升井紘 浮沼亭日記

新型コロナも土砂災害も飛んで行け!

訴えが無いと裁けない安保法

2015年08月31日 00時01分54秒 | 日記

広島ブログ 

 

8月も今日1日限り、学校は明日から新学期が始まります。「辛口」にとっては、9月になろうと12月になろうと毎日が全て日曜日、冥土の旅の一里塚でしかありません。当然給与もボーナスも無く、全く変化のない「辛口」は大いなる暇人人生をヨタヨタではありますが満喫しております。夏が終わると秋を飛び越えて冬がやって来ることでしょう。

それなのに、しょうもないお節介が忙しくてたまらない「辛口」でもあります。

 

大幅に国会会期を延長して安保法案の成立を図るつもりの政府与党ですが、法案に反対の大規模デモが行われました。

 

安保法案 国会周辺で最大規模の反対集会


安全保障関連法案に反対する、これまでで最も規模の大きな集会が国会周辺で開かれ、参加した人たちは「戦争法案を今すぐ廃案に」などと訴えました。

集会は30日午後2時ごろから国会周辺で開かれ、主催者の発表でおよそ12万人、警視庁の調べで3万人余りが集まり、これまでで最も規模の大きなものとなりました。

 

それでも与党は数に物を言わせて成立させる公算が大です。憲法学者などの多数が憲法違反としている安保法案が成立したら、司法の「違憲立法審査権」は発動されるのでしょうか。

 

 安保法案が成立したら司法が違憲判決を出せるのか

違憲審査権は立法行為だけではなく内閣の決定にも判断を出し得ます。問題は、裁判所は訴えがなければ裁きようがないという点です。集団的自衛権の行使容認によって損害を受けた者でないと「訴えの利益」がないので訴訟しても門前払いになります。

 

大筋ではこのように「違憲立法審査権」の前の障壁が高いのです。例えば現職の自衛官が不利益を受けるとして訴えるなどの手段によらないと裁判にはならないようです。

 

法の効力を無くするためには選挙で政権を変え、安保法を廃止するなどの方法しかないようです。法治国家とは言え、不思議な日本の法律です。

 

 

 

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