現代日本語「誤」百科 918 特急の通過を待ち合わせます を例題にしている。待ち合わせる という語義をコラムは解説する。表題の例を、列車がある駅で特急を停車して、特急が通過し終わるまで出発しない場合をとらえていると説明するのであるから、これはこの理解を可能にしている表現であることをコラムが書いていることになる。それに加えて、待ち合わせをする人の場合でも解釈はそのままでよい。つまり、何ら表現に誤りはないのであって、例題をどうとらえたかの理解に苦しむ。通過を待ち合わせると言っているアナウンスに、通過してしまう特急は待ち合わせにならないとは、表現を聞いてわかるのに、わかっている表現のことをわからないとしてしまうのは、通過を というところで、通過を待ちます と言い換えたところで、それを聞いた駅にいる人々は、駅で列車が待った後は通過した特急のことをただ待っていたわけではなく、次いで出発することを思うわけであるから、待ち合わせたことに変わらないのである。 . . . 本文を読む
親米、連中、用日だそうだ。用日とは日本活用法のことである。中央日報の日本語版を見ると、社説にこの用日を論じている。韓国世論は両国の改善を自国の防衛上、望んでいるという結果をかんがみて、さまざま現実の議論をしている。その社説を読む限りでは世論調査の内容を伝えてその半数以上が日本との関係改善を回答している。それを大統領に求める風でもある。その記事の末尾、言及するなかに、経団連、日本商工会議所、経済同友会会長の会見で、経済界の底辺お声が反映されていると述べているのは、翻訳のせいか、おかしな書きようである。韓国のメディアが、日本で問題になった、テレビふうに言うなら、やらせをもとにしたニュース映像を作るので、テレビニュースで映される日本叩きの様子は作られているとみてもよいようであるが、この調査の数字はまた違った面を見せているようである。 . . . 本文を読む
自民党の運動方針案で、靖国神社参拝に関する項目の文章が、原案に記されたものが削除されたと伝えて、それが、不戦の誓いについてである。共同通信が見出しにする書き方だと、これはなあにと思ってしまう。削った表現は、不戦誓いと平和国家の理念を貫くことを決意し、とある部分のようで、書き換えられて、尊崇の念を高め、となったようだ。首相が神社に参拝して、不戦の誓いをしたとはニュース報道で取り上げられたので記憶にも新しい。靖国に参詣する理由が不戦では表立ったことになるという配慮からだろう。どう解釈したら、神社の参詣理由になるか、きわどいことである。もう戦いませんと言って戦った人に言えば戦った人を称えることにもなるかもしれないし、戦った人に尊崇の念を高めるとすると、それはまさに認めていますよとなって、解釈が変わってくる。党の方針案に現われた文言の取りようでは、これからこの言い回しを議論するとなると、靖国神社そのもののありよう、神をまつるという、古来の神のみかた、その意味合いがわからなくなってくる。 . . . 本文を読む
減税解答・連携 維新提案 河村代表 松井氏は合流要求 20140109中日新聞トップ記事、見出しである。リードには、地域政党「減税日本」の代表を務める名古屋市の河村たかし市長が八日、大阪市内で日本維新の会幹事長の松井一郎・大阪府知事らと会談し、減税日本の解答を前提に、連携を持ち掛けたことが分かった、と見える。その左にある記事は、認知症「予備軍」17％ 長寿研 運動、音楽で効果検証へ とある。書き出しは、国立k長寿医療研究センター（愛知県大府市）の島田裕之・自立支援システム開発室長のチームが、名古屋市緑区の七十歳以上の高齢者五千五百人に認知症の検査をしたところ、六人に一人の割合で軽度認知症の疑いがあることがわかった、と見える。 . . . 本文を読む