くどいようですが、遂に4月18日にJason Falknerの8年振りとなる新作アルバム「Shake Your Distraction」が世界に先駆けて、ここ日本でリリースとなります。ずっと信じて待ってた人、待ちくたびれた人、すっかり存在を忘れてた人、色々いると思いますが一度でもJason Falknerの名前を聞いたことがある人は迷わずチェックしましょう。そして今の今までそんな名前を聞いた事がなかった人は、これを機会にその名前を覚えていただきたいです。。
このblogを始めようと思い立った時、結構すんなりとこの「Great Big Yes!!」というタイトルに決まりました。2001年に日本のAir Mail Recordingsからリリースされたデモ&カバー集「Everyone Says It's On」のDisc-Me1曲目に収録されている未発表曲。歌い出しは・・・"Hello! Can you hear me?"(ハロー!聴こえる?)。。
相変わらずのデモとは思えないクオリティの高さに驚きつつ、「Great Big Yes」という曲名が妙に心に残ってしまいました。簡単な英語なのにどう訳したら良いものか・・・。直訳すれば「めっちゃでっかいハイ!」ということ?要は外国人がよく物事が上手く行った時に「イエス!」というような感じなのかなぁと勝手に解釈しつつ、これは自分のblogタイトルにはピッタリだなと思ったわけです。名盤、良盤など素晴らしい音楽に出会えた時は心の中で「よっしゃ~!」と叫んでいるようなもんですから。笑
前置きが長くなりました。が、これからもっと長くなりますよ~。
そもそもJason Falknerを知ったのはJellyfishがキッカケ。その時点では「元」Jellyfishという認識しかなかったものの、後々になってあらゆるところで彼の名前を目にすることになりました。。
なんと言っても1996年。Brendan Benson「One Mississippi」、Eric Matthews「It's Heavy In Here」、そしてJason Falkner「Author Unkown」の3枚がリリースされた年です。今となってはアメリカの新世代パワーポップ系シンガーソングライター時代の始まりを告げた重要な年となっています。パワーポップが好きなら一度は通るであろう系譜ですね。そしてこの3枚全てに絡んでいるのがJason Falkner。つまり彼がいなければこの年は成立しない。。
こんな事を言っておいて何ですが、僕は完全に後追いです。Jellyfishがデビューした1990年といえば小学生、2ndがリリースされた1993年でさえ中学生。1996年は高校生ですがまだ洋楽には汚染されずにいた時期にあたります。どこでどうなってこんな大人に成長したのかわかりませんが、今となってはこの時代をリアルに体験できなかったことが悔やまれます。。
話が逸れました。この辺りでJason Falknerの経歴というかアルバムのリリース歴を簡単にご紹介してみましょう。Jasonがバンドメンバーとして参加、もしくはソロでのリリースというアルバムに限らせてもらいます。もう知ってる人は飛ばして下さい。。
1998年 : Three O'Clock / Vermillion(3rd)
1990年 : Jellyfish / Bellybutton(1st)
1994年 : The Grays / Ro Sham Bo
1996年 : Jason Falkner / Author Unknown(1st)
1999年 : Jason Falkner / Can You Still Feel?(2nd)
2001年 : Jason Falkner / Everyone Says It's On(デモ&カバー集)
2001年 : Jason Falkner / Necessity : The 4-Track Years(デモ集)
2001年 : Jason Falkner / Bedtime With The Beatles(インストカバー集)
2004年 : Jason Falkner / Bliss Descending(ミニアルバム)
2006年 : TV Eyes / TV Eyes
一見すると意外にリリースが続いていて順風満帆のようにも見えますが、1999年の2nd以降、2004年のミニアルバムまで全て過去にリリースした曲のデモもしくはカバー曲でのリリースとなっています。一概に順調とも言えないですね。しかも同じく2nd以降はThe Beatlesのインスト集以外、全てインディーからのリリースとなっています。TV Eyesに至っては本国アメリカでさえリリースされていません。日本のみ。おそらく次のニューアルバムも・・・。
その代わりと言ってはなんですが、様々なバンドなりアーティストのアルバムへのゲスト参加やプロデュースなどをやっています。有名どころでは2005年のPaul McCartney「Chaos And Creation In The Backyard」や2004年のAir(France)「Talkie Walkie」へのゲスト参加。Paul McCartneyの作品への参加は、先の「Bedtime With The Beatles」を聴いたPaulがそのアルバムを気に入り、プロデューサーのNigel Godrich(2ndのプロデューサー)が引き合わせたとのこと。(ちなみにこのアルバム、この先僕が結婚して子供が出来るようなことがあれば胎教音楽と子守唄代わりとして聴かせる予定でもあります。笑) Airに関してはバンドメンバーとしてサマソニで来日してましたねぇ。他にもBeckやTravisなどのビッグアーティストから、Brown Eyed SusansやMagnetなどのこれからというアーティストの作品への参加など、その活動の範囲は幅広く数も多いです。それはJasonの確かな技術とそれに裏打ちされた実力があってのこと。。
そんな彼が遂に表舞台に帰ってくるんです。そしてその最初の舞台がここ日本。っていうか本国アメリカでのリリースは決まってるのかどうかも怪しいですが・・・。詳細はまだわからないものの、今回も今までの2作同様、全ての楽器・歌を1人でやってるんでしょう。プロデュースも本人じゃないかと思います。8年振りということで本人の気合いも半端じゃないはず。期待大ですね。。
昨年のRoger Joseph Mannning Jr.のソロと単独ライブ、年末のAndy Sturmerが参加したL.E.O.とJellyfishのメンバーが大きく動き出しています。クラゲファンとしてはたまらない期間を過ごしているわけですが、いよいよ真打ちの登場となりました。予定通りならリリースまであと2ヶ月ほど。外見は静かに、内面は熱く、そんな感じで待ちたいと思います。。
MySpace :
Jason Falkner MySpace
Fan Site :
Jason Falkner.net(Official HPの役割もしてます)
LtoR : Author Unknown / Can You Still Feel? / Everyone Says It's On
LtoR : Necessity / Bedtime With The Beatles / Bliss Descending