今年から新設の「山の日」、折角だから暫くご無沙汰の山行きを計画。当日の天気予報は
群馬は雲が多いが長野は晴れだったので群馬嬬恋・長野東御境の東篭ノ登から水ノ塔周回とした。
★国土院地形図では「篭ノ登」だが長野県関連の資料は東・西共に
「篭ノ塔」とされているし登山路の標識も「塔」なので実際はどちらが本当なのか?
高崎から通過地点の地蔵峠に行くには倉渕から二度上げ峠を越えて北軽に出るのが
一番早い。峠を越えて北軽信号までの約60kmを一時間半も掛かったが峠越えの低速運転が
影響したんだろう。r-235からの「つまごいパノラマライン」は帰途に使うとして直進、
一旦r-144の「大笹」に出て西進、「田代」で左折してr-94に入って南進で地蔵峠を目指す。
峠の手前で県境を越えて長野県東御市に入るがこの「東御」の読みは「トウミ」。
2004年に「東部町」と「北御牧村」との合併で成立したが「御牧」の読みが「ミマキ」
であり「御」はここでは「ミ」なのである。
地蔵峠は標高1730m程度、未だ8.40なので人影もまばら。 5742
付近に八十番観音を中心として数体のお地蔵様が並んでいる。この観音は東御市の1番観音に
始まり、1町(109m)毎に道脇に安置され、旧鹿沢温泉の100番観音まで続くが
「東御市分は80番で終わり」となるし嬬恋では「嬬恋村分は80番から始まる」と云う事になる。
林道を4.5km程度進むと標高2061mの「兎平」に到着、ここには池の平湿原の入り口であり
篭ノ登の登山口でもある。未だ大駐車場は空いているが協力金名目の駐車料は500円。
早速登山口に向かうが前後に人影は無し。(8.56)
最初はこんな気分の良い高原の道。
途中に道標、分かりきっている一本道でもホッとする。ここでは「登」。
やがて登山路らしき雰囲気が始まる。
忽ち本格的、まるでアニメで見る魔女の森。
高山特有の岩場の開始、僅かの地面を探しながら進む。
途中で振り返って景観を堪能。真ん中に地蔵峠駐車場も見える「湯の丸山」方面。
東には桟敷山とその奥に黒斑山らしき山塊、この高さでは浅間は見えない。
東南を見ると所謂雲海が下に見えるが日頃低山きり登ってない爺イにとっては
貴重な景観。
一旦道は狭い岩道になるが
直ぐに頂上が見える一本道だが岩が多く傾斜も強いので慎重。
そして三角点前で登頂。三角点は一等で点名は「篭登山」2227.91m
右手には名物の「赤ザレ」。右下から少し霧が出てくるともっと良い眺めに
なるのだがこれでも大満足。右手の突起が「水ノ塔」2202mらしい。
西方には湯の丸2101mと左奥に烏帽子岳2066m。見た目の貫禄から此処より
低い山とは思えない。
一寸右手には西篭ノ登山2212m、去年行ったので今年はパス。
北側の低いのは多分、村上山1746.7mとその左は桟敷山1931mか小桟敷山。
来合わせた単独氏が撮ってくれた本日の爺イ。
暫く景観を楽しんでからこの道標に従って水ノ塔に向かう(10.10)。
下りは鞍部まで80mの急降、下り切って振り返り。
直ぐに次のコブに向かう。
シャクナゲの林を進むと
奇岩が目の前、動物の咆哮の様でもあるが爺イの命名はクジラのジャンプ。
やがて前方に赤ゾレが見えてくる。
赤ゾレにはそれが発している山に登らなくてはならない。
途中で歩いてきた尾根を振り返ると東篭ノ登はまるで独立峰の様だ。
