クタビレ爺イの山日記

諸先達の記録などを後追いして高崎近辺の低山中心に歩いています。

古城台と野仏峠 H-16-10-22

2004-10-22 16:37:20 | 中之条・小野上・みなかみ・沼田・渋川
静かな山歩き・古城台

台風23号が去った二十二日の午後、小野子山南登山口探しを兼ねて小野上村が推奨している野仏巡りをしながら古城台一周を試みた。先ずは馴染みの岩井洞駐車場に車を置いて、岩井堂観音に寄ってみる。
以前は何時も観光バスなどで賑わっていたのに近くのドライブイン共々、人影は少ない。駐車場裏の道を岩井洞登山口を左に見て直進すると間も無く立派な社殿の「作間神社」があり、入り口付近に野仏第一号の「双神道祖神」がある。神社に参拝し尚も進んで十二ケ岳に向かう道との四つ角を突っ切ると、右に東屋があり、南の展望が良く茶色の濁流が蛇行する吾妻川が眼下である。左の山手には、「散策道降り道」の道標があり古城台一周の終着点はここに降りてくる。
この先には大岩盤を台石とした「百庚申」があり、「大青面金剛宝塔」を中心とした庚申搭群がある。嘉永の頃、疫病流行や外国船来航などで世情騒然とした中、諸悪排除のため設立されたものと言う。
少し行って「古城台の双神」「弘法の腰掛岩」「むしば神」をみてから道標に従って左折して登りに入り、西原供養搭を過ぎるとお休みどころの東屋がある。道は立派に舗装されているが周囲は畑で約1キロで左折して山道に掛かる。暫く蛇行を繰り返すと「古城台0.5㌔」の道標で再び左折し三百段の丸太の階段を登っていく。さしたる急登もなく展望台に達するが東面に雨乞山・小野子山、遠くに霞んで赤城が見えるだけで大した展望は無い。ここからは鎖を使った急登や漸く体が抜けられる狭い岩場等があり、僅かに登山の気分を味わう事が出来る。この岩場は迂回道も付いていて、此方は天狗岩で本道と合流する。
暫くで逆光の中、天狗岩の巨魁が見える。山頂はその手前であるが特に標識等は無く休憩ベンチがあるだけで展望も無い。しかし、天狗岩を見ながらの尾根歩きは気分の良いものである。この天狗岩には登れる見込みは全く無い。岩の先に南と西に開いている展望台があり西上州の連山が一望でき、見上げる天狗岩も西日を受けて光り輝くようで素晴らしい。ここから直ぐに下りに入るが途中に天狗岩同様の巨岩魁が幾つかあり飽きさせない。道は登り同様に丸太の階段で整備され、「胎内くぐり」を梯子を使って見るなどして林間
を行くと先程の「散策道降り口」に到着する。写真を撮りながらのんびりの二時間であった。
帰りは甲里から小野子山登山口を確認に行って如意寺などを見学して北群馬橋から伊香保・明保野経由で帰宅。


北口登山口

岩井堂


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