Great Big Yes!!

引っ越ししました。
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2007年ベストアルバム<番外編>

2007年12月30日 | 年間ベスト。
Against Me! / New WaveMySpace
Benny Sings / Benny... At HomeMySpace
Crowded House / Time On EarthMySpace
Everybody Else / S.T.MySpace
Fountains Of Wayne / Traffic and WeatherMySpace
Future Clouds and Radar / S.T.MySpace
Golden Smog / Blood On The SlacksMySpace
Joe Henry / CiviliansMySpace
Kings Of Leon / Because Of The TimesMySpace
Lucky Soul / The Great UnwantedMySpace
She's Spanish, I'm American / S.T.MySpace
Until June / S.T.MySpace


 残念ながらTOP10からは漏れてしまいましたが、ここに挙げたアルバムも良盤揃いでした。。

 Benny SingsやJoe Henryは最近購入したので単純に聴き込み不足です。Fountains Of WayneとKings Of Leonの新作は元々の期待値が高すぎたために選外に。期待せずに聴けばTOP10入りしてたんでしょうけど、彼らに関しては期待せずにはいられない。しかも相当高いハードルで。すっかりワガママなリスナーになってしまいました。。
 Crowded Houseやex.Cotton MatherのメンバーによるFuture Clouds and Radarの復活作関連。どちらも良かったんですが、これからの活動に期待を込めて。まだまだこんなもんじゃないと思いますから。それとGolden SmogとShe's Spanish, I'm Americanに関してはどちらもフルアルバムではなくEPだったということで選外。内容は素晴らしいです。。

 Against Me!やEverybody Elseなどは今年発売されたパワーポップ系アルバムの中でもかなり良かったと思います。Against Me!はパンク出身ですが音はモロにパワーポップでBen Leeがアルバム1枚丸ごとカバーするくらいだし、ex.Push Kingsのメンバーが率いるEverybody Elseは今後も要注目ですね。Lucky SoulとUntil Juneは最近頭角を現して来たバンドの中でも特に印象に残っています。Lucky Soulは個人的にThe Pipettesよりも好きだし、Until Juneは最近流行のピアノを主体とするロックバンドの中でもなかなか実力があるんじゃないかと。。

2007年ベストアルバム<TOP10編>

2007年12月30日 | 年間ベスト。
Alternate Routes / Good And Reckless And TrueMySpace
America / Here & NowMySpace
Ben Lee / RipeMySpace
Dan Wilson / Free LifeMySpace
Jason Falkner / I'm OK, You're OK...MySpace
Jesse Malin / Glitter In The GutterMySpace
Josh Rouse / Country Mouse, City HouseMySpace
Mark Olson / The Salvation BluesMySpace
The Thrills / TeenagerMySpace
Travis / The Boy With No NameMySpace
(ABC順。今年発売されたオリジナル・アルバムに限っています。リイシューや企画ものは除外。またPaul McCartneyやNeil Young、Bruce Springsteenなどの大御所は外しています。)


Alternate Routes / Good And Reckless And True
 MySpaceでたまたま見つけて、Vanguard Recordsという信頼できるレーベルからのリリースということで購入しました。本国での状況は分かりませんが実力は十分だし曲も良い。"Aftermath" や "Time Is A Runaway" あたりは切ない曲調とボーカルが相まって名曲かと思います。これが売れなきゃウソ。。

America / Here & Now
 思えば今年はこの1枚から始まりました。新旧のアーティストたちが集い作り上げられた極上のアルバムです。Nada Surfのカバー "Always Love" にはやられました。改めて原曲の良さを思い知った次第です。FOWのAdamやJames Ihaのサポートは素晴らしいものがありますが、やはり何と言ってもAmericaのDewey BunnellとGerry Beckleyの2人があってこそ。。

Ben Lee / Ripe
 最近になってやっと購入したんですが、これにはやられました。素晴らしいです。パワーポップが主流にならない原因の1つはジャケットデザインにあると(勝手に)思ってるわけですが、この作品もちょっと・・・少なくとも日本人向けのジャケットではないですね。かなり損してると思うんですが。ぜひとも多くの人に聴いてもらいたい。。

Dan Wilson / Free Life
 文句ナシ。SemisonicのDan Wilsonによる1stソロアルバム。個人的に良いメロディーの基準というのが「一緒に歌ってみて気持ち良いか?」に集約されるわけですが、このアルバムは全編に渡って気持ち良い。メロディーの抑揚の付け方が絶品。最後に収録されたDixie Chicksヴァージョンより切なさ倍増の "Easy Silence" も泣けます。。

Jason Falkner / I'm OK, You're OK...
 2007年はJason Falknerのためにあった。新作発表、来日実現と奇跡的な事件が相次いで起こり、それだけで今年の音楽ライフは充実した1年になったと言い切れます。そういう意味で言うと、僕の中では名盤の誉れ高き1st「Author Unknown」よりもこっちが重要。殿堂入りです。。

Jesse Malin / Glitter In The Gutter
 もう少し早くチェックしておくべきでした。この作品は日本では豪華ゲスト陣の方に話題が行きがちのようですが、内容の充実度は半端じゃないです。Bruce Springsteenがデュエットを承諾したのも頷ける。もう40歳だそうですが、彼がいる限りアメリカンロックの未来はあと20年は安泰でしょう。言い過ぎかな。。

Josh Rouse / Country Mouse, City House
 もうこのブログの年間ベストには常連となっているJosh Rouse。今年も心に染みるアルバムを届けてくれました。一昨年の「Nashville」といい、昨年の「Subtitulo」といい、どうしてこうも毎年毎年素晴らしい作品を作ることが出来るのでしょうか?不思議ですが、もっと不思議なのは国内盤が出ないことと来日しないこと。。

