W A K I の気ままなトンボの目

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反戦川柳作家 「鶴彬顕彰碑」 「顕彰の句碑に刻んだ鶴彬」

2010年04月05日 | TOWN
 「手と足をもいだ丸太にしてかへし」 余りにもインパクトの強いこの川柳は反戦を貫いた川柳作家「鶴彬」(つるあきら)の作である。一昨日大阪城へ花見に行ったWAKIは宴会の前に句碑のことを思い出してひとり城内を探し、やっと見つけた。その場所は大阪市中央区大阪城一丁目一番地、豊国神社のうしろ元大阪陸軍衛戍監獄の跡地である。ご覧のように立派な句碑が2008年9月に大阪の川柳人たちの尽力に大阪市が協力し建立されて百日紅3本も植樹されている。「鶴彬」は1909年(明治42年)生まれ、大阪では工員として働いていたこともあるゆかりの深い人でもある。句碑には「この地には、かつて大阪衛戍監獄があり1931年(昭和6年)治安維持法違反で22歳の「鶴彬」が収監され、1年8ヶ月呻吟の日々を送っていました。「暁を抱いて闇にいる蕾」鶴彬は暁の日を見ることなく29歳で獄死しました、私たちは戦争へと進む時代に抗し強靭な精神力で不屈の川柳を体現した鶴彬を偲び、没後70年を機に鶴彬を顕彰し記念植樹を行うものです。」と事績が刻まれていた。

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2 コメント

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17文字の抵抗 (waki)
2010-04-07 08:55:19
蟹工船の小林多喜二は余りにも名が知れていますが、川柳も弾圧があったのです。わずか17文字で権力にたちむかったのですね。
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獄死 (Mont)
2010-04-05 09:43:36
いやな言葉ですね。ほぼ同じ時代に生き、拷問でなくなった作家に小林多喜二がいます。1903-1933年の生涯ですから、鶴彬より6つ年上です。今、多喜二ブームだそうですが、一過性のブームで終わらせたくないですね。
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