実効・即効ある政策の実行

１月１２日（土）
　新年明けましておめでとうございます。
　昨年は、諸般の事情からほとんど投稿できませんでした。今年は心機一転大いに投稿した
　いと思います。
　安倍さん正月から大いにハッスルしております。参議院選挙までは兎に角経済政策を最重　点におき、次から次へと民主党政権の政策を修正あるいは壊し新しい政策を頻発してお
　り、ムードが明るくなり市場も反映し円安・株高となっております。
　４月から６月までの経済の動向で来年からの消費税８％実施を決めることになります。こ　の消費税アップは自公民が賛成しているので自民党も必死にならざるを得ません。
　２０兆円の緊急経済対策をまとめ、日銀の協力を得てお金を市場に流すとのことですが、　うまくいくのでしょうか。２％の経済成長率が達成できるのでしょうか。６０万人の雇用　が発生できるのでしょうか。安倍さんは企業がお金をどんどん借り、設備投資をしてほし　いとのことですが、銀行はお金をどんどん企業に貸すのでしょうか。特に、中小企業にそ　んなに貸すのでしょうか。日本の中小企業の７５％は赤字決算となっております。それに　今年３月で切れる中小企業金融円滑化法で銀行、中小企業とも大変です。銀行は金融庁の　指導により格付け見直し作業を行っております。格付けランクを下げざるを得ない中小企　業が続出することが予想されます。銀行は与信したくても出来ない状況が多いのではない　でしょうか。財務省、金融庁など関係官庁はこの事情を把握し、万全の中小企業対策を行　わねばならないと思います。中小企業に対するセーフティネットの確立です。
　また今回の政策が浸透するまで３年から５年がかかるとも言われ、小泉内閣時代の閣僚も　述べております。政策を打ち出しても実効が伴わなければなりません。この間、我々は痛　みを分かち合わねばならないのでしょうか。
　確かにムードは少しよくなってきておりますが、実効が伴うような緻密な政策を行ってほ　しいと思います。特に、９９％を占める中小企業に対して最優先の対策を行ってほしいと　思います。
　それにしても民主党は静かになってしまった。テレビにも出ないし、新聞にも書かれな　　い。あるのかないのかわからない党になってしまった。自公が出した経済政策の意見すら　コメントできない。これが１ヶ月前まで責任をもって日本を運営してきた党なのだろう　　か。早く党勢を整えなければ参議院選にも負け、消滅の可能性もありなん。