あきお不定期日記

日常の思いついたことを不定期で書いてみたい。

安保法案の審議に喝!

2015-09-10 11:26:01 | Weblog

 安保法案が最高潮のヤマ場をむかえている。参議院委員会の中央公聴会では6人の公聴人のうち4名が反対、2名が賛成の意見をのべた。この中で23歳の大学生の発言は非常にうなずける箇所が多くあった。身震いを感じる箇所もあった。国会議事堂前では連日プラカードを掲げ行進している多くの老若男女の姿がある。本日の地方公聴会は横浜で開かれた。法案を採決するための儀式としか見て取れない。ただ開くことだけで、内容などどうでもよいとの姿勢がよく出ている。これが日本国政治の現場だと思うと反吐が出る。失望、失望。

 この法案が何故こじれているのか。まず第1の原因は安倍首相が今年春アメリカ議会で安保法案を夏までに成立させると大見得を切った。どんな反対があっても、審議がかみ合わなかっても兎に角通さねば安倍政権のメンツが立たない。第2の原因は23歳の若き公聴人の言を借りれば先の選挙で自民党の選挙公約で23ページ中アベノミクスについては8ページが割かれていたのに安保法制については数行しか掲載していない。こんな重要な問題になぜ数行しか書かれないのだろうか。この時はあまり頭の中にはなかったとしか考えられない。第3の原因は10数件の関連法案を一括上程し、審議も一括、採決も一括の一括オンパレードである。法案間で整合性のとれない箇所もあると思う。だから、答弁も午前中と午後の答弁が全く違う。違憲と思われる法案もあれば、合憲と思われる法案もある。そんなもの一括して審議すること自体がおかしい。安倍さん焦っている。国民の60%が尚反対である。矢張りもう一度原点に戻り法案の上程の仕方から行うべきである。また、安保法案を争点とする総選挙を行うべきではないだろうか。所謂安保選挙である。またこんな重要な法案の裁決の時は党議拘束はとるべきではない。国会議員は我々一般国民の代表であって、我々個々人が立法に参加できないので代わりに行動する。だから、党議拘束をかけるなど可笑しいのである。主権在民である。

 ここ数日で数の利益で可決すると思うが、一日本国民として誠に残念でならない。

 


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