GBYCD-0055「夏の抜け殻vol.3」
■オススメ曲■
1曲目 "Get In Line" / 3曲目 "Believe It When I See It" / 12曲目 "Love Shines"
約3年ぶり12枚目のアルバム。プロデューサーにはMetallicaやBon Joviなどの作品を手掛けるBob Rock、バックバンドにはそのBob Rockがよく起用する凄腕のスタジオミュージシャン達が迎えられています。その中にはPaul McCartneyのバンドメンバーとして活動もしているRusty Andersonの名前も。。
最初の印象は「随分と聴きやすいアルバムだなぁ」ということ。熟成されたメロディーを軽快なアレンジで聴かせてくれていて、明るいし前向きなのが聴いてて分かります。Bob Rockによるプロデュースも、さすがに世界に名を馳せるプロデューサーだけあって、Ronの作風に合わせた丁寧な仕事です。。
ソングライティングに関しては本作でも言うことはありません。国内盤のボーナストラックとして収録されている "Love Shines" のアコースティックバージョンと、本編でのアレンジがしっかり施されたバージョンとを聴き比べてみても曲自体の魅力は変わらず。どんなアレンジにも耐えうる楽曲っていうのは本物の証拠ですね。。
前作「Exit Strategy of the Soul」は作品自体は素晴らしかったものの発売元のレーベルが全くプロモーションをしなかったらしく、随分とRon Sexsmith自身は失望し落ち込んだようです。そこから這い上がって作り上げた本作。Ronの数ある作品の中でも今までで1番一般受けするんじゃないかと思います。ホントにこれ以上無いくらい素晴らしいポップロックアルバムです。。
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遂に出ます。The Jayhawksによる待望の新作「Mockingbird Time」。発売日は今のところ地域や取扱店によって多少のズレがあるようですが、オフィシャルでは9月20日発売予定となっています。。
全12曲収録予定で、メンバーはMark Olson、Gary Louris、Marc Perlman、Karen Grotberg、Tim O'Reaganという最強布陣。再結成後はずっとこのメンバーでライブをしていたようなので当然と言えば当然ですが、Karen Grotbergの存在はやっぱり頼もしい限り。そもそも最強布陣とは言いながらこのメンバーでレコーディングはしてなかったはずなので、ますます今回の新作が楽しみではありますね。。
その再結成ライブでも披露されてた新曲 "She Walks in So Many Way" のアルバムバージョンが発売元のレーベルからYouTubeにアップされていたので載っけておきます。アルバムへの期待が高まる1曲です。。
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■オススメ曲■
1曲目 "Sorry" / 2曲目 "One Look at You" / 13曲目 "What Went Wrong"
作品としてはもう何枚目になるんでしょうか?30年近いキャリアを誇り未だ現役を続けるThe Smithereensの久しぶりのオリジナルアルバムです。。
プロデューサーには盟友Don Dixon、録音にはそのDon Dixonに加えMitch Easterという往年のファンやパワポ好きにはたまらない人選。タイトルは89年リリースのヒット作「11」に引っ掛けた「2011」、ジャケットの色合いもほぼ同じということで今作における気合いの入りようが伝わってきます。。
で、音がこれまたB級感丸出しのロックでカッコイイ。ここ数年の間、The BeatlesやThe Whoのカバー集をリリースした影響が色濃く出てます。もちろん過去の作品でもその片鱗は随所に聴き取れましたが、今回はあからさまにと言ってもいいくらい音作りはもちろん、ちょっとしたギターリフにも表れていて聴いてると妙に顔がニヤけて来たりも。。
日本ではほぼ無名の彼ら。もう少し見た目が良くて、もう少しメジャーな音作りをすればCheap Trickと肩を並べられたんじゃないかと思いますが、そうなると彼らの味が無くなってしまうのも事実。でもずっと楽曲本意でやってきたバンドがこうして未だ現役と言うのは1つの理想かもしれません。。
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