現代日本語百科   けふも  お元気ですか

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日本語文体

2014-05-05 | 日本語百科
文体は書きことばにある。文体をとらえて、文章様式に分けるとらえ方がある。いわば形式文体である。その文体をもって文章を書くというのは時代によって書き手が選んだことによる。文語体は文章体であるし、口語体は談話体であるし、それぞれは文語という書きことばにより、口語という話しことばによるとする。書き言葉と話し言葉を言文としてみて、そこには連続する言葉があったのであるが、日本語を和文体と漢文体とに分けその形式を区別するかのように分類してきたため、漢字表記を取り入れた書き方を漢文訓読体として位置づけた。それはたしかに文体として、記録や日記にも用いられてきたので、和文で書かれた仮名文字を表記する文体と異なっていた。それは何がことなっていたかを消息文に見るか、和歌あるいは短歌の形式に見ると、その語の現れ方が書き手また詠み手の心理、感情表現に文体の特徴が現れる。 . . . 本文を読む

まるで山ほど

2014-05-05 | 日本語新百科
現代日本語「誤」百科 978 まるで富士山ほどもある を例題にしている。まるで について、比喩の使い方をコラムは解説する。まるで天国のようだ というのを、例文に上げている。まるで は、したがって、程度を表すので、比喩の使い方と一緒にできないと説明する。そうすると、例題を数量で表現する、富士山ほどもある という言い方が、まるで富士山ほどの量がある との言いかえなら良いとなるだろう。つまり、まるで というのは、比喩的な用法でないならば、まるで富士山ほどのように と言っているわけではない。まるで山ほどもある というように、量的な比較に使われている。 . . . 本文を読む

0505 こどもの日に悲劇

2014-05-05 | 日記
幼子が3人、波と戯れて、呑み込まれる悲劇が、こどもの日のトップ記事になっている。何とも、いたましいことだ。父親がすぐにも海に入り、そこに居合わせた釣り人が、また助けに向かって、高波にどうすることもできない、流されて引き上げられたものの、心肺停止だった。地元の人が語る海岸のドンブカは高波にあらわれた。   波にさらわれ5人死亡 新潟の海岸 子と救助の父ら  中日新聞トップ記事、見出しである。20140505  リードには、四日午後一時半ごろ、新潟県上越市柿崎区上下浜の海岸で、「子ども三人が流され、助けに向かった大人二人もおぼれた」と、近くの男性から一一〇番があった、とある。    左側の見出しは、平成のピンポン外交を 上海チームが 7日名古屋に とある。20140505 記事に、日中関係が「政冷経涼」と言われるほど冷え込む中、上海のテレビ局キャスターが中心となり「新たなピンポン外交で関係改善に道筋をつけたい」と、民間卓球チームを編成し五日から訪日する、とある。     中段見出しに、人馬一体で駆け上がれ 多度・上げ馬神事 とある。20140505   記事に、三重県桑名市多度町の多度大社で四日、多度祭が始まり、若者が馬に乗って土壁を駆け上がる県無形民俗文化財の「上げ馬神事」が奉納された、とある。 . . . 本文を読む

日本語文法文章論 サンマ

2014-05-05 | 日本語文法文章論
日本語文章の解析である。話材を天声人語に見る。話題は、子どもの日とサンマ、文章資料は、朝日新聞コラム、20140505、である。春は終わり 夏が始まる この対比は、夏が始まるほうに視点がある。春は終わる、夏は始まる、とあれば、それは対照である。こどもの日を迎えて、第1回目を祝ったこと、とは意外性のある表現であるが、祝休日法の施行による。詩人が引用される、その詩句は、我ら戦争に敗れたあとに/一千万人の赤んぼが生(うま)れた/だから海はまつ青で/空はだからまつ青だ  とある。そのころ、子どもが多かったと回想をしている。子どもの日を、サンマの言葉に託して、復興と青空の空間を懐かしむかのようであるが、そのサンマを作り出し、確保するつとめを社会に警告している。 . . . 本文を読む

派兵

2014-05-05 | 新日本語百科
辞書には、軍隊をある地に送ること、とある。海外に派兵するという用例だ。出兵とも言う。オーストラリアは現在、米国の対テロ戦争に協力するためにイラクとアフガニスタンに実戦部隊を派遣している、のように、知恵蔵に解説がある。これまでの出兵には、出兵に近い言葉→台湾出兵|山東出兵|朝鮮出兵|シベリア出兵|豊臣秀吉の朝鮮出兵 というように辞書項目になるが、それぞれには歴史がある。自衛隊によるイラク派遣は、出兵でも派兵でも解釈されない。日本の法律によるところである。海外に自衛軍を派遣することは、駐留兵、駐在兵とでもなり、現地住民には占領軍にも映る。戦争をしない軍隊はあり得ないから、自衛のための戦争であればよいという解釈があり、派兵の目的如何では、その自衛をする軍隊を目の当たりにすることになり、兵の目にはどのように映るであろう。 . . . 本文を読む

軍事出兵

2014-05-05 | 日本語どうなるの?
1874年の台湾出兵に始まり71年間もアジアに向かって軍事侵攻し戦争をし続けた国であるという説明は、71年間を、1945年までのこととしているようである。また軍事侵攻を出兵ともみるなかで、琉球王国と薩摩藩また清の関係に見るとらえ方があり、軍事出兵は琉球王国が江戸時代にもった日本薩摩藩と中国の清の間で両属していた事実による。冊封、朝貢関係とみれば、そこには国と国の関係に於ける歴史事情がある。あるいは秀吉の朝鮮出兵、さらには古代朝鮮半島の争乱に及ぶ。いずれも、近代における日清、日露の戦争にかかわれば、日本による出兵の事実はとらえられてよい。それにはシベリア出兵、そしてまた山東出兵となる。 . . . 本文を読む

お電話

2014-05-05 | 日本語あれこれ百科
きまりを規則とすれば、とくにない。規則性はとなると、緩やかにその違いを持つことをみとめることがある。御字の読みを、いわゆる音読みと訓読みとで分けると、語構成では漢字の熟語には音読み、和語の平仮名書きには訓読みの語がつく。これについては、規則というよりも、語の成立にかかわることであるから、原則を立てることがある。しかし、接頭語となると、現代語では美化語としての用法を説明することがあって、漢字、カタカナの語にその用法を用いるかどうか、さまざま使い方がある。電話に、おでんわ、ビールに、おびーる、などとなると、ご返事、お返事、などの使い方もあって、それが原則に沿わないことになるし、歴史的な読み方が加われば、それを使う時代に合わせて読み分けることにもなる。 . . . 本文を読む