あきお不定期日記

日常の思いついたことを不定期で書いてみたい。

児玉清さんの訴え

2011-06-30 13:25:58 | Weblog
6月30日(木)
 今年も半年経ちました。それにしても暑いですね。6月というのに39℃です。7月、8月が思いやられます。
数日前、亡くなった児玉清氏についてテレビ放映があった。ご承知のとおりすごい読書家で、彼の書斎には2万冊の書籍がところ狭しと並べられていた。あらゆる分野の書物を読んでいたらしい。ゲストで出演していた作家北原謙三氏も感心のご様子。
児玉さんは面白本を読めといっていたらしい。北原氏も兎に角乱読でいいから多くの書物と出会い、その中から自分に適した、感心のある書物を精読すべきだと述べていた。
テレビなどの影響で読書人口が減っているとのことである。逆に世に出る書物の数は増えているのではないか。出版業界が苦しい立場になってきた。その上、電子出版がこれからぐんぐん伸びるだろう。正に出版物受難の時代である。
話を戻そう。その児玉さんが遺書めいた文を残している。文芸春秋の5月号、7月号に掲載されているとのこと。その中に現在の政治家は幼稚化している。こんなことでは日本国の将来は前途多難でであろう。誰が見ても政治家たちは保身あるのみである。
どの分野においても哲学的な思想が減退しているのではないか。政治家に政治哲学が無い。経営者に経営哲学が無い。教育者に教育哲学がない。全く思考力の衰えた日本国が誕生しようとしている。
こんなことでは世界と肩を並べることは出来ない。特に政治家たちは今何をすべきかを思考しなければならない。
あなた方はに我々は尊い命をゆだねているし、そのゆだねられた命を何をおいても守るのが本来の政治家では無いのか。昔、武士となれば政に命を捧げたものである。そんな気概が感じられるような政治家が一人でも2人でも出現することを切望する。今の日本の政治家で国家、国民に命を捧げられる政治家は悲しいかな見当たらない。

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朝まで生テレビをみて

2011-06-25 11:19:03 | Weblog
 6月26日(日)
 昨未明に「朝まで生テレビ」をみた。毎月最終の土曜日午前1時過ぎから4時過ぎまでの3時間、評論家田原総一郎氏の総合司会で、国会議員や評論家など出演者10名以上による討論・激論が交される。毎月この日は、この番組にあわせ金曜日の夕からスケジュールをたてる。つまり、夕食後、仮眠をとり夜中の1時前に起床する。
 毎回は国会議員5名(与党3名、野党2名)を含む13名のパネリストにより、討論が行われた。相変わらず野党の国会議員は菅降ろしに躍起である。民主党もトーンは低いが菅さんの限界が見えているような発言を繰り返す。折角政権奪取した内閣をなぜ守る発言をしないのか摩訶不思議である。それとも下野を覚悟しているのだろうか。内閣不信任案裁決前の民主党代議士会でもテレビを見る限り、菅代表は辞任するとは一言も入っていない。また、その前に鳩山氏との会談で取り交わした覚書の中にも辞任のことは書かれていない。鳩山氏も代議士会に出席の議員も想像だけで物事を判断している。否決されたならば信任を得たことになり、菅総理の元で復興に向けた対策を一刻も早くたて、復興必要法案を成立させるべきではないのか。菅さんが嫌いだから賛成しない、菅さんの首をすげ変えたら法案に賛成するという自民党諸氏の考えは本当に幼稚としかいえない。それに組する民主党議員も何を考えて。これもまた幼稚としかいえない。幼稚と幼稚が倍化され幼稚度が沸く。今の政治家には政治哲学などない。よく考えず感覚でしか物事を判断できない。こんな人に日本を任せてよいのだろうか。
この番組の最後に各地からの投書を紹介していたが。どの投書も政争に明け暮れず一日も早く復興に向けた行動を起こせとのことであった。

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東電よ!本当のことを言いましょう。

2011-06-24 11:29:26 | Weblog
 6月24日(金)
 東京電力による隠しの実体がまた明らかになった。昨日の報道機関の発表で皆様、既にご承知であるので内容は省くが、こんな重要なことなんで隠していたのか。これを発表していれば1000億の資金が入り、東電は債務超過になることを恐れたとのことである。東電の幹部殿よ、あなた方はどんな嘘をついても会社を守りたいとお思いでしょうが、それより以前に国民に対して、自然に対して何が必要不可欠かお判りでしょう。頭脳明晰な、最高学府の教育を受けてこられた方々です。まさか最高学府ではそんなことを教えていないでしょう。また、他から隠しているように圧力がかかったとも思われません。
今からでは遅きに失したかも知れませんが、この際本当のことを日本国民、世界国民に入ってほしいと思います。本当のことを言うことにより東電の価値は下がるかもしれません。しかし、世界の60億の民を救うことになるのではありませんか。本当のことを言うことにより、その対策が取れるのです。
政府も東電と歩調をとるのではなく、毅然とした態度で東電対策に臨んでいただきたい。国会議員も然りです。毎度言うようにこんな時に政局はやめましょう。最近の与党・野党のトップは相手に対する憎しみしかないのでは・・・・。彼が憎いから持ってきた政策に反対する。報道を見ているとそんなことしか考えられません。迅速に且つ効果的な国会での論争を国民は期待しているのです。国会議員自身の保身に関心はありません。東北3県へ国会議事堂を写し、現地を見ながら審議することを提案します。