いよいよ赤ゾレの縁を多少びくつきながら歩く。下を見ると吸い込まれそうに成るから。
通過して振り返り。
やがてこの道標の処が中間点。(10.37)
その先までも赤ゾレは続く。前方の突起が水ノ塔らしい。
こんな平坦道を進むと
小規模なザレを通過。
いよいよ最後の登りに掛かると
大岩や倒木が折り重なった難所に遭遇。
この道標で到着((11.11)。
近くに居たご家族連れの方が撮ってくれた一枚。ここで軽食と休憩。
充分休んでから高峰温泉に向かって比高約260mの下山開始。
直下の岩場は岩が大きいので篭ノ登と大違いで短足爺イは下に足が届かず
いちいち座り込んで両手で体を支えて一つ一つ丹念にクリヤする。
難所を過ぎて振り返り。
歩いてきた山々は遠方に遠ざかっていく。
突然、目の前の巨岩に直登乗り越えの矢印。ギョッとしたが良く見たら
右にちゃんとした回り道が作られていた。余り脅かさないで欲しいもんだ。
水ノ塔を振り返ると凄い山だった。
やがて一寸した平地で一呼吸。
普通の登山道らしくなって一安心。
ケルンを通過。
うぐいす展望台の道標は地に落ちていたが展望はいまいち。
最後のほうに足に堪える木枠段付きの急登を過ぎると漸く終盤の気配。
そして温泉に到着で突っ張ってきた脹脛に持参のサロンパス貼り付け。
この看板を確認して長丁場の林道を池ノ平に向かって出発。この道標では
2000mとあるが実際には1945m程度。林道は最初の歩行350m位は軽い下りで
1920mまで下ってそれからは全て登りで比高140mをこなさなければ成らない。
途中で林道まで届いているゾレの下を急いで通過。
さっき歩いた赤ゾレを遠望するがこの辺から足が遅くなり日陰の全く無い
登りの林道歩きの辛さを痛感。
参ったなーーと思われ腰を落として休んでいたら一旦すれ違った車両が
Uターンして追ってきて「乗りませんか?」と声を掛けられた。それまでに
何台もの車が追い越して行っていたので便乗は諦めていたのだが
丁度限界でもあったので遠慮なく駐車場まで送ってもらった。
その中年のご夫婦は謝礼も受け取らず名前も名乗らずに爺イを降ろすと
又Uターンして高峰温泉・車坂峠方面に走り去った。こんな態度は爺イも
見習いたい。そんな事もあって無事帰着。(13.41)
但し復路が長い登りになるルート選定は傾斜が緩くてももう83歳の老体には
負担が大きすぎるので気をつけよう。こういう最後の長丁場の登りを
「爺イ殺しの坂」と云うーーーと本人が言ってます。
再び篭ノ登を眺めて帰路に付いたがラジオをつけたら未だ育英の試合は
始まっていなかった。11.800歩。
帰り道は地蔵峠から少し下った「民宿わたらせ」の手前から林道・桟敷山線に
入って村上山1747mの南を巻いてから北上、糠塚山の手前での林道四つ角を
右折してつまごいパノラマラインでキャベツ畑を疾走し二度上げ峠を経て
長い倉渕をのんびり走って(後ろにパトカーがぴったり)帰宅。
往復走行距離180km、往路走行二時間半、復路走行二時間十五分。
出合った花々
左クリックで拡大、左上左向き矢印で元に戻る。
群馬は雲が多いが長野は晴れだったので群馬嬬恋・長野東御境の東篭ノ登から水ノ塔周回とした。
★国土院地形図では「篭ノ登」だが長野県関連の資料は東・西共に
「篭ノ塔」とされているし登山路の標識も「塔」なので実際はどちらが本当なのか?
