Great Big Yes!!

引っ越ししました。
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Ginger / Far Out

2006年02月27日 | 今日の一枚。(旧版)
最近、友達と「ロマン」について語った。男はいつまでたっても夢やロマンを追い求める、つまりは子供なのだが、女はあるときを境に現実を見るようになる。では何故男はロマンを求めるのか?それは精神的に弱いから。つまり現実逃避するため。美輪明宏氏は言う。「今まで強い男と弱い女を見たことがない」と。
人によって現実逃避の方法は様々ですが、僕の手段はやっぱり音楽かな?まぁ聴き入ってる間はその音楽の世界に逃避してます。悲しいかな強烈な音楽オタクに男が多いのは有名な話。さてこれからもどんどん逃げていこう。うん。

今日の逃避手段はカナダのバンド・Gingerです。ex.The Grapes Of Wrathのメンバーからなり、元気なロックバンドというよりもメロウな曲で泣かせてくれる感じのバンドです。カナダと言えばNeil YoungやJoni Mitchel、Ron SexsmithやSloanといった良質なアーティストが数多く出てきてますが、アメリカ人とはちょっと違った哀愁的なメロディーセンスにいつもやられてしまいます。その中でもこのGingerは哀愁と叙情性が全編に渡って漂ってます。まぁThe Grapes Of Wrathの時からそうなんですが、あえてジャンルに分けるとすればパワーポップというよりもギターポップかな?朝よりも夕暮れ時が似合います。余計わからんか。笑 個人的に2曲目、8曲目、11曲目(名曲!!)辺りがたまらんのですが、ここで聴ける訳でもないので機会があればチェックしてみてください。

20代後半にもなると現実も見ていかなければならないのは重々承知。今年は大きく動く気満々です。ただ、人間息抜きは必要。ロマンも必要。ロマン溢れる女の人募集中です。笑


雨の日が似合う曲ベスト5。

2006年02月20日 | ひとり言。
買っちゃいました。iMac G5 20inch。インテル版が出て安くなったのと、個人的に使うソフトがインテル版にしっくりこないことからG5にしたわけです。今週水曜日に我が家に到着。楽しみだ。
というわけで今日はMacを買いに出かけたわけですが、あいにくの雨模様。出発前に今日の気分に合いそうなアルバムをiPodに転送し移動時に聴いていたわけですが、結構どれもハマったので気分が良かったです。そんな中からベストだったものが以下の5曲。順不同。

●THE JAYHAWKS / Save It For A Rainy Day (From Al「Rainy Day Music」)
●Matthew Sweet / Millennium Blues (From Al「In Reverse」)
●Teenage Fanclub / I Need Direction (From Al「Howdy!」)
●Trashcan Sinatras / Weightlifting (From Al「Weightlifting」)
●Nick Heyward / Kite (From Al「From Monday To Sunday」)

THE JAYHAWKSはタイトルそのままですが、それだけのものはありました。Matthew Sweetはほかにも「Thunderstorm」っていう約10分程度の曲があったんですがコッチの方がしっくりきました。Teenage FanclubとTrashcan Sinatrasは出身地の気候も関係してるのか雨がよく似合います。多分思い込みだな。Nick Heywardは題名は「凧」というむしろ雨とは正反対ですが、アコギのリフがなんとも切なく響き雨の雰囲気を醸し出します。
多分どの曲も歌詞の内容を把握してたら選んでないかもしれんなぁ。メロディーとサウンドだけで選んだ結果です。ご了承下さい。あいにく僕には英語で歌ってる歌詞を聴き取り、翻訳する能力は持ち合わせてません。笑


The Pearlfishers / The Strange Underworld Of ~

2006年02月19日 | 今日の一枚。(旧版)
今日の東京公演でBMX Banditsの来日ツアーも終わりかぁ。14日の大阪公演は仕事の都合で行けなかったのが悔やまれます。次はいつ来日してくれるんだか。。今回でさえおよそ10年振りというから、次もそれくらいか?俺は何歳だ?っていうかメンバーは何歳だ?