Mark Olson / The Salvation Blues
 ex.The JayhawksのMark Olsonによるソロアルバム。Ben Vaughnプロデュースで、盟友Gary Lourisとのデュエットも。The Creekdippersの時よりも聴きやすく、より普遍的なサウンドとメロディーを持ったアルバムになっています。こうなってくると相方のGary Lourisのソロがどうなるのか楽しみです。。

The Thrills / Teenager
 アイルランドとカリフォルニアという全く正反対の気候を持った地域が、音楽によって結びつけられる。でもただ単に陽気な音楽じゃなくて、アイルランド特有の憂いや切なさを持ったサウンドとメロディーがそこにはある。その憂いや切なさがたまらなく心に響きます。ジャケットとタイトルも抜群。。

Travis / The Boy With No Name
 「良いメロディーがあれば他には何もいらない」という音楽の根本を思い出させてくれるTravis。発売当初から傑作との評判が出ていましたが、それも納得の充実作だと思います。「The Man Who」も良いですが、個人的にはそれさえも超えてしまったかもしれません。唯一の不満は各雑誌で発表されている年間ベストにほとんどランクインしていないこと。。



 以上が今年の僕の10枚になります。Dan Wilsonの項でも述べましたが、僕の中の良い音楽の基準の1つに「一緒に歌ってみて気持ち良いか?」っていうのがあって、ここに挙げた10枚ってのはどれもメロディーの抑揚の付け方や歌詞の響きなんかがものすごく気持ち良い。そこにさらにハーモニーを乗っけてツボをついたアレンジを施しているんだから、やっぱりこの10枚スゴいなと思います。。

12/16~12/22のiPod。

2007年12月23日 | プレイリスト。(休止中)
Mark Olson / The Salvation Blues
Golden Smog / Blood On The Slacks
Crowded House / Time On Earth
The Thrills / Teenager[画像]
Ben Lee / Ripe

 今週は全て今年発売された新譜を聴いていました。年間ベストを考えているわけですが、どのアルバムもそれぞれに素晴らしいところがあって10枚選ぶのでさえ困ってしまいます。。

 The Thrills「Teenager」。3枚目となるアルバムですが、ここに来て才能が一気に開花したと思います。アイルランド出身のバンドがカリフォルニアを思わせるポップミュージックを演奏する。全く真逆の気候を持った地域を音楽によってつなげてしまう。だから単に陽気なポップミュージックで終わっているじゃなく、そこにはカリフォルニアに対する憧れにも似た哀愁が漂っています。極めつけはこのジャケットにこのタイトル。完璧です。。

The Thrills MySpace:アルバムより4曲試聴可能。でもYouTubeで観れるPVの曲がオススメ。

BGM : Joe Henry / Civilians

12/9~12/15のiPod。

2007年12月16日 | プレイリスト。(休止中)
Jesse Malin / Glitter In The Gutter [画像]
Fountains Of Wayne / Traffic and Weather
Josh Rouse / Country Mouse, City House
Beachwood Sparks / Once We Were Trees
Roddy Frame / Western Skies

 いろいろと今年購入した新譜を聴き返している今日この頃。やっぱり去年に比べて購入枚数は減ったものの、買ったアルバムはほとんどが傑作揃い、粒揃いの印象が強いです。。

 そんなアルバムのなかの1枚がJesse Malin「Glitter In The Gutter」。Melodyさんのblogなんかでも紹介されていましたが、おそらくアメリカンロックをやらせたら今の若手アーティストの中では群を抜いている感があります。豪華なゲスト陣(Bruce Springsteen、Ryan Adams等)なんてホントに関係ないほどの充実作。。
 しかし日本ではほぼ無名のJesse Malin。大御所Tom Pettyなんかもそうですが、モロにアメリカンロック過ぎると日本では受けないのかもしれませんね。アメリカでは一家に一枚Tom Pettyなんですけど。そんな中、Bruce Springsteenの新作が売れてるのは嬉しい限り。。

Jesse Malin MySpace:アルバムより3曲、他1曲試聴可能。


BGM : Lucky Soul / The Great Unwanted

12/2~12/8のiPod。

2007年12月09日 | プレイリスト。(休止中)
Del Amitri / Twisted
Rich Kids / Ghosts Of Princes In Towers
Sloan / A Sides Win: Singles 1992-2005
Cosmic Rough Riders / Pure Escapism[画像]
Cotton Mather / Hotel Baltimore
Brad Jones / Gilt-Flake
Josh Rouse / Subtitulo

 Daniel Wylie在籍時のCosmic Rough Ridersが最後に残したB面集。その後の両者が作り出す音楽はもちろん素晴らしいものばかりですが、この時代の彼らにはさらにバンドとしてのマジックがあったわけです。シングルB面に良い曲が多いバンドは良いバンドと思うんですが、このB面集はその最たる例だと思います。個人的には2曲目 "Annie" や4曲目 "I Got Over You" に涙ですね。。
 元々は日本限定だったはずですが、評判が良かったのか本国イギリスでもリリースされました。そしてその後、Daniel Wylieの脱退となるわけです。結局は初期Cosmic Rough Ridersの置き土産となってしまいました。。

 で、何ともうすぐ彼らのベスト盤が発売されるというニュースが飛び込んできました。Daniel主宰のレーベルからということで、Daniel在籍時のCosmic Rough Ridersの曲と彼のソロを集めたもののようです。最近、めっきり入手しづらくなってる両者のアルバムなので、なにかしらリリースが続くことは良いことだと思います。発売は来年2月11日予定。。


BGM : Fountains Of Wayne / Welcome Interstate Managers