あきお不定期日記

日常の思いついたことを不定期で書いてみたい。

不世出の作詞家阿久 悠氏逝く

2007-08-03 08:25:38 | Weblog
 悲報が飛び込んできた。8月1日稀代の作詞家、阿久 悠さんが尿管がんのため亡くなった。70歳だった。早すぎる死である。作詞した曲5千。途方もない数字である。団塊世代の時代の心をより豊にしていただいた。山口百恵や森昌子を発掘し、また作曲家都倉俊一氏と組んでピンクレディーを育てた。歌謡曲からポップスまで幅広い作詞活動である。あの一見怖そうなお顔からどうしてあんな詩ができるのか不思議でならなかった。さぞ繊細でしなやかな子供の心をもつ人ではなかったか。小生の好きな都はるみの「北の宿から」や森昌子の「せんせい」、石川さゆりの「津軽海峡冬景色」、沢田研二の「勝手にしやがれ」、小林旭の「熱き思いに」、八代亜紀の「舟歌」、ピンクレディーの「UFO]どれをとってもいまもカラオケで歌われている。一見奥深い詩のようであるが、自然と口ずさむことができる。
違和感が全然ない。氏は小説も書かれた。若くしてこの世を去った夏目雅子主演の「瀬戸内少年野球団」の原作者でもある。氏は又高校野球大好き人間であり、甲子園観戦で感じた詩をスポーツ紙に寄せていた。一時期あの詩を読むためにスポーツ氏を買っていた記憶がある。昨日、テレビ各局が報道していた番組のバックで流れている曲を聴きながら素晴らしい詩を世に出していただいた感謝の念と哀悼の念で涙が止まらなかった。
不世出の作詞家阿久 悠氏のご冥福を祈る次第である。     合  掌

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