そんな来日公演中のBMX Banditsに新たにメンバーとして加わったDavid Scottが中心となって活動しているのがThe Pearlfishers。これは彼らの2ndアルバムにあたり、日本盤ボーナストラック3曲を含む全15曲収録です。正式名称は「The Strange Underworld Of The Tall Poppies」です。なんか上記のタイトルは50文字以内らしく入りきりませんでした。苦笑
もちろんグラスゴー出身の彼ら。パワーポップというよりもギターポップやソフトロック寄りなサウンドで、甘いメロディーとハーモニーはThe Beach BoysやThe Byrds、Burt Bacharachなんかと比較される事が多いようです。それも納得。1曲目だけで撃沈です。「天気の良い休日の午後に聴きたくなる曲」とでも言えばなんとなくわかるでしょうか?笑
なんでこのあたりの世代の人はこんな曲が作れるんだろう?今の若い世代にはなかなか作れるもんじゃないような気がします。考えれば考えるほど謎は深まるばかり。。やはりグラスゴーはロンドンの影響よりもアメリカの影響が濃い。イギリス人がやるアメリカっぽさ。僕がグラスゴー好きな理由がここにあります。

やっぱりBMX Banditsのライブ行きたかったなぁ。。他にグラスゴーの誰か来日せえへんかな。例えばCosmic Rough Riders、Daniel Wylie、Music & Movement、The Primary5などなど。まだ見ぬ強豪が多いわ。


THE KNACK / ZOOM

2006年02月17日 | 今日の一枚。(旧版)
それにしても某アイドルグループが3月にとんでもない事をやらかしてくれる。シングル、アルバム、DVDの同時発売がそれ。この3種類全部入った初回限定のボックスセットはもちろんのこと、それぞれの通常盤、シングルに関してはジャケットが6タイプある。つまり計10種類。まぁ間違いなくファンは全部買うわな。
ジャニーズ系(あっ言ってもた)のリリースはそんなのばっかり。ジャケ違い、ボートラ違い、DVD付き、ミニ写真集付きなどなど、考えられるだけの手を使い限られた数のファン達に如何に数多く買わせるかに焦点を絞り出した。そらミリオンなんて出えへんわ。通常盤とDVD付きの2種類が主流やしね。
まぁ需要があるから供給されるのであって、例えば仮にmy bloody valentineが何をトチ狂ったかニューアルバムを出す事になり、それが通常盤ジャケット4種類、DVD付き、ミニ写真集付きなんてことになったら間違いなく全部買うな。笑 ファン心理なんてそんなもの。好きな対象が違うだけでジャニーズファンのみなさんと変わりない。

ジャニーズファンの99.9%はこの素晴らしいアルバムに出会うことはないやろなぁ。THE KNACKの'98年作「ZOOM』。
THE KNACKと言えばデビューアルバム「GET THE KNACK」であり「MY SHARONA」であるわけですが、この復活作とも言える「ZOOM」は単純にカッコいい。1曲目からして「POP IS DEAD」と叫びつつ曲自体はめっちゃポップなんやもん。それだけでオッケーでしょ?やっぱりスゴイよこの人達。個人的にこのアルバムはデビュー作「GET THE KNACK」に匹敵するほどの名盤です。アルバム全体としてはちょっと上かも。マジで。
このアルバムではドラムがオリジナルメンバーのBruce Garyに代わってなんとTerry Bozzioが参加!ええっとスゴイ人です。この人。Frank Zappaなんかのバックでやってた人ですが、なんでもTHE KNACKのファンだったとか。。単純に手数が半端じゃない。抑えるところは抑えてここぞという時にガツンと来る。さすがです。
僕がアナログで聴いた最初のアルバムが「GET THE KNACK」でした。しかもA面とB面を間違えたため「MY SHARONA」をド頭に聴いたもんやからさぁ大変!劇的な曲展開とあの超絶ギターソロに完全にやられてしまいました。やっぱシングル盤のショートバージョンじゃなく、アルバムのロングバージョンで聴くべきソロです。

