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日本語論41 平成のデキゴトロジー

2018-06-19 | 現代日本語百科2025
1994年2月10日伝票が、書店の発行で納入のもの、挟み込んであった。このころは、国立大学の教官になって平成をスタートしていたのだから、わたしにとってのデキゴトロジーはどうであったろう。業績によって見ることになるが、人と会う、人に会う、その論を書いている。あるいは日本語会話集、ポルトガルローマ字綴り付きのパンフレットを私家版でだしている。そう思って、この前後を振り返るとなにかと、手広くやろうとしていた時代である。わたしが人に会う時代であったのだろう。日本語論3月号のコラムに、字書の言葉、問題なのは<と>と<に>、というタイトルの一文があった。偶然出会ったことを、偶然であったと、ページを繰る。コラム著者のジャーナリストと、アルゼンチン出身作家の日本語談議に及び、と会う に会う の違いを書いている。ちょうど出版された学研の国語辞典にその解説が載って画期的だとしている。語の用法であれば語用論になるから意味解釈もそうであるが、日本語にこのような言い分け方があることを、説明することがなかったというものである。これには困ったことで、説明する必要なく、人々は言葉を習得していたのであるが、それを現代語の意味用法として明らかにすることが行われて、まことしやかになってきたのであった。 . . . 本文を読む