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ある破綻信用金庫の判決下りる。

2011-06-20 23:58:27 | Weblog
 6月21日(火)
 3週間ほど前、大阪高等裁判所民事部での控訴審判決があった。
 破綻した信用金庫の出資金返還訴訟である。この信用金庫は小生が大学を出て7年間お世話になった。小生が奉職していたころは大阪でも1番大きな信用金庫で、預金の伸びも順調であった。預金も面白いくらい伸びに伸びた。支店長代理補佐(係長)で退職した。独立後も某支店と取引していた。10年ほど前の2月、保証協会の保証つきの300万円の融資を申し込んだ。窓口で30万円ほど出資金をしてもらえないかとのことであったが、3万円にまけて貰った。保証協会の審査で200万円が決定された。
契約をしにいこうかと思ってたら、経営破たんのニュースが流れた。近畿財務局から貸出禁止、預金保護の命令が出た。出資金3万円は増額するは、予定していた融資はおりないはで、慌てた。そんな苦い経験を持っている。
 よく聴いてみるとあちらこちらの支店で金融庁の基準をクリアーするために出資金大増強運動を展開していた。支店にはかなりきついノルマが与えられていたようである。出資金は信用金庫では融資先が融資額の5%を目途に拠出することになっていた。出資金は他の預金と比べ配当がよい。出資金が増えると自己資産がふえ経営が安定する。出資金を増やすことは信金にとっても配当だけを考えれば顧客にとってもメリットだ。ただ、出資金のデメリットは一旦加入すれば、すぐには売れない、脱退できない。
信用金庫と取引しているのは、ほとんどが中小・零細企業の経営者か、店舗周辺の一般住民である。出資金の何たるかはほとんど知識が無い。また、日本経済はバブルがはじけて停滞している時であり、本来お願いに行く中小・零細企業に余裕資金など無い。
営業マンは何十年営々として残してきた一般住民特に高齢者の定期預金に目をつける。そして、必要があればすぐにでも解約してあげますよといってその定期預金を出資金に変える。このようにして自己資金比率を上げようとしたが、かなりの額なのでついに落城した。
 小生も元職員であったので関心はあり、大阪地裁へ傍聴に度々通った。証人にたった住民は口々に「騙された。」「今の今まで定期預金の利息のよい定期かと思っていた。」「ハン貸して、利息のよい預金に変えるので。」「○○さんを信用しきっていたのに」という。なかには何千万円が出資金に化けたという証人もいた。数年の大阪地裁での審議の結果、判決は信用金庫は2,500万円を支払えとのことであった。昔の信用金庫の中味を知っている者にとってこの判決はおかしな判決だなあと思った。原告側弁護団はすぐに上告した。そして2年の審議の結果、大阪高裁は9億円強を支払えとの判決が出た。
出資金の性質もよく説明せず、またさせず、年老いた人々を路頭に迷わした信用金庫経営者、加担した職員は何のお咎めも無かったそうである。刑事事件に持っていってもよかったのではないだろうか。

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再びマスコミの役割について

2011-06-17 18:50:50 | Weblog
 6月18日(土)
 菅総理に関するマスコミの見方が変わってきた。
不信任否決前は、各局・各紙とも菅総理に対するバッシングが強く、野党と民主党の一部国会議員と一緒に菅辞めろコールを繰り返してきたが、この数日の報道をみると、被災地住民が「誰が総理をやっても同じだ。永田町の論理で政争するのではなく、被災地に目を向けろ。」と訴えてきたのかどうか知らぬが、今朝の某局の報道を見ていると、ゲスト出演している野党の国会議員に強く永田町の論理ではなく被災地対策を優先せよとの報道がなされていた。この局の司会者などいままでこのような発言をしたことが無い。どのような心境の変化があったのか、どのような報道姿勢の変換を迫られたのかわからない。
小生もそうだが、多くの国民は政局などやって要る場合ではない、現内閣を信頼し一日も早く復興の道筋をたて、実行に移してほしいと願っているのだと思う。マスコミが野党と民主党議員の一部に乗っかり、先頭をきって菅やめろコールを行ってきた。
また、原発問題では色々な専門家を毎日交代させ、安全論や悲観論を繰り返し、国民を翻弄してきた。これはマスコミの逃げとしか考えられない。それとも国民を翻弄させるよとの圧力がかかっているのだろうか。そのあたりの複雑な事情は我々にはわからない。
 野党特に自民党は小沢・鳩山より組みにくい菅総理を機会があれば降ろそうとの一点張りであった。考えてみれば谷垣総裁以下執行部は苦しい選択を迫られている。谷垣総裁に聞いてみなければ判らないが、色々なところから菅降ろしの圧力があるのではないのか。週刊誌をみていると原発推進派からの圧力、先の選挙で落選した大物議員からの圧力、そして与党民主党の一部からの菅おろしにたいするお誘い?などがあるみたい。小生は自民党内でもまともな行動をし、まともな意見を持っている方だと思っていた。あの、派閥の親分だった加藤紘一氏の行動を涙で遮っていた時を思い出すと。最近の谷垣総裁は党首討論や国会質問でも青筋を立てて菅総理に噛み付いている。そこには余裕すら感じられない。何か重い荷物を背負っている様である。
このあたりの詳しいことを勇気をもって報道するのがマスコミではないのか。マスコミ各社は圧力に屈しない報道を行うべきである。野党(昔与党)と一部与党の機嫌をとるような報道は絶対行ってはならない。また、人の揚げ足を取るような報道を絶対行ってはならない。報道機関の猛省を促す。
 

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