Grown-Ups
○The La's / BBC In Session
○Josh Rouse / Nashville

 今週はちょっと多めです。。新作が5月に発売ということで久しぶりに聴いてみたTravis。やっぱりGlasgowで商業的に大成功したバンドと言えばFranz FerdinandではなくてTravisを真っ先に思い浮かべてしまうわけで、その辺で微妙に年齢がばれるかな・・・笑
 とにかく美メロ満載。純粋にメロディーの良さだけでここまでビッグになったバンドは意外と少ないかも。サマソニ'03でのライブ、出来れば昔にテレビで観たレディングのライブのように野外で観たかったんですが、裏がBlurということもあって残念ながら屋内。でも最高でした。。その後、'04年に単独来日が決定、しかもオープニングアクトにJason Falknerという悶絶もののツアーだったもののVo.Franの体調不良により急遽中止という残念な結果に。。
 それ以来、ほぼ音沙汰なしの状態だったので久しぶりの新作が非常に楽しみです。季節的にも夏フェスでの来日がありそうですねぇ。個人的には前回の雪辱を果たすべく単独が観たいところではあります。。

BGM : My Morning Jacket / Z

Great Big Yes!!

2007年02月12日 | ひとり言。
 くどいようですが、遂に4月18日にJason Falknerの8年振りとなる新作アルバム「Shake Your Distraction」が世界に先駆けて、ここ日本でリリースとなります。ずっと信じて待ってた人、待ちくたびれた人、すっかり存在を忘れてた人、色々いると思いますが一度でもJason Falknerの名前を聞いたことがある人は迷わずチェックしましょう。そして今の今までそんな名前を聞いた事がなかった人は、これを機会にその名前を覚えていただきたいです。。

 このblogを始めようと思い立った時、結構すんなりとこの「Great Big Yes!!」というタイトルに決まりました。2001年に日本のAir Mail Recordingsからリリースされたデモ&カバー集「Everyone Says It's On」のDisc-Me1曲目に収録されている未発表曲。歌い出しは・・・"Hello! Can you hear me?"(ハロー!聴こえる?)。。
 相変わらずのデモとは思えないクオリティの高さに驚きつつ、「Great Big Yes」という曲名が妙に心に残ってしまいました。簡単な英語なのにどう訳したら良いものか・・・。直訳すれば「めっちゃでっかいハイ!」ということ?要は外国人がよく物事が上手く行った時に「イエス!」というような感じなのかなぁと勝手に解釈しつつ、これは自分のblogタイトルにはピッタリだなと思ったわけです。名盤、良盤など素晴らしい音楽に出会えた時は心の中で「よっしゃ~!」と叫んでいるようなもんですから。笑

 前置きが長くなりました。が、これからもっと長くなりますよ~。

 そもそもJason Falknerを知ったのはJellyfishがキッカケ。その時点では「元」Jellyfishという認識しかなかったものの、後々になってあらゆるところで彼の名前を目にすることになりました。。
 なんと言っても1996年。Brendan Benson「One Mississippi」、Eric Matthews「It's Heavy In Here」、そしてJason Falkner「Author Unkown」の3枚がリリースされた年です。今となってはアメリカの新世代パワーポップ系シンガーソングライター時代の始まりを告げた重要な年となっています。パワーポップが好きなら一度は通るであろう系譜ですね。そしてこの3枚全てに絡んでいるのがJason Falkner。つまり彼がいなければこの年は成立しない。。

 こんな事を言っておいて何ですが、僕は完全に後追いです。Jellyfishがデビューした1990年といえば小学生、2ndがリリースされた1993年でさえ中学生。1996年は高校生ですがまだ洋楽には汚染されずにいた時期にあたります。どこでどうなってこんな大人に成長したのかわかりませんが、今となってはこの時代をリアルに体験できなかったことが悔やまれます。。

 話が逸れました。この辺りでJason Falknerの経歴というかアルバムのリリース歴を簡単にご紹介してみましょう。Jasonがバンドメンバーとして参加、もしくはソロでのリリースというアルバムに限らせてもらいます。もう知ってる人は飛ばして下さい。。

