before dawn

青年海外協力隊でトンガにて活動、インドの大学で教壇に立つなどしていましたが今は母国で働いています。笑うことが一番大事。

インドの結婚式に インド人に成りきって行ってみた

2009-05-01 02:24:27 | インド 生活

大学の数学の先生 ラメーシュ先生(男性)が、
めでたく結婚が決まり、水曜日(平日じゃん?)に結婚式を挙げるといういうので、

そりゃあ めでたい!!(いい機会だ!) ということで、

私はラメーシュさんとほとんど話したことがなかったけど、勝手に 参加させていただくことにした(笑)

わくわく~ インドの結婚式、出てみたかったんだ~

気合入れて、美容院でメヘンディ(ヘナ)をしてもらいました。



メヘンディは おめでたいことや 行事があるときにするんだって。

40分かけて両手に模様を描いて、乾燥させます。

乾いてきたら、ココナッツオイルか、砂糖水をつけて、さらに色を定着させます。



↑ 乾燥して 剥がれてきました。

で、3時間くらいしたら 手を洗うと、



↑かんせーーーーい



↑ 反対の手。 違う模様を描いてもらいました~


ということで、花嫁でもないのに、準備は万端!!

結婚式会場は、ラディカ先生の家の近く。

昨日の大学が終わった後、ラディカ先生のおうちに遊びに行って、着替えて、結婚式に参加するという流れになりました。 結婚式の後は、ラディカ先生の家に泊まるのだ!!

ラディカ先生の家は 学校からはバスで一時間。道中も いろーーーんな話で盛り上がる盛り上がる。

楽しすぃなあーーーー

で、ラディカ先生の家に着いたら、さっそくご近所に挨拶周り(笑)

大家さんやら、同じアパートに住んでいる人達やらに紹介され、
その度に チャイやスナックをいただき 幸せいっぱいーーーー

しかも 楽しいーーーーー

そこまでタミル語がわかるわけじゃないけど、やっぱ協力隊時代、トンガ語が日常生活で使われている離島で2年間暮らしたせいか、言葉わかんなくても、だいたい何話してるのかわかるーーーー

で、ラディカmadamのおうちに戻って、チャイやインド料理の作り方を教えてもらって、

夕方5時すぎから、スタート。

何がスタートしたかっていうと、

結婚式 参加準備。

所要時間約1時間。

↓ 完成作品。


はいっ インド人の出来上がり。

私はシルクのサリーを持っていなかったので、ラディカ先生のサリーを借りました。

鏡の前で、あーだこーだ言いながら いろんなサリーを合わせたり アクセサリーをつけたり
髪の毛を結んでもらったり ジャスミンの花をつけてもらったりして


女性が集まって、みんなでお互いの衣装とかアクセサリーをチェックしあいながら おめかしするのって楽しいなあー

久々に 女性らしい時間を味わった! こういう楽しみって女の子の特権だよね~



ラディカ先生と 腹を出しちゃって 今更アムラー きょんこ。

しかし 私も髪の毛伸びたね。 マッチ棒ヘア さようなら。

結婚式に行くことより、準備に気合が入りすぎた感は否めない。

最高に着飾って 満足げに家を出てオートリリキシャに乗った後、ラディカ先生が 「あれ?!きょーこ、お祝いの品、忘れてない?」と言うまで

英語の先生と 日本語先生がみんなでカンパして買ったお祝いの品(鍋)を家に忘れたことに気がつかなかった 私。。。。

久々のおめかしに集中しすぎたっ!!

だーーーーー   あぶなかったぜーーーー 気がついてよかったーーーー
(気がついたのは 私じゃなくてラディカ先生だが)

慌てて家にもどって お祝いの品を取って、今度こそ 結婚式会場へ!!

ババーーーーーーーン!!!

これが 結婚式会場!(披露宴会場という方が正しいね)

ど派手ですなあ。

新郎の控え室に挨拶に行って、「呼ばれてないのに、来ちゃいましたってへっ」と言いながら、お祝いの品を新郎ラメーシュさんに渡しました。

ラメーシュさんは、

「同僚なんだから、遠慮なく式を楽しんでいってね。大学の先生 全員に招待状を出したわけじゃないんだけど、でも全員に来て欲しかったから 来てくれてありがとう」

 


さ、

かっ

っかーーーーっ 

やっぱ 違うねえ

新郎は 違うねえっ

新妻を迎えようとしている男は 違うねえっ

このっ このっ 幸せ者めぇ

で、お言葉に甘えて 遠慮なく楽しむために、

まずは手始めに 料理を楽しんでみた。

もう慣れたけど、ご飯だけで4種類くらい出てくる。(わんこそば形式)

ビリヤニ、 サンバルライス、プレインライス、カードライス。

それにチャパティもある。

こんだけ炭水化物とってたら そりゃ 太るぜ。 

デザートはアイスだった ラメーシュ! ありがとう ラメーシュ!!