とにかく今さら改めて言う事でもないですが、この人達が作る曲とそれを演奏する確かな技術はスゴイものがあります。一発屋のイメージを持ってる人にはこのアルバムをオススメします。そして輸入盤のみですが「GET THE KNACK」のリマスター盤もやっぱり良いです。ボートラではBruce SpringsteenやNick Loweのカバーなんかも収録されてます。ぜひ。


Glen Phillips / Winter Pays For Summer

2006年02月13日 | 今日の一枚。(旧版)
いよいよ明日に迫って来たバレンタインデー。街中でチョコレートが売り出されているわけですが、今どきチョコレートを持って、好きな人を呼び出し (待ち伏せし) 、告白する人っているのだろうか?もはや自分が食べるために、有名百貨店が海外から呼び寄せたシェフが作る高価なチョコを買う女の人が増えてるんじゃないのでしょうか?と昼間のワイドショーで言ってた。笑 さらに韓国では4月14日にブラックデーがあるらしい。2月14日と3月14日に玉砕した人、何も無かった人達が集まるんだとか。。韓国生まれじゃなくて良かった。。

この人はモテるんだろう。かなりの男前だと思います。ex.Toad The Wet SproketのGlen Phillips。この顔であの切ないメロディーを歌われたらファンの女の子はたまらないはず。僕もたまらん。笑
'05年リリースの今作は、多彩なゲストを迎えて制作されています。まずはプロデューサーにJohn 'Strawberry' Fields。その名のとおりTHE BEATLESの影響をモロに受けてる人で、SemisonicやWillie Wyselyなどを手掛けてはブリティッシュテイストを存分に発揮してます。つまり僕のド真ん中である「アメリカ人がやるイギリスっぽさ」を地でいく人。そのつながりもあってか、MixにはBob Clearmountain、そしてSemisonicのDan Wilsonが演奏とGlenとの3曲共作で参加です。
Dr.には御大Pete Thomas。つい先日、Elvis Cotelloの新作DVDを観て、この人のドラムプレイはやっぱりスゴイと感心していました。同じThe AttractionsのSteve Nieve (Key) とBruce Thomas (B) のプレイもスゴイのなんのって。。もしかしたらCostelloが一番ヘタ??
話がそれましたが、続いて登場が我らがAndy Sturmer!もちろんex.Jellyfishであり日本ではPuffyを作った張本人でもあります。Jellyfish解散以降、表舞台にはほとんど出てこず他のアーティストのプロデュースがほとんどの彼。このアルバムではコーラスのみの参加ですが、おそらく現時点でAndyの最新参加作か?一時期の相方Roger Manningももうすぐソロアルバムをリリースすることやし、そろそろAndyもどうっすか?なんやったらJellyfish再結成でもいいよ。マジで。
Ben Foldsも1曲ながらコーラスで参加しております。どういった経緯かよくわかりませんが、このつながりも個人的にはうれしい。Goo Goo DollsのGreg Suranも数曲ギターで参加。加えてここでもJon Brion。プロデュースはしていないものの、ギターにトイピアノに大活躍。また話がそれますが、Jonが参加した曲のうち1曲ではAndy Sturmerも参加。まぁ同じ日にスタジオに入ったわけではないでしょうが、Jellyfishの名盤2nd「Split Milk」の再演か?と個人的にニヤケっぱなしです。

と、まぁゲストばっかり紹介して肝心の内容がおろそかになってますが、もちろん良いです。Toad The Wet Sprocketの頃をさらに飛躍させたかのような内容で、相変わらずの琴線に触れるメロディーとそれを歌うボーカルはジャケットデザインの印象そのまま。これが日本盤未発売とは。。ホント日本の大手はダメだなと改めて実感。定年後は海外だな。
実は4月に来日です。でも東京と神奈川のみ。アコースティックライブらしいですが関西でもやってほしかった。。今度はバンドセットで来てくれ!