高崎から通過地点の地蔵峠に行くには倉渕から二度上げ峠を越えて北軽に出るのが
一番早い。峠を越えて北軽信号までの約60kmを一時間半も掛かったが峠越えの低速運転が
影響したんだろう。r-235からの「つまごいパノラマライン」は帰途に使うとして直進、
一旦r-144の「大笹」に出て西進、「田代」で左折してr-94に入って南進で地蔵峠を目指す。
峠の手前で県境を越えて長野県東御市に入るがこの「東御」の読みは「トウミ」。
2004年に「東部町」と「北御牧村」との合併で成立したが「御牧」の読みが「ミマキ」
であり「御」はここでは「ミ」なのである。
地蔵峠は標高1730m程度、未だ8.40なので人影もまばら。 5742
付近に八十番観音を中心として数体のお地蔵様が並んでいる。この観音は東御市の1番観音に
始まり、1町(109m)毎に道脇に安置され、旧鹿沢温泉の100番観音まで続くが
「東御市分は80番で終わり」となるし嬬恋では「嬬恋村分は80番から始まる」と云う事になる。
林道を4.5km程度進むと標高2061mの「兎平」に到着、ここには池の平湿原の入り口であり
篭ノ登の登山口でもある。未だ大駐車場は空いているが協力金名目の駐車料は500円。
早速登山口に向かうが前後に人影は無し。(8.56)
最初はこんな気分の良い高原の道。
途中に道標、分かりきっている一本道でもホッとする。ここでは「登」。
やがて登山路らしき雰囲気が始まる。
忽ち本格的、まるでアニメで見る魔女の森。
高山特有の岩場の開始、僅かの地面を探しながら進む。
途中で振り返って景観を堪能。真ん中に地蔵峠駐車場も見える「湯の丸山」方面。
東には桟敷山とその奥に黒斑山らしき山塊、この高さでは浅間は見えない。
東南を見ると所謂雲海が下に見えるが日頃低山きり登ってない爺イにとっては
貴重な景観。
一旦道は狭い岩道になるが
直ぐに頂上が見える一本道だが岩が多く傾斜も強いので慎重。
そして三角点前で登頂。三角点は一等で点名は「篭登山」2227.91m
右手には名物の「赤ザレ」。右下から少し霧が出てくるともっと良い眺めに
なるのだがこれでも大満足。右手の突起が「水ノ塔」2202mらしい。
西方には湯の丸2101mと左奥に烏帽子岳2066m。見た目の貫禄から此処より
低い山とは思えない。
一寸右手には西篭ノ登山2212m、去年行ったので今年はパス。
北側の低いのは多分、村上山1746.7mとその左は桟敷山1931mか小桟敷山。
来合わせた単独氏が撮ってくれた本日の爺イ。
暫く景観を楽しんでからこの道標に従って水ノ塔に向かう(10.10)。
下りは鞍部まで80mの急降、下り切って振り返り。
直ぐに次のコブに向かう。
シャクナゲの林を進むと
奇岩が目の前、動物の咆哮の様でもあるが爺イの命名はクジラのジャンプ。
やがて前方に赤ゾレが見えてくる。
赤ゾレにはそれが発している山に登らなくてはならない。
途中で歩いてきた尾根を振り返ると東篭ノ登はまるで独立峰の様だ。
いよいよ赤ゾレの縁を多少びくつきながら歩く。下を見ると吸い込まれそうに成るから。
通過して振り返り。
やがてこの道標の処が中間点。(10.37)
その先までも赤ゾレは続く。前方の突起が水ノ塔らしい。
こんな平坦道を進むと
小規模なザレを通過。
いよいよ最後の登りに掛かると
大岩や倒木が折り重なった難所に遭遇。
この道標で到着((11.11)。
近くに居たご家族連れの方が撮ってくれた一枚。ここで軽食と休憩。
充分休んでから高峰温泉に向かって比高約260mの下山開始。
直下の岩場は岩が大きいので篭ノ登と大違いで短足爺イは下に足が届かず
いちいち座り込んで両手で体を支えて一つ一つ丹念にクリヤする。
難所を過ぎて振り返り。
歩いてきた山々は遠方に遠ざかっていく。
突然、目の前の巨岩に直登乗り越えの矢印。ギョッとしたが良く見たら
右にちゃんとした回り道が作られていた。余り脅かさないで欲しいもんだ。
水ノ塔を振り返ると凄い山だった。
やがて一寸した平地で一呼吸。
普通の登山道らしくなって一安心。
