日日是好日

退職後の日々を写真で記録

R5ツバメ日記 (22) 事件発生

2023-06-10 10:19:54 | ツバメ
昨日の午後1時半頃でした。
私は居間で午前に買ってきた本を読んでいました。
ふと窓を見ると大きな黒い影が下から上に上がって行きました。
「あっ!」「カラスだ!」と思い、急いで外に出ました。
手遅れでした。完全に巣は破壊されていました。



もしヒナが落ちても昨年のように人工の巣に入れてやれば良いと思い、下を探すと破壊された巣が落ちていました。



しかし、落下した巣にも、近くにもヒナの姿は全く見ることができませんでした。
ヒナたちは全員、カラスにやられたようです。

そのカラスは何処かと探すと、隣の家のテレビアンテナに止まっていた。



気づいた両親のツバメともう一羽のツバメがカラスに攻撃を加えるが、カラスは動ぜず、平然としていましたが、ツバメの攻撃に嫌気がさしてか、飛び立って行きました。


父ツバメは破壊された巣に止り、現実を知ったようです。


両親ツバメは落胆し、思案にくれているようでした。


それから少しすると、この両親ツバメは不思議な行動をとり始めました。
ツバメは巣造りのため藁や泥を取るとき以外は地面に下りたつことはありません。
ところが、この両親ツバメは垣根の前に降り立ち何かを探しているようです。




エサを咥えて地面を歩いている。普通はあり得ない行動です。


あたかも、この垣根の中にヒナがいるような行動です。
そこで、垣根の下を覗いてみるが、ヒナの姿は見えません。
なおさら、この行動が不思議でした。この行動は暗くなる7時過ぎまで続きました。

今朝、4時過ぎに起きると、親ツバメは電線に止まっている。
昨日の親ツバメの行動が気になったので、改めて垣根を覗いてみると、一羽のヒナを見つけました。
あわてたのでピントが合わなかったが、中央が枝に止まっているヒナである。


驚き、妻に昨年購入した巣の材料で簡単な巣を造ってもらいました。
軍手をはめ、そおっとヒナを捕まえて人工巣へ。
両親ツバメは、この垣根の中にヒナがいることを知っていたため、不思議な行動をとっていたのでしょう。
人工巣は昨年と同じようにカーポートの屋根の下に吊り下げました。


まもなく両親ツバメは、このヒナにエサを運び始めました。


昨日の昼から食事をもらえず、お腹が空いていたに違いありません。

10時ころ、巣を見るとヒナの姿がありません。
おそらく巣立ちをしたのでしょう。
カラスに巣を壊されたとき、巣から垣根まで飛んだのでしょうから、巣立ち直前だったのでしょう。

不幸な出来事でしたが、一羽でも助かってホッとしています。


「休み」


コメント (4)
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R5ツバメ日記 (21) ヒナは5羽

2023-06-07 09:01:22 | ツバメ
ヒナたちは小さいが声を出すようになった。
親が餌を運んできたときなど、一斉にジャージャーと鳴き声を上げる。
昨日、4羽のヒナが確認できた。


しかし巣はお椀型であり、奥が見えないので反対側から見てみた。


こちらから見ても4羽であるが、やはり一番奥は見えていないようである。
とすると、ヒナは合計5羽と思われる。
今までも毎年5羽のヒナが誕生していた。

昨日も父ツバメは真面目に父の役目を果たしていた。



他の鳥がやって来ると、両親ツバメはそれらの鳥に向かって空中戦を挑む。
当初はムクドリが多かったので、ムクドリと思っていたが、逆光であるが写真をよく見るとヒヨドリのようである。


(おまけ)



「子猫にも子育てツバメ急降下」


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R5ツバメ日記 (20) 3羽確認

2023-06-06 08:08:33 | ツバメ
昨日、ヒナが少なくも3羽いることが確認されました。


驚いたことに上の写真に写っているのは、尾が長いので父ツバメです。
来たり、来なかったりする父ツバメのことが、もう分からなくなりました。
別の所にも自分の子供が生まれた巣があり、掛け持ちしているのではないかと考えたりしています。

それでも、一生懸命餌を運んでいます。
巣が近い二階の窓から観察していると、私を警戒して餌を咥えたまま電線に止まっています。



急いで、私は姿を隠しました。
もう、一喜一憂せず、この夫婦のツバメに任せましょう。

(おまけ)




「あるだろうツバメにはツバメの事情」


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R5ツバメ日記 (19) 母子家庭

2023-06-03 15:16:44 | ツバメ
今朝も母ツバメは父ツバメを待っていましたが、現れることはありませんでした。
それで、母ツバメは自分だけで、この子たちを育てようと決心したようです。
朝から、午後になっても一人で子供たちの食事を運んでいます。



今のところ子供は二羽しか確認できていませんが、もし二羽のみであれば一人で育てるのは可能かもしれません。

母子家庭になってしまいましたが、頑張ってもらいたいと思います。
これを見て思い出したことがあります。
ずいぶん昔のことですが、孫と新潟の水族館に行き、ペンギンの散歩の行列を見ていた時のことです。
ある人が係員に「ペンギンも離婚しますか?」と聞きました。
係員は「はい、離婚することはあります。」と答えました。

今回のツバメも離婚したのかも知れません。


(おまけ)
今朝、田圃のあぜ道を歩く雄のキジを見かけました。
このキジも以前は、いつも雌のキジと一緒に歩いていました。
離婚したのでしょうか。



「休み」


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R5ツバメ日記(18) 母は強し

2023-06-02 08:52:59 | ツバメ
(昨日の続き)



昨日の朝、母ツバメは父ツバメの来るのを根気よく待っていましたが、一向に来る気配はありませんでした。
痺れをきたした母ツバメは何処かへ飛び去りました。
しばらくして、何と母ツバメは父ツバメを連れて戻ってきたのです。
きっと父ツバメは母ツバメにきつく叱られたでしょう。
それからは、いつもの様に両親して子供たちに一日食事を運びました。




今年はムクドリが頻繁にやって来ます。
その都度、母ツバメはムクドリと巣の間に入り牽制しています。
母は命をかけて子を守ります。母親が敵から子を守ろうとするのは動物の本能のようです。



時折、ツバメたちは空中戦を挑みますが、ヒヨドリは落ち着いたもので、ビクともしません。

時折、トビがやって来て大空を丸く旋回し獲物を探しています。



トビがツバメの巣を襲うか分かりませんが、もしも近づいたら母ツバメは子供たちを守るために、立ち向かうのではないかと思われます。

初めてヒナが巣から顔を出しました。



「巣の中のいのち育てる母強し」


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