日本語の順序は主語からはじまって述語でおわる。その順序には主語がある、主語が第1番目の順序にあることが前提である。その順に主語―目的語―述語を次に見るなら、目的語が第2番目となる。この順をとるとするのは、やはり、主語があってのことである。しかし日本語は主語をあらわさない、あるいはそれを表すが、明示した主語を示しているのと、そうでない、主語を言わずして、主語となる語の特定する言い方があって、それを日本語の現象に見ていくと、主語と述語に対して、目的語と述語という言い方がよく見られることになるし、その目的語の位置に来る語の言い方がある。主語になる名詞に、-が となるものに対して、-を となるものがあり、さらには、-に ―と ーで、-へ、―より、―から、ーまで などを、述語について見ることになる。そのそれぞれは、第1番目、第2番目にある主語、目的語よりほかには、その優先順位になることはない。目的語―述語について、その語を置き換えると、それぞれに順序となる。便宜に、Nga V とするのに対して、Nga No Vと、日本語をとらえると、No V Nto V Nde V Nyori V Nkara V Ne V Nmade V と現れる。 . . . 本文を読む