1998年 : Three O'Clock / Vermillion(3rd)
1990年 : Jellyfish / Bellybutton(1st)
1994年 : The Grays / Ro Sham Bo
1996年 : Jason Falkner / Author Unknown(1st)
1999年 : Jason Falkner / Can You Still Feel?(2nd)
2001年 : Jason Falkner / Everyone Says It's On(デモ&カバー集)
2001年 : Jason Falkner / Necessity : The 4-Track Years(デモ集)
2001年 : Jason Falkner / Bedtime With The Beatles(インストカバー集)
2004年 : Jason Falkner / Bliss Descending(ミニアルバム)
2006年 : TV Eyes / TV Eyes

 一見すると意外にリリースが続いていて順風満帆のようにも見えますが、1999年の2nd以降、2004年のミニアルバムまで全て過去にリリースした曲のデモもしくはカバー曲でのリリースとなっています。一概に順調とも言えないですね。しかも同じく2nd以降はThe Beatlesのインスト集以外、全てインディーからのリリースとなっています。TV Eyesに至っては本国アメリカでさえリリースされていません。日本のみ。おそらく次のニューアルバムも・・・。
 その代わりと言ってはなんですが、様々なバンドなりアーティストのアルバムへのゲスト参加やプロデュースなどをやっています。有名どころでは2005年のPaul McCartney「Chaos And Creation In The Backyard」や2004年のAir(France)「Talkie Walkie」へのゲスト参加。Paul McCartneyの作品への参加は、先の「Bedtime With The Beatles」を聴いたPaulがそのアルバムを気に入り、プロデューサーのNigel Godrich(2ndのプロデューサー)が引き合わせたとのこと。(ちなみにこのアルバム、この先僕が結婚して子供が出来るようなことがあれば胎教音楽と子守唄代わりとして聴かせる予定でもあります。笑) Airに関してはバンドメンバーとしてサマソニで来日してましたねぇ。他にもBeckやTravisなどのビッグアーティストから、Brown Eyed SusansやMagnetなどのこれからというアーティストの作品への参加など、その活動の範囲は幅広く数も多いです。それはJasonの確かな技術とそれに裏打ちされた実力があってのこと。。

 そんな彼が遂に表舞台に帰ってくるんです。そしてその最初の舞台がここ日本。っていうか本国アメリカでのリリースは決まってるのかどうかも怪しいですが・・・。詳細はまだわからないものの、今回も今までの2作同様、全ての楽器・歌を1人でやってるんでしょう。プロデュースも本人じゃないかと思います。8年振りということで本人の気合いも半端じゃないはず。期待大ですね。。

 昨年のRoger Joseph Mannning Jr.のソロと単独ライブ、年末のAndy Sturmerが参加したL.E.O.とJellyfishのメンバーが大きく動き出しています。クラゲファンとしてはたまらない期間を過ごしているわけですが、いよいよ真打ちの登場となりました。予定通りならリリースまであと2ヶ月ほど。外見は静かに、内面は熱く、そんな感じで待ちたいと思います。。


MySpace : Jason Falkner MySpace
Fan Site : Jason Falkner.net(Official HPの役割もしてます)

    
LtoR : Author Unknown / Can You Still Feel? / Everyone Says It's On
    
LtoR : Necessity / Bedtime With The Beatles / Bliss Descending

2/4~2/10のiPod。

2007年02月10日 | プレイリスト。(休止中)
○Number Seven Deli / Falkner Street
○Cotton Mather / The Big Picture
○Ivy / In The Clear

 Jason Falknerの新作リリース決定の情報に終始浮き足立っている今日この頃です。
 久しぶりにIvyなんかを聴いてみたりしました。相変わらずDominique Durandは良い声してます。Tahiti80もそうですが、フランス人が英語で歌うといういうのに僕は弱いのかもしれません。発音の仕方がやっぱり違うんでしょうねぇ。。
 それはさておき、IvyはTahiti80のクアトロでのライブの時に一度観ています。フルバンドではなく、DominiqueがVo.、Andy ChaseがG.、そしてAdam SchlesingerがKey.というか小さな鍵盤がついた打ち込みの機械。それでドラムを自動演奏し、ベースは鍵盤で弾くという忙しそうな方法でしたね。残念ながら出来は良いとは言いがたいものでした。いっそのことアコースティックセットの方が良かったんじゃないの?って思ってしまう程に。Ivyの曲ってライブ演奏ではなかなか難しそう。本当に音のバランスが繊細でないと上手く伝わらないのかも。。

