Great Big Yes!!

引っ越ししました。
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2005年 My Best 10。

2005年12月30日 | ひとり言。
2005年も残すところあと2日。さんざん悩んだ末にようやくたどり着いた今年の「My Best 10」を発表してみようかなと思います。ただし決め事として、このブログの「購入履歴。」で紹介したもの全てと、僕が記憶しているものでブログを始める前に買ったものの中から新品、中古関係なく選びました。よって一般音楽誌のように今年発売されたものの中から選んでる訳ではないのでご了承下さい。あと掲載順がそのまま僕の思う順位ではありません。ランダムです。順位なんてつけれません。笑 それでは、はりきってどうぞ。

●THE HORMONES / Where Old Ghosts Meet(名盤。Marc Carrollのソロ「Ten Of Sword」も良かった!)
●Thomson / Thomson(遂に入手!インディーロックの隠れた名盤。POPTONESから。)
●Pezband / Laughing In The Dark(待望のCD化の2nd。ボートラのライブ音源に悶絶。同発1st、3rdも良し。)
●20/20 / 20/20 - Look Out!(2in1。名曲「Remember The Lightning」1曲だけで買い!)
●Richard X.Heyman / Cornerstone(知る人ぞ知るポップ職人。珠玉のメロディーが満載!)
●Judee Sill / Dreams Come True(幻の3rdが遂に発売。完璧な歌声とメロディーに涙!)
●Karl Larsson / Pale As Milk(この中で唯一の若手。笑 宅録による温もりが直に感じられる1枚。)
●Doug Powell / Ballad Of The Tin Men(まさにパワーポップとはこのこと。音楽への愛情に溢れた1枚。)
●Silver Sun / Disappiar Here(祝!復活!待ちに待った新譜は文句なしのSilver Sun節が全開!)
●Sloan / A Sides Win(もはや大御所か?ベスト盤ながら最後に収録された新曲が最高!)

こんな感じです。
あっ、ダメだ!Teenage FanclubもBelle And SebastianもTahiti80もTommy KeeneもBrad JonesもJules ShearもNick HeywardもThe Primary5もThe JayhawksもAlex ChiltonもJason FalknerもSplitsvilleもThe PearlfishersもThe Grapes Of WrathもRich Kidsも入ってない!やっぱ決められん。。
来年はPaul McCartneyとThe Rolling StonesとStevie Wonderの新譜をまず聴かないと。職場でずっとかかってたからそれで満足して買い逃してた。散々最高とか言っておきながら。。苦笑 他にもまだまだ良いリリースが続きそうで楽しみ。

あぁ、やっぱりMy Bloody Valentineのコンピ「THINGS LEFT BEHIND...」は発売されなかった。このまま何もなかったかのようにリリース情報は消えていくんやろなぁ。。


特集:Brad Jones

2005年12月05日 | 今日の一枚。(旧版)
いやー、めでたい。昨日の投稿でも書き込みましたが、Dinosaur Jr.の来日決定に始まり、My Bloody Valentineのコンピ発売、BMX Banditsの10年振りの来日、そして我らがRoger Manningのソロアルバム発売!と、ビックニュースが目白押しやね。まずはMy Bloody Valentineのコンピが楽しみです。初期の音源なんであの轟音ギターは聴けないと思いますが、まぁ良しとしよう。笑
で、今回の特集はNashvilleパワーポップ界の重鎮Brad Jonesです。個人的には「プロデューサー買いして間違いない人ベスト3」に入ってる人でもあります。(注:僕の音楽的嗜好に合ってるという意味でです。ちなみにあとの2人はMitch EasterとJon Brion)ではどうぞ。
「Gilt Flake」1995年
まずは本人のソロアルバムから。1曲目からいきなりTHE BEATLES「Getting Better」まんまのイントロから始まります。これで全てオッケーでしょ。笑 ちなみに2曲目の途中には「Day Tripper」のギターリフが鳴り響きます。
なんでもこのアルバムはイギリスの音楽雑誌「MOJO」の1996年最優秀パワーポップアルバムに選ばれたんだとか。まさに納得の "パワー" のある "ポップ" なアルバムで、メロディー、ハーモニー、アレンジどれを取ってもパワーポップのお手本と言える内容です。さすがマルチミュージシャンでありプロデューサー。
The Shazam「THE SHAZAM」1997年
先の「Gilt Flake」と同時に日本盤発売となったThe Shazamのメジャーデビューアルバムです。もちろんプロデューサーはBrad Jones。デビュー前からいろいろ相談してたそうな。こちらはもっとガレージっぽいとゆうか若いです。笑 単純にメロディーがキャッチーでギターリフがカッコいい!それだけでオッケーです、はい。ライナーを書いている松村雄策さんが言ってます。「パワーポップとはギターバンドであってキャッチーでメロディアスな曲でコーラスがカッコいい。」その言葉まんまのアルバムです。
その後Cheap Trickの全米ツアーの前座を務めたんだとか。
Cotton Mather「The Big Picture」2001年
コレってもう発売から4年以上経ってんのか。。今はどうしてるのか謎ですが、間違いなくポップオタクなメンバーが揃ったであろうバンドです。とにかくボーカルの声がJohn Lennonソックリ!さらに名前がRobert Harrison!確か日本デビュー盤「Kontiki」が出た頃「もしビートルズがまだ続いていたらこんな音楽をやっていたはず!」なんてキャッチコピーが付いてたような気がします。お店の人の誇大広告かもしれませんが、確かに「Kontiki」は名盤です。そしてこの「The Big Picture」もスゴイ。。やはりBrad Jonesプロデュースにハズレなし!
SWAG「catch-all」2002年
ドリームプロジェクトとはこのこと。アメリカのギターポップとオルタナカントリーの大御所達が勢揃いしたバンドで、そのレコーディングを仕切ったのがBrad Jonesでした。元WilcoのKen Coomer、Doug Powell、Jerry Dale Mcfadden、Robert Reynoldsが一応中心メンバーのようです。そしてなんとCheap TrickのTom Peterssonも創設メンバーだったらしいのですが、契約の関係上このアルバムには不参加だとか。。それならとその穴埋めに連れて来たのがなんとTodd Rundgren!数曲でベースを弾いてます。他にもBill Lloydeがギター弾いてたり、もちろんBrad Jonesもベース弾いてたりするわけで、なんかThe Orange Humble Bandに近いものがありますね。笑 この豪華なメンツを上手くまとめて1枚のアルバムを仕上げたBrad Jonesの手腕に拍手!

と、まぁここで挙げた4枚はBrad Jonesの仕事のごく一部な訳であって、他にも元JellyfishのRoger ManningとEric Doverが組んだIMPERIAL DRAGやNashvilleの男女デュオSwan Diveのプロデュース、御大Mershall Crenshawのプロデュースとベーシストとしてのツアー参加、同じくMatthew Sweetのツアー参加と挙げればキリがありません!最近ではJosh Rouseの「Nashville」をプロデュースとまだまだ現役バリバリのようです。
願わくばソロアルバムをもう1枚。。