日本語文章論の解析である。ウクライナの独立は1991年、それから20年余、民族自立の紛争である。ウクライナが穀倉地帯のイメージとは裏腹に、天然ガスというエネルギー供給のはざまに国政が揺れる。クリミア半島のロシアによる実効支配がウクライナに及びそうな情勢である。朝日新聞コラム、天声人語20140529、ウクライナの行方より。 . . . 本文を読む
荷物が重い 荷物が重たい この語の使い分けになる。重い これについては重量による。重さそのもである。重たい これについては、重く感じる程度をいう。その程度は重いものがより重いとわかることである。もともと重いわけであるから、予想した重量の実感は、話しことばで、おもったいなぁ のように、その重さをとらえる表現である。軽いという語にはこのようなとらえ方はない。軽量のものには、軽い、より軽い と、程度を実感することはあっても、とても軽いというときはその労力に反比例してわざわざ言おうとすることがない。そのための表現を作り出さなかったのであろう。おもったい、に対して、かるがると、というふうになる。おもおもしい、かるがるしい、というように、その状態をとらえる語には、それぞれ派生的な意味を含むようになる。 . . . 本文を読む
現代日本語「誤」百科 990可能性が強い を例題にしている。コラムの解説は可能性を数値化するだけのことに捉えて、いつもの論法によって、コラム内の理由だけで正誤をとらえるが、可能性が高い、可能性が大きい、可能性が強い、可能性のあること、可能性を持つ このどれも表現として正しい。数量のとらえ方に、それをもとにして、見込み、期待、この逆であっても、わたしたちが思うことなどの表現があるからである。そのデータ結果から傾向を述べることもあるとして、表現の取る許容性が認められる。そこで、可能性は翻訳概念としての可否もありそうで、蓋然性を用語としておるべきかどうかについても議論があるので付け加えておこう。 . . . 本文を読む
「離島警備」自公隔たり 安保15事案 法整備認識めぐり 中日新聞トップ記事、見出しである。20140528
リードには、自民、公明両党は二十七日、集団的自衛権の行使容認を主題とする「安全保障法制整備に関する与党協議会」の第二回会合を国会内で開いた、とある。
中段見出しに、高裁判決前に大飯再稼働も 関電社長「規制委条件整えば」 とある。20140528
記事には、福井地裁が再稼働を認めない判決を出した関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)について、同社の八木誠社長は二十七日、控訴審判決が出る前でも、原子力規制委員会の適合審査合格などの条件が整えば、同原発を再稼働する方針を明らかにした、とある。
トップ左には、藤田保健衛生大病院 石研修 中国から念40人 とある。 20140528
記事には、藤田保健衛生大学病院(愛知県豊明市)は、日本の医療を学ぶ中国人医師を年間四十人受け入れることで中国政府系機関と合意し、提携書に調印した、とある。
>内視鏡手術支援ロボット「ダビンチ」を使った手術など最先端の医療を無償で研修してもらう。中国政府機関が、日本の病院と医師研修で提携するのは初めて。今秋にも第一陣の十人を受け入れる。
中段見出しに、高円宮家の典子さま婚約内定 出雲大社禰宜の千家さんと とある。20140528
記事には、高円宮(たかまどのみや)妃久子さまの次女典子さま(25)と、出雲大社(島根県出雲市)の宮司、千家尊祐(せんげたかまさ)さん(71)の長男で同大社禰宜(ねぎ)の国麿(くにまろ)さん(40)の婚約が二十七日、内定した、とある。 . . . 本文を読む