 余談ですがそのTahiti80のライブに行った時、やけに周りの人が僕の方見るなぁと思ったらデビュー前か直後のラブ・サイケデリコのボーカルさんが隣で踊ってたようです。友達に後で聞いて発覚しました。騒ぎが大きくならないように始まる直前に入ってきて、終わるとすぐに退散したようです。。

BGM : L.E.O. / Alpacas Orgling

James Iha / Let It Come Down

2007年02月05日 | 今日の一枚。(旧版)
 1曲目「Be Strong Now」を聴いた時の事は忘れられません。これがあのSmashing PumpkinsのJames Ihaか?と。。

 アルバムジャケットの時点ですでにそんな予感はしてたんですが、まさかここまでガラリとスタイルを変えてくるとは・・・。コッチの方が断然良い!と思いました。決して上手とは言えないし個性的でもないボーカルですが、妙に心に響いてきます。このサウンドとメロディーにはこの声しか考えられないというくらいハマってます。そして2曲目「Sound Of Love」が鳴り響いた時点で名盤の仲間入り決定。。

 Smashing Pumpkinsで鳴らされている歪んだギターとは対照的に、アコースティックサウンドに彩られたこのアルバム。一言で表すならば「ナチュラル」と言ったところ。アルバムジャケットの質感そのままのサウンドがぎっしり詰まっています。
 幅広い音楽趣味を持っているであろうJames Ihaの嗜好の中でもシンガーソングライター趣味が爆発したと言った感じかな。国内盤のライナーにも書いていますが、Jackson Brown、Neil Young、Robbie Robertson、Gram Persons、James Taylor等の影響が感じられます。本人は「それとは違う」「だって出来ないよ」なんて言ってますが・・・。もちろん真似事で終わってるわけじゃないところが、今なおこのアルバムが色褪せない所以ですね。。

 ゲスト陣も彼の交友関係からすれば当然と言ったところが勢揃いしてます。ex.Smashing PumpkinsのD'ArcyとMatt Walkner、Greg Leisz、Neal Casal、Nina Gordon (ex.Veluca Salt)、そして盟友とも言えるFOWのAdam Schlesinger。このアルバムを買ったキッカケもFOWのAdamが参加してたから。今でも2人の関係はあらゆるところで見られますが、最新のものとしては先日リリースされたばかりのAmerica「Here & Now」でしょうか。こちらも今回のJames Ihaのソロが好きなら間違いなくハマるアルバムです。ぜひ。。

 他にもSmashing Pumpkins解散後はA Perfect Circle、The Virgins、Vanessa and the O'sなどのバンドで活動していました。ちなみにThe Virginsはファンの間では伝説とも言えるバンドで、Ryan Adams、Evan Dando、Melissa Auf Der MaurそしてJames Ihaという豪華過ぎるメンツが集結したバンド。残念ながら何もリリースすることなく終わってしまった模様です。。
 またJames Ihaは日本とはかなり縁深いアーティストで、よく知られているのは日本名が「井葉吉伸」だということ、両親が日本人だということ、でもずっとアメリカ暮らしなので日本語はほとんどしゃべれないということ、といったあたりですね。そんなこともあってか、湯川潮音、つじあやの、Charaといった日本人アーティストに楽曲を提供していたり、映画「リンダ・リンダ・リンダ」のサウンドトラックを手掛けたりと活躍しています。。
 
 このアルバムの国内盤のリリースが'98年2月という事で、ちょうど9年前。さすがに国内盤は廃盤ですが、輸入盤はいまだによくお店で見かけます。これってこの手のジャンルのアルバムとしては実はスゴいことですよ。
 Smashing Pumpkinsの再結成には参加しないようなので、どうかソロアルバムをもう1枚作ってほしいところ。また違ったサウンドで驚かしてほしいものです。。

試聴:@TOWER.JP (Media Player / 各曲約30秒)