昨日の午後1時半頃でした。
私は居間で午前に買ってきた本を読んでいました。
ふと窓を見ると大きな黒い影が下から上に上がって行きました。
「あっ!」「カラスだ!」と思い、急いで外に出ました。
手遅れでした。完全に巣は破壊されていました。
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もしヒナが落ちても昨年のように人工の巣に入れてやれば良いと思い、下を探すと破壊された巣が落ちていました。
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しかし、落下した巣にも、近くにもヒナの姿は全く見ることができませんでした。
ヒナたちは全員、カラスにやられたようです。
そのカラスは何処かと探すと、隣の家のテレビアンテナに止まっていた。
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気づいた両親のツバメともう一羽のツバメがカラスに攻撃を加えるが、カラスは動ぜず、平然としていましたが、ツバメの攻撃に嫌気がさしてか、飛び立って行きました。
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父ツバメは破壊された巣に止り、現実を知ったようです。
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両親ツバメは落胆し、思案にくれているようでした。
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それから少しすると、この両親ツバメは不思議な行動をとり始めました。
ツバメは巣造りのため藁や泥を取るとき以外は地面に下りたつことはありません。
ところが、この両親ツバメは垣根の前に降り立ち何かを探しているようです。
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エサを咥えて地面を歩いている。普通はあり得ない行動です。
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あたかも、この垣根の中にヒナがいるような行動です。
そこで、垣根の下を覗いてみるが、ヒナの姿は見えません。
なおさら、この行動が不思議でした。この行動は暗くなる7時過ぎまで続きました。
今朝、4時過ぎに起きると、親ツバメは電線に止まっている。
昨日の親ツバメの行動が気になったので、改めて垣根を覗いてみると、一羽のヒナを見つけました。
あわてたのでピントが合わなかったが、中央が枝に止まっているヒナである。
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驚き、妻に昨年購入した巣の材料で簡単な巣を造ってもらいました。
軍手をはめ、そおっとヒナを捕まえて人工巣へ。
両親ツバメは、この垣根の中にヒナがいることを知っていたため、不思議な行動をとっていたのでしょう。
人工巣は昨年と同じようにカーポートの屋根の下に吊り下げました。
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まもなく両親ツバメは、このヒナにエサを運び始めました。
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昨日の昼から食事をもらえず、お腹が空いていたに違いありません。
10時ころ、巣を見るとヒナの姿がありません。
おそらく巣立ちをしたのでしょう。
カラスに巣を壊されたとき、巣から垣根まで飛んだのでしょうから、巣立ち直前だったのでしょう。
不幸な出来事でしたが、一羽でも助かってホッとしています。
「休み」
やはり自然界は厳しい。。。
読んでいて涙が出てきました。
両親つばめは小さな身体でできることが限られている中、
ほんとうにけなげですよね。
そして、Gosenさんと奥様の助けで1羽の雛が助かってほんとうによかったです。
4年前も抱卵中の巣がカラスに壊されました。
本当に自然界は厳しいですね。
カラスも生きて行くための行動なのでしょうが、どうしても
ツバメに情が移ってしまいます。
それにしても今年は母ツバメの行動に感動しました。
母だけで頑張った日もあり、昨日も垣根の中の子にエサを運ぶ姿は
母の愛情をもろに見せつけられた気がします。
ツバメからも学ぶことがありますね。
餌を咥えて下に降りて雛を探す姿には心を打たれました😂
本当に一羽でも助かって良かったと思います。
ツバメは一年に二度産卵しますので、次に生まれた兄妹と一緒に
南の国へ無事に帰ってもらいたいものです。