before dawn

青年海外協力隊でトンガにて活動、インドの大学で教壇に立つなどしていましたが今は母国で働いています。笑うことが一番大事。

インドのお友達!!

2009-04-29 02:09:19 | インドで日本語教師

一応 オフィシャル的には「大学の授業は今月末まで」ということになってます。

でも 先週から 授業ができていません。

学生が教室に来ません。というか、一年生の学部棟に学生がいません。

他教科の インド人の先生も 授業時間に教室にいません。

何故か。

うちの大学は去年の11月に学生のストライキがあって、大学の校長が学生にキレて、その日から1ヶ月半休校になりました。

その影響で、年間スキームは遅れまくっていて、各教科のシラバスも全然終わってない。
もちろん日本語のクラスも。

なのに、この年度末の忙しい時期に、ほとんどの教科が実験結果をレポートにまとめるという課題を一斉に始めたのです。

学生は7つのレポートを同時に抱え、ストライキでキャンセルになった実験を朝から晩まで一気にやらされ、その記録をとり、各教科の先生のサインをもらい、レポートを作成するという作業に追われているのです。

かつ、同時進行で Model Exam (模擬試験)も行われているし、
来月からのPractical Exam(実験の試験) University Exam(進級試験)も迫っており
通常授業になんて出席している暇はないのです。

さすが インド。もう ひっちゃかめっちゃかですわ。

日本語の授業だって年間シラバスが終わってないから、なんとか授業をしたいところですが、他の教科の授業もできてないのに、進級に関係ない日本語の授業なんて実施できるわけがない。

挙句の果てには 今学期は予定ではLesson5まで終わらせる契約だが、23クラスのうち1クラスでもLesson5まで終わればそれでいい。 と 会社の人間は言います。

「要は 何を教えたかじゃなくて 契約どおりの授業数を終えればいいから、学生が来なくても 先生が教室に行ったのなら授業をしたってことにしてくれ」とも。

もう うちのうんこ会社 どーにかして。

つーか だったら お前が大学の責任者と話しつけろよ。と言いたくなりますが、うちの会社の人はほんと使えないので、結局 全部 私がうまくまとめるしかない。

毎日 大学の責任者と打ち合わせしたり、書類を提出したり、仕事が増える一方です。
私が この大学の主管じゃなかったら、終わってるよ。この契約。 


やれやれ。
ま、そんなこんなで 授業は出来ないけど学校には行かなくちゃいけないのです。

日本語教師なのに 本職である授業ができないし、日本語教師用の部屋で、ひたすらPCに向かいテスト作成やら、レター作成やら、年度末報告書作成やらに追われていて 

つまらん!!!!!!、、、、、、、わけでもない 。きゃは。

だってさ

授業がないのは 私達日本語教師だけじゃなく~

他の教科の先生も同じ。

特に 英語学科の先生達は 部屋が近いということもあって もともと仲がよかったけど 最近 しょっちゅう部屋を行き来している。


インド人の先生のお弁当をつついてみたり

芋けんぴを差し入れで持って行ってみたり (芋けんぴ 大好評! ベジタリアンも 食べられるよ)

「きょーーこーーーー!特に用はないんだけどお~!」と インド人の先生が 日本語の部屋に遊びに来て 2時間くらい喋ったり

教育について熱く語ったり

結婚や恋愛について話して 同年代の先生と「お互いやばいね~ そろそろ焦らないとね~」とチャパティを食べながらつぶやいてみたり、





 ↑ 学校で禁止されている筈の写真撮影を行ってみたり 




↑ 学生に着せるための着物を 「ちょっと きょーこ 着てみて!」と 無理やり着させられたり
  そして また禁止されている写真撮影をしてみたり





↑ 気づいたら 着物を着てみていたり




↑ 競うようにして着物を着てみたり


まーーー とにかく にぎやかで 楽しいですわ!!!

みんなで ギャーギャー あーだこーだいいながら 大笑いして むちゃくちゃ楽しい!


トンガの時も思ったけど、現地の生活を楽しくするには、学生との関係だけじゃだめなんだよね。

同僚との関係を深くしていかないと 楽しめない。

その点、私は トンガでもインドでも恵まれてるわ~ 

気の合う同僚と出会えるのですから!!


とくに 写真に写ってる二人は 大の仲良し! お互い「姉妹」って呼び合ってるもんね。

私より年上のおばさま先生は ラディカ先生。むちゃくちゃ ハイテンションで むっちゃキュートで むっちゃおぼろいおばちゃま。私のことを 「キョーーカ!!」と呼ぶ。

タミル語を覚えている私に驚き、その日からすごい勢いで 日本語を習得している。
いっつも私のことを気にかけてくれ、大学の全体会議とかにも呼んでくれるし 食べ物もいっぱいくれる。
この人がいると その場にパッと花が咲く。

もう一人の若い先生は ヘムラタ先生。 なんと 同い年!
この先生は 一番仲がいい。話が合う! 最初は 教育方針が似てるなあと思って教育についてまじめな話をする関係だったんだけど、そのうち どんどんくだらない話題を話すようになって 
「今度 ビールを飲んで学校に来て、校長を驚かせよう」 とか絶対に実行されないいたずらを あれこれ計画中。

この前ヘムラタに 

「私はさ、今まで なんでこの大学で働いているんだろって疑問に思ってたんだよね。
 自宅から2時間もかかるしさ。でもさ 最近は違うよ。私は きょーこに会うためにこの大学に来てるんだって思うんだ! あんた 本当 いたずらっこだからねーーー おもしろいよー」


