カタカナ語ランキング、日本語で言ってくれれば、というようだが、どれもこれもその用例の文脈があれば、どういう語の使われ方かわかってよい。外来語、カタカナ語の分かりにくさは原文の場面から切り離されたところにあるか、その用法がそもそも日本語としても概念をもたないのか、あるいは漢語使用が避けられるようになってきたためだろうか。アジェンダはマニフェストに対して使い方を注意しようとしたものだし、オーソライズは手続きのプロセスを問うことがあるので、ただ承認することがらとしてだけではないし、オルタナティブはエビデンス、パジェットともに、その用法がそれぞれの専門分野によって捉えられる。 . . . 本文を読む
恩師の祝い会を大阪宝塚で行った。卒寿である。どこかで傘寿と間違えたかと、卒寿で90歳になろうする。おめでたいことだ。いまは独り身でサンシティというところで悠悠自適のふうだ。恩師はご夫婦で教授でいらっしゃる、と。恵まれた教えを受けてきたのであるが、その25年に88回もの研究会は誇りに思う。それから何年になるか、先生を囲む会として集まりを持ってきた。奥様は平成8年に亡くなられた、いや18年か、享年75でいたから、90歳の年齢を考えると、それくらいである。集まった16人のそれぞれ、4人は定年を迎えるようなことで、みなさん、歳を増したことだ。つい、自分たちはいつまでも若いようなそうでないようなことを思っているので、それはそれで90年の人生を過ごされていることを知るべし、と、ここでも、教えのありがたさをかみしめる。京都相国寺をお墓参りでたずね、大阪をたずね、楽しく一献を交わして久しぶりの懐かしい顔を眺めてきた。いつのまにか、その道をあゆむことになる・・・ . . . 本文を読む
怖いようなニュースがあった。スマホとタブレットが何かと話題になって、それが、事件ではどうかかわるか。銃を手でころがし威嚇して発砲して、そのときに、居合わせた乗客たちは、その銃に気づかなかったと、怖いような話は現実に起こった。そこには誰もが手元の操作で発砲に及んだその凶悪犯に注意を向けるものがなかったのである。昨秋のことだそうだ。サンフランシスコの路面電車の車内、射殺事件である。容疑者は銃を構えていて、車内では誰も阻止できなかった、と、それはスマホや携帯に見入っていたせいだ、と、それが車内の防犯映像に映っていて、ほんとうに起こった話と確認されている。人の視覚聴覚を独占してしまうスマホである。この話は日曜に想うコラムのグーグルグラスの体験を書く記事に紹介されている。スマホの怖さはこれだけにとどまらないようである。 . . . 本文を読む
これは朝日新聞のスクープになるのだろう。20140112トップ記事の見出しには、中国防衛権 軍案より拡大 習政権、「経済水域」→「九州から130キロ」 と見える。リードには、昨年11月に中国が東シナ海に設定した防空識別圏は、中国の領海基線から200カイリ(約370キロ)を範囲設定の目安とした軍研究機関の案を採用せず、日本の九州沖合に寄せる形で範囲を拡大していたことが分かった、とある。記事の書き出しには、複数の中国軍関係者や軍事研究者が朝日新聞の主財に対して明らかにした、とある。記事左の見出しには、自治体間で除染格差 福島県外の総務省補助分 とある。リードには、放射線量が高く除染が必要な福島県外の自治体に国の支援が行き届かず、自治体間で格差が生じていることが朝日新聞の調べで分かった、とある。 . . . 本文を読む