ケルンを通過。
うぐいす展望台の道標は地に落ちていたが展望はいまいち。
最後のほうに足に堪える木枠段付きの急登を過ぎると漸く終盤の気配。
そして温泉に到着で突っ張ってきた脹脛に持参のサロンパス貼り付け。
この看板を確認して長丁場の林道を池ノ平に向かって出発。この道標では
2000mとあるが実際には1945m程度。林道は最初の歩行350m位は軽い下りで
1920mまで下ってそれからは全て登りで比高140mをこなさなければ成らない。
途中で林道まで届いているゾレの下を急いで通過。
さっき歩いた赤ゾレを遠望するがこの辺から足が遅くなり日陰の全く無い
登りの林道歩きの辛さを痛感。
参ったなーーと思われ腰を落として休んでいたら一旦すれ違った車両が
Uターンして追ってきて「乗りませんか?」と声を掛けられた。それまでに
何台もの車が追い越して行っていたので便乗は諦めていたのだが
丁度限界でもあったので遠慮なく駐車場まで送ってもらった。
その中年のご夫婦は謝礼も受け取らず名前も名乗らずに爺イを降ろすと
又Uターンして高峰温泉・車坂峠方面に走り去った。こんな態度は爺イも
見習いたい。そんな事もあって無事帰着。(13.41)
但し復路が長い登りになるルート選定は傾斜が緩くてももう83歳の老体には
負担が大きすぎるので気をつけよう。こういう最後の長丁場の登りを
「爺イ殺しの坂」と云うーーーと本人が言ってます。
再び篭ノ登を眺めて帰路に付いたがラジオをつけたら未だ育英の試合は
始まっていなかった。11.800歩。
帰り道は地蔵峠から少し下った「民宿わたらせ」の手前から林道・桟敷山線に
入って村上山1747mの南を巻いてから北上、糠塚山の手前での林道四つ角を
右折してつまごいパノラマラインでキャベツ畑を疾走し二度上げ峠を経て
長い倉渕をのんびり走って(後ろにパトカーがぴったり)帰宅。
往復走行距離180km、往路走行二時間半、復路走行二時間十五分。
出合った花々
左クリックで拡大、左上左向き矢印で元に戻る。
6年前に北軽井沢へ移り住んできました。
せっかく山の多い地域に来たのだから、犬と山に登りたいなぁ、と思い今朝ネットサーフィンをしていたら、
このブログに出会いました。
とても興味深く拝読させていただきました。
昨日は、私も犬3匹のお散歩がてら湯の丸スキー場に夕方行きました。
写真のアイスクリーム屋さんで、久々にソフトクリームも食べました!!!
音楽がとても大きくなっていて、私はびっくりしましたが、犬たちは北軽井沢よりさらに気温が低い広々としたところで、ご満悦のようでしたが、駐車場の辺りをぐるっと一回りしただけでした。
このブログを読んで、今日は、また湯の丸スキー場へ行って、左に曲がって池の平辺りでお散歩しようと思いました。
これから、時々、ここのお邪魔させていただきたいとおもいます。
ブログの更新楽しみにしています。
では、クタビレ爺イさん、今日もよい一日をお過ごしください。
久しぶりに長距離を歩きましたね。
低山ですとさすがに今は暑いでしょう。
私も林道を歩いている登山者を車に乗せ、喜ばれた事を思い出しました。
篭ノ登と水ノ塔、どうして字が違うのか私も疑問に思っていました。
コメント有難うございます。北軽には夏場のゴルフで
太平洋クラブに何回も行きましたので馴染み深いところ
です。最近は嬬恋の山に行くときにこのルートを利用していますが信号脇のコンビ二が途中休憩基地です。
例の地蔵峠のソフトは帰路に必ず寄っていきます。
注文の仕方がユニークでお気に入りなもので。
体力見合いでこれからもハイクを続ける積り。
此方こそご無沙汰していますがHPで何時もyomoさんの
凄い山紀行を拝見して自分が行ってる積りになっています。今までの写真を編集すると立派な山岳写真集が
出来そうですね。
当方は久し振りの山歩きで脚力と忍耐力が急速に
劣化していることを自覚したので年並みに安全ハイクを
心掛けます。
ロウバイの山はちょっと「荒れ気味」で、「山岳救助隊」で年よりも、小さい子供も楽しめる里山にしては「どうでしょう」。入隊願望。