あきお不定期日記

日常の思いついたことを不定期で書いてみたい。

日本社会の空白

2010-07-26 22:25:02 | Weblog
 7月26日(月)
 参議院選挙の後遺症なのかどうかわからぬが、世の中活気がない。
政治をはじめ、経済も、社会情勢ももうひとつビシッとしたものがないと感じるのは小生だけなのだろうか。あちらこちらで夏祭りが行われているが活気がない。小生も23日地元の夏祭りに参加したが、もうひとつ反応が薄いと感じられた。24日、25日は日本の3大祭りである大阪天満の天神祭りであったが、マスコミの報道も少なかったのか感じるものがない。株価もあまり変化がない。抑揚のない日本である。
原因は何だろうか。6月から7月の間に、政治では参議院選挙。サッカーワールドカップ。大相撲界の不祥事など世間を賑わすことが多かったので、その全部が去り、日本社会全体が一息ついたのだろうか。日本の空白とでもいえようか。もうすぐ夏休みに入るが、秋口からはまた活気溢れる社会が来るのだろうか。
 その前に、真夏の熱戦「全国高等学校野球大会」がある。いま、全国各地で地方予選が行われている。この大会を機会に元気日本が訪れることを期待する。

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竹中氏の盟友逮捕

2010-07-17 06:21:57 | Weblog
 7月17日(土)
 日本新興銀行を知ったのは、5年ほど前であった。東京都の石原知事が新東京銀行を創ったのと同じ時期か、それよりも遅い時期だったと思う。小泉純一郎氏の懐刀の竹中さんの盟友の木村剛氏が設立した。その当時、彼はテレビ出演の常連であり、テレビ各局の脚光を浴びていた。小泉氏や竹中氏が去り、彼の顔もテレビで見なくなった。その後あまり遠くない時期に中小企業者のための専門の銀行を創ったと報道された。世の中不景気で企業倒産が鰻上がりに増加していた時に、中小企業者は神の救いとばかり歓迎した。
 その後、小生の関与先の社長から連絡が入った。日本振興銀行の営業マンがきてパンフレットを置いて帰ったのでFAXするとのことだった。「当社の今の状態にマッチすると思う。」とのことであった。この会社はご他聞にもれず経営は瀕死の重傷、売上は伸びず、債務超過は勿論、取引銀行、保証協会からはそっぽをむかれこの際会社をたたむべきだと小生や顧問税理士は主張していた。社長もその方向でいこうと思いつつあったが、会社経営に未練があり最終決断はしていなかった。そのときに入ったチラシ。金利は高い、手数料も取る。銀行法に基づく銀行なのかと疑った。あの木村剛氏が創った銀行なのだろうかと疑い、法務局で調べた。やはり、木村剛氏が役員登記されている。
 金融庁の顧問までしていた木村氏の逮捕。容疑は検査妨害とのことである。8百数十通のメールを削除せよと指示していた。報道で見聞きする限りでは、経営状態は連続赤字が続いている。木村氏の経営手腕も独裁的で、素人経営者である。銀行法どころか貸金業法も知らない。マスコミ報道しかわからないがよくまあ、こんな人物が金融庁の顧問をし、テレビにも出ずっぱりでもっともらしいことを言っていたのだなあと思う。竹中氏もこんな人物を引っ張りあげたのだなあと思う。竹中氏の資質が疑われる。
今後、捜査が進み事実と実体が明らかにされていくが、裁判が東京で行われるとおもうので傍聴にいけないのが残念である。

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厚労省元女性局長の裁判結審する

2010-07-01 23:40:54 | Weblog
 7月2日(金)
 6月29日、大阪地裁で厚生労働省の元女性局長の最終弁論と最終意見陳述があり、傍聴に行った。1月27日の初公判から5ヶ月、20回以上の公判が行なわれ、小生はその9割以上傍聴した。前回の検察側の論告求刑では傍聴の抽選も行われなかったが、今回は抽選による傍聴であった。運よく抽選に当り201号法廷に入った。この法廷は大阪地裁では大法廷で刑事事件の公判が行なわれる。小生は、3列ある真ん中の前から2列目に着席した。テレビカメラの撮影が許可されている。定刻となり3名の裁判官が入廷。既に左方に3名の検事、右方に5名の弁護団が着席している。被告人と付き添い弁護士は写真撮影のため法廷外に待機している。ここで新聞報道やテレビ報道にはなかったが、ハプニングがおきた。傍聴人の1人が、何か訳のわからないことを大声で言い始めた。前回の論告の最後にも裁判長や検事に向って何やら大声を出していた。この大声は益々エスカレートした。裁判長が退廷を命じた。数人の裁判所の職員によって彼は退出した。こんな行動をはじめからおこなう予定ならば傍聴しなければよいのにと思った。彼のお陰で抽選に漏れた方がいるのに・・・。
写真撮影が行われた。2分間である。この日の夜、テレビニュースを見ると、後ろ姿ではあるが小生がバッチリ写っていた。この場所に座れば必ずテレビに映る場所である。このニュース、息子の嫁と見ていたが、「これ私。」と小生。息子の嫁「エ!ほんとや。」。
 裁判官に促され、主任弁護人の弘中惇一郎氏が最終弁論を始めた。廷内は静まり帰っている。総論2項目と各論である争点10数項目に分れている。途中の休み時間を入れ3時間に及ぶ膨大な最終弁論であった。特に、各論では検察側の主張をことごとく否定し田茂のであった。議員案件なので国会議員の先生に逆らうと厚労省の業務遂行に支障をきたすので、法を捻じ曲げても議員の願いを聞こうという検察の描いたストーリーを弁護側は否定した。
供述調書もみんなそのことに沿った供述調書を書けるように誘導する。沿わない供述が行われると、被疑者を威圧したり、なだめたりのあらゆる方法で沿うようにさせる。この供述調書が公判でことごとく否定された。最終的には裁判所は供述調書の信憑性が疑わしいと証拠採用されなかった。証人たちが法廷で述べたことが証拠採用されるという検察にとって不利な結果となった。弁護側は大阪地検特捜部の勇み足だと断罪した。勿論、女性元局長は無罪である。冤罪であると結論づけた。最後に、元局長が最終陳述書を読み上げた。私は、一切かかわっていない。5ヶ月以上の拘置所暮らし。仕事も休職扱いで、1年以上もしていない。娘や夫にもつらい思いをさせた。一日も早く普通の暮らしがしたいと願うのみであります。判決は9月に言い渡される。正義の御旗はどちらに微笑むのだろうか?

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