形態文法の形態には意味がある、形式と意味の関係であるから、言語記号の考え方の基本となるもの、前提である。自由形式、結合形式のとらえかたにも、自由であるのは意味単位として成立すること、結合するのは、その単位に付属する意味内容となる、文法法則をとらえる形態論と統語論の意味の単位を知らなければ、形態はとらえられない。意味の最小形式が語を単位とすると原理原則をもってする、その意味が言語現象には意味の反映としてあるものであるから、その言語を用いる地域、ひとびと、その集団が持つものは歴史としての言語である。形式に分割する単語は共有される意義そのものであるから、その用法に規則性があるのである。 . . . 本文を読む