と言われ すっごく嬉しかった。


あとちょっとで 学生と別れると思うと寂しいけど、同時に 仲のいい同僚達との別れるんだなあと思うと一層寂しい。

同僚達も 寂しがってくれる。



「きょーこが日本に帰らない方法を考えよう」という題材で 緊急会議が開催され

会議の結果

「きょーこの両親を インドに移住させる」
「きょーこをインド人と結婚させる」
「きょーこの 日本の親族 友人一堂を インド化させて 全員インドに来させる」


というクリエイティブな案が可決されました。


一つ 議題がクリアされたので、

最近の議題は 「いかに 恭子のほっぺたの肉を落とすか」です。

まず、どうして丸顔に見えるのか ということが話し合われ

その後 どうしたら丸顔が改善されるかという話になり、

私は当然、










って言われると思っていたが、



インド人の考え方は違う。

もっと こう、 根本的なものだ。

そう さすがゼロを発明した国。。。。

インド人の出した答えは















と、丸顔じゃなくなる。 という結論に至りました。

そこを そうするには どうしたらいいのでしょうか。



でも 結局 「きょーこは いっつも笑ってるから ほっぺたが ぷくぷくしてるんだよ。」とフォローされ
上機嫌です!!


いやー しかし、 ほんと、トンガでもインドでも同じだね。

こうやって自分の居場所ができると やっぱりその国を一層好きになる。

いい同僚に恵まれて 幸せだあー

ちなみに 明日は 学校の後で 同僚の結婚式にいってきマース!!
結婚式の後は ラディカ先生の家に泊まるんだ~
で 翌日は ラディカ先生の家から出勤して
そんで 今度は ヘムラタの家に泊まるのだ!

で その次は 会社の上司 スリさんの家にご招待されてるのだ!

キャーーーーー!イベント盛りだくさん! たのすぃみぃ~!


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3 コメント

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ふぇふぇ? (花梨)
2009-04-29 21:18:28
まさにout side of the boxのアイディア!ナイス
普通はこれよね・・・

何はともあれ初めまして。
インドにいくと開眼するらしいけど、どう?
私も行ってみたいなぁ。

きょんちゃんがおもしろい人を引き寄せてるんだと私は思ふよ

私も図書館とばっかりお友達じゃなくて、もっと楽しむぞ!

枕投げとかしちゃうのかなぁ?!いいなぁいいなぁ。
返信する
チェンナイ郊外の病院にて ()
2009-04-30 00:44:30
健康診断をうけたのですが、
そのあとなぜか院長センセに会うことになって、

胃袋を切ろう

といわれました。

あなたは太りすぎだけど、
今幸いにしてドコも悪くない。

だから
胃袋を縦に半分ちょん切って
体重をウンキロまで下げよう。

そのあとは、

胃袋の片方を閉じちゃおう

そうすれば標準体重まで一気
におちるよ

..という大胆提案をうけました..


ひ弱な日本人会社員としては、
むちゃくちゃびっくり。

なんせ日本では、
血圧高いから下げる薬を。。
とか
コレステロール高いから下げる薬を。。
っていう対処療法をていあんしてくるけど、
インドは

胃袋ちょんぎっちゃえ

っていうホットスポットを突いてくる。


。。という体験をした、
某IT企業からチェンナイ郊外で働いている中年貧弱会社員でした。

たまたまあなたのサイトを見つけて
おもしろいな~
と読ませて頂くようになりました。

今月末でインドを去るとのこと。
あったことはありませんが、
ちょっとさびしいやら。。

日本に戻っても、ご壮健で。
失礼しました。
返信する
Unknown (きょん)
2009-05-02 23:12:57
>かりんとうちゃま
まーろー え らばまい!!

初参戦ありがとう!!
これからも どんどん書き込んで トンガ色を高めてくれることを期待しておりますっ(笑)
時々、よーちゃんと かねごんが コメント欄で プライベートな会話をしているくらいなので。

インドはこれで3回目だけど、開眼したのは1,2回目のときだけだね(笑)
確かに いろんな意味で悟っちゃうね。インドを旅すると。

でもまあ 暮らし始めると、結局 どんな国でも 根本的なものは 同じだなあーって思うなり。

かりんちゃんなら インドでも余裕で暮らしていけるよ(笑)なんつったって トンガで捕まえたネズミを 自分で水死させた伝説の村隊員だからね!!

>た さん
はじめまして。
誤字脱字の多い、いいかげんなブログを楽しんでくださってありがとうございます!
そして、書き込みありがとうございます!

しかし、さすがインド。期待を裏切りませんね~(笑)
考え方が 大胆というか単純というか、危険性を考えないというか、思いつきというか、、、。
何はともあれ、無事に“病院”から生還なさったようなので、何よりです(笑)

チェンナイの郊外のIT企業?
もしかしたらご近所さんだったかもしれないですねえ、、、。

私は今月末には帰国(帰国日は、もちろん決まってません。きっと帰国前々日くらいに決まるんでしょうね 笑)

いろんなことがありましたが、私は学生と大学のインド人の同僚の笑顔と優しさに助けられて 任期を終えることができました。

会社の人間には なんの思いもありませんが(笑) 大学の学生とインド人の同僚と別れるのは寂しいです。。。

日本に帰ったら プリとかドーサが恋しくなるんだろうなあー。

たさんもお体に気をつけて、お仕事がんばってくださいね!

ジャヤヘ~!
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