さくらよ、さくらよ、さくらよ
さくらさくいまここに、よたび
めぐりくるときのながれにいて
かわらぬはなのかわらぬそぶり
うすくうすあかくにほふといい
むかえるそのすがたにきざむは
そらのながれくものいききにも
みずながれみずあふれまたさり
さくらよ、さくらよ、さくらよ
さくらさき、はののいのちには
さだめありてはかないものにも
おもいよせるもふかくよせては
おもいふかくはそのよそおいに
きざ . . . 本文を読む
言語のひとつとして日本語をとらえると、個別言語の日本語となる。言語一般に対して、一つずつの言語である意から、英語、中国語、韓国・朝鮮語というように、個々の言語をとらえる。その言語を国語とすれば、地域、国によって国語となるが、その名称をとるのは、日本語と韓国語である。中国は漢文、漢語であるし、また。中国語そのものをいうのは中文となって、日本語の文字遣いと異なる。中国は漢語である。中国語そのものをいうのは中文となって、日本語の文字遣いと異なる。漢語だからであるが、日本語もそうなると、日文、日語である。ただ、中国語で国語というのはある地域の言語を指す。英語でEnglishとなれば、それは国語を表す、National languageと異なる。しかし、日本語のようにとらえれば、国語教育であり、言語教育である。日本語を教えているのは、日本語を使って理科、社会などの科目を教えているのであるから、国語科目だけではない。国語科目には義務教育のときのそうであったように、よく知られている日本文学作品を教えている。国語で教える内容を、身に着けるべき言語、日本語による文化、規範など、その範囲を広くとらえることができる。 . . . 本文を読む
吾輩は猫である 漱石の漢字表記を読み仮名でつける。新聞の連載をもとに採録する。
夏目漱石
我儘(わがまま)な
同衾(どうきん)する
爪(つめ)
磨(と)いだら
怒(おこ)って
板の間(ま)
他(ひと)
顫(ふる)えて
筋向(すじむこう)
家(うち)
完(まった)くして
剿滅(そうめつ)
尤(もっとも)
大(おおい)に
目刺(めざし)
鰡(ぼら)
臍(へそ)
見付(みつけ)た
善(よ)い
毫(ごう . . . 本文を読む