1998年のデビューから2004年までのRykodisc時代。その期間に発表された楽曲から構成されたベスト盤と、アウトテイクやデモ音源等を収録したレア音源集の2枚からなる作品です。Rykodiscからリリースされたオリジナルアルバムの5枚は以下の通り。。
・1998年「Dressed Up Like Nebraska」
・2000年「Home」
・2002年「Under Cold Blue Stars」
・2003年「1972」
・2004年「Nashville」
ベスト盤の方はリリースの年代順に全19曲を収録、Jim Demainによるリマスタリングが施されています。選曲もシングル曲はもちろんLambchopのKurt Wagnerとのコラボ曲も1曲収録と、Rykodisc時代の全ての作品からバランスよく選ばれていて妥当なところです。。
レア音源集の方ですが、まずは現在入手困難となっている「Bedroom Classics vol.1」という6曲入りEPをまるごと収録。時期的には2001年頃なので2ndと3rdの間という過渡期ですね。その後「Nashville」に収録されることになる "Sad Eyes" の原型が聴けるというだけでも価値があると思います。その他、デモ音源やアウトテイク等、完全未発表のものも含めて全13曲を収録。個人的にはデモ音源で聴けるJosh Rouseの生々しい声に妙に感動を覚えます。。
欲を言えばThe Jayhawksのベスト盤の時のように、入門用として気軽に買える値段の安い1枚組バージョンと昔からのファンのためのDVD付き3枚組バージョンなどに明確に分けてリリースしてほしかったところですが・・・まぁそれはともかくとして、これを聴いて気に入ったのならオリジナルアルバムの方をぜひ。そして成熟の域に突入した「Nashville」以降の作品「Subtitulo」や「Country Mouse, City House」なんかもチェックして欲しいところです。。
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