漢語は熟語であって、それは発音のみならず熟合する故を以て単語扱いをする日本語である。2字からなる語句を一語扱いする。もとは漢語であるから文字が語であり、それが2字で語が熟したというものである。漢語を分類してその語構成を考えることは、文字と文字とがどう関係し合うかということをとらえる。漢語は文字で語となるとその熟語は文字の語である。漢字の数は異体字を数えて110,000字に及ぶから、その二字を組み合わせて漢語とするようなものであるが、現代中国語は現代漢語常用として、国家語言文字工作委員会と国家教育委員会によって1988年に発布した漢字があり、常用字2500字、次常用字1000字、計3500字となっているから、その数は常用として2013年、通用漢字規範表となった。そうすると、日本語になった漢語は漢字熟語であり、歴史的経緯による借用があることになる。 . . . 本文を読む