あきお不定期日記

日常の思いついたことを不定期で書いてみたい。

小沢一郎氏無罪判決に想う

2012-04-28 15:59:34 | Weblog
 4月28日(土)
 今日からゴールデンウィーク。5月1日、2日に休みを入れると9連休となる。政治は一休みと言ったところだろうか。
連休前の4月26日注目の裁判に判決が下った。
政治資金規正法違反(虚偽記載)で強制起訴された民主党元代表小沢一郎議員に東京地方裁判所は無罪の決定をした。
この事件の経過についてはよくご存知で割愛する。判決の一番の問題点だった小沢氏から借入れた4億円の簿外処理の報告を受け了承したのにも係らず、元秘書らとの共謀については成立しないので疑わしきは被告人の利益にの精神に則り無罪となった。つまり、共謀があったとのことを証明する検察側の証拠が無かったか、泥弱なものだったようだ。この事件ではまたも取り調べ検事の失態が暴露された。小沢氏の秘書石川氏が取り調べの際にカバンに忍ばせていたテープレコーダーと検事が作成した取調べ報告書との間に辻褄が合わない箇所が出てきた。この検事かなり誘導尋問を行っており、この検事が作成した調書が悉く採用されなかったことは検察側にとって不利になった。因みにテープレコーダーを持参せよとのアドバイスをしたのは元外務省職員の佐藤優氏であると本人が言っている。
 この日、各テレビ局は特番を組んで放送していたが、あるテレビ局は図を使って、4億円の金の流れを検証していた。不思議に思ったことがある。小沢氏から4億円を借りた。10月29日にその4億円を銀行に持ち込み定期預金にした。同じ日にその定期預金を担保に4億円を借りた。後日、4億円が小沢氏に返された。この一連のお金の動きでは土地購入費の出所がわからない。土地の購入費の4億円はどこから持ってきたのであろうか。陸山会に元々このぐらいの現金が金庫にあったのだろうか。このあたりが釈然としない。また、定期預金をした当日にその定期預金を担保に借入れることは、金融機関の人間ならお判りでしょうが、歩積み両建てとなり禁止されていることである。金融機関は制裁を受けるのではないだろうか。月末近くの多額の預金が入金になることは金融機関にとってありがたいことである。
 輿石幹事長はすぐにでも小沢氏の復党手続きをするといっているが、前原政調会長のように三審制であるため控訴なき時まで待つべきである。また、小沢氏の処分時に、無罪が確定した時(判決より14日後)に復権と言っているのでそのときまで待つべきである。
 小沢氏の無罪確定か否かで政局に大きな波乱が来そうである。
しかし、今、日本を見るとき外交・防衛・経済・政治・社会生活などほとんどに不透明感が漂っている。政治家たちは吾を忘れ一刻も早く日本国の安全の為に立ち上がってくれることを願うのみである。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

北朝鮮の衛星(?)打ち上げ失敗に思う

2012-04-14 23:48:23 | Weblog
 4月15日(日)
 北朝鮮による衛星(?)打ち上げは失敗に終わった。それでも100キロ上空の大気圏外まで上昇し、爆発したものらしい。
日本円にして700億円を投じての打ち上げであった。北朝鮮にとって700億円は大したお金である。飢餓と戦っている国である。本当は国民の為に回せば思うのだが、北朝鮮の置かれている立場としてここまでしなくてはならないとのことだろう。
金日成の生誕100周年をひかえ、また金正恩の第一書記就任など数々の重要行事が重なっている今、過去何度となく失敗しているミサイル打ち上げをなぜこのときに行ったのであろうか。それも、外国のジャーナリストを招いて、現地も視察させオープンに行った。さらに、失敗したことを明らかにした。何故だろうか。北朝鮮の国内はどのようになっているのだろうか。
次は何を目論んでいるのだろうか。摩訶不思議である。
テレビを見ていると、或る評論家は矢張り早いこと民主化の道を辿るべきであるとコメントしていたが、そのとおりだと思う。
こんなことをしていれば愈々孤立化の道を辿り、行き着く先は自爆となりかねない。専制政治はもう終わりにしよう。中国だって、ロシアだって徐々に民主化の道を辿っているではないか。
北朝鮮の指導者たちは、意固地にならず、早く胸襟を開いて民主化の道を探ることが人民を救う早道だと自覚すべきである。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする