新聞ではない旧聞に属するか、漢字の簡体化を揶揄するという記事があった。しばらく放って置いたけれど、眺めていて、そう見ればそう見えると、また取り出してきた。検索すると、2015.4.21 11:00 の元記事、国際情勢分析、産経ウェブに、>「簡体字はキモい」 香港で渦巻く“中国本土化への嫌悪感” という見出しである。そこに示された例は、説明を追うと、例えば「飛」は簡体字で、片翼飛行でどう飛ぶの、とあって、簡体字は繁体字の上部4画だけになるのを見つめなおすようなことである。以下、それが、湧なら涌だが、湧き上がるための力もない、というふうである。簡体字を発音表記の文字だと思えば、それなりに、もとの字を思いうかべながら読むことになるが、漢字学習を簡体字だけで始めると、のちのち、本字を見て感心してしまうだろうと思ったりする。例には、導、導くための道はどこだ、郷、故郷に帰れど郎=男は不在、愛、中国本土の愛には心がない、雲→云、雲はあれど雨は降らない、などとある。 . . . 本文を読む