かなりの量を平らげた後は、これ↓。

名前聞いたけど忘れちゃった。 葉っぱに スパイスみたいなのと 赤いクリームみたいなのを挟んで、
口に放り込み、くちゃくちゃ咬む。

消化を促すんだとか。 口が真っ赤になります。

これを咬ながら、

私が  「あああ~ よく食べた~」 というと

ラディカ先生 「ねえ~ よく食べたね~  じゃ、帰ろうか?」


ええええっ?!

帰らない、帰らない!!帰りませんよ? だって まだご飯しか食べてないよ?
新郎には挨拶したし お祝いの品も確かにあげましたけど、

まだ新婦に会ってないよ?

というか まだ新婦さんはお寺にいて、会場についてないよ?

私 「せ、せめて 新婦さんを見てから、、、、」

ラディカ 「ああ!そうだね!まだ新婦さん見てないね! あ、じゃあ 帰り道で見られるよ!さ、オートリキシャに乗った 乗った!」

ちゃきちゃきおばさん ラディカ先生が てきぱきしだしたら、もう誰も止められません。

気がついたら オートリキシャの中に押し込まれていました、、、、

新郎ラメーシュさんの 「遠慮しないで」という言葉どおり、

タダでご飯を食べるだけ食べて さっさと帰るという

最大限に「遠慮しない」形で 式場を後にした、、、。

ラディカ 「新婦さんを乗せた車は 絶対この道を通るから!」 と オートリキシャに乗りながら自信満々のラディカ先生。

「ほら!やっぱり! あれが新婦さんだよ! はやく降りて、写真 写真!!」

と 言われて 慌てて撮った写真 ↓



手前の水色の人が 新婦らしい。



しかし、、、、


新婦の隣に座っている 新郎っぽい人は 一体


誰?


新郎であるラメーシュさんは 会場にいたよね?
新婦の父親にしては 若いよね?

誰?!

もしかして、、、、

オートリキシャに戻ると、ラディカ先生が、「いい写真撮れた~?!」と満面の笑みで聞いてくるので

「うん、、、 と 撮れたんだけど、、、、」と曖昧な返事で 私の抱いている疑惑を隠そうとしました。

「よかった よかった!!」と安心するラディカ先生は こういいました。

「でもさあ、私 ちょっと気になることがあってさ~ あの新婦の隣に座っている人、
誰?

、、、、、、。

明らかに、新郎です。

ラディカ  「うーーーーん、、、、、 あれ、違うね。ラメーシュの新婦じゃないね。」

やっぱりっ!!!

赤の他人じゃん?!

ラディカ 「まあね、他人だけど、新婦の写真が撮れたからね、 いっか。」

いっか。

いいのか?

、、、、、いいよ いいよ。 いいんだよ いいんだよ。きっと いいのさ。


そんなこんなで ラディカ先生んちに帰宅、、、、、と思いきや、家から数十メーターはなれたところでオートリキシャを降り、ラディカ先生の友達んちへ。

ラディカ 「きょーこを 私の友達に紹介したくてさっ

そっかあ、だから早く式場を出たのね。

おっけー おっけー それなら おっけー

で そこで お茶とピーナッツをごちそうになり、ボリウッドについて熱くかたり 今度こそ帰宅。

帰宅後は 家の屋上で ご近所の人と星空の下、夜11時まで おしゃべりタイム!

楽しかったなあーーーーー!

さいこーーーに 楽しかった!

ご近所の奥様、子供たちと タミル語で (私はあまり話せないから ジェスチャーとタミル語) いろいろ話して、笑って、 最高でした!

こうやって近所の人とも結びつきが深いインド。

楽しいなあって思いました。

で 11時過ぎに 寝床に着いたのですが、(といっても 床にシーツを敷いただけですけど?なにか?)
蚊の大群に襲われ 2,3時間しか眠れなかった。

で、眠気眼をこすりながら、翌日、大学へ出勤。

授業はないので、資料作成と 英語の先生とのおしゃべりで一日が終わった。

明日は ヘムラタの家にお泊りだーーーー! 

今日は眠いので あんま面白い文がかけなかった。 アーメン。


↓ 披露宴会場の入り口にいた、ナマステ人形。手だけ動く。



ラメーシュさんと、新婦さん、おめでとう!!!


最新の画像もっと見る