あきお不定期日記

日常の思いついたことを不定期で書いてみたい。

円楽師匠ありがとう

2007-02-28 04:44:47 | Weblog
 落語家の円楽師匠が引退表明をされた。数年前脳梗塞で倒れ日曜日の夕方の人気番組「笑点」の司会を降りて久しい。軽妙な独特の話法で我々を釘付けにした。懸命なリハビリにはげまれた。昨年秋に2月25日の高座の話があり、この高座のために毎日数時間づつ練習を重ねたとのことである。2月25日の高座は、数年間の思いと、今後の出発点だった。師匠によれば最初の数分でやはり口がうまく回らない、声がうまく出ない。40分持つかな。ここで断りを言って高座を降りようかなとも考えたらしい。「こんな落語をしていてはお客さんに失礼である。」まさにプロの考え方である。40分間、本当に苦しかっただろうと思う。長い長い40分であっただろう。終わった後、すぐに引退会見。古典落語の大御所がまた一人現役を去った。日本の伝統・文化を守り抜いたお一人である。

 2月27日の朝ズバ(司会者みのもんた)にゲストで出演されていた。
以前の元気な師匠ではなくやはり口のまわりが悪い。本当に残念である。
古典落語は日本文化の象徴の一つである。どの話をとってもその中には日本の伝統、文化がある。西洋かぶれした日本。時代の流れといえばそれまでだが、今だからこそ日本人一人ひとりが日本の文化や日本の歴史、伝統を検証すべきである。やはりよいものは後世に引き継ぐことが必要ではないだろうか。

 東京赤坂の議員会館建替工事現場で発掘調査が行われ江戸時代の二本松藩の武家屋敷跡が発掘された。遺跡が発掘されれば調査が行われ遺すか遺さざるべきかを議論して結論を出すようになっている。ところが、発掘調査も完全に終わっていないのにブルトーザーが入り工事を行っている。国会議員も吃驚仰天である。なんてこったあ・・・。我々の家から遺跡が出れば個人の費用で発掘調査をしなければならない。もし、その遺跡が重要なものであれば建物は建てられないし自分の自由にならない。そんな法律を作って遺跡を守る一方、国の土地であれば何をしてもいいんかいな。また、一つ日本の文化が消えていく。それも我々が負託している国家議員も知らぬところで。日本の民主主義はどうなってんのん。

 円楽師匠には、早く元気になられ古典落語の伝承は勿論であるが、日本の文化を後世に受け継いでいく橋渡し役になっていただきたい。

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危機感せまる日本外交

2007-02-26 00:33:16 | Weblog
 ブッシュ大統領の人気が落ちて久しい。来年はアメリカ大統領の選挙である。共和党のブッシュは2期8年の任期で来年は引退である。今、民主党ではヒラリークリントンが立候補する準備を進めている。ブッシュの前の大統領のであったクリントンの妻である。もともと共和党の施策は民主党に比べ穏やかといわれている。小泉首相がブッシュとあんなに仲良くなったのも共和党時代であったからとのことである。小泉氏、余りにもアメリカと仲良くなりすぎ郵政民営化を命ぜられ、0金利対策を指導され、商法の改正まで圧力をかけられ、憲法解釈を拡大してイラク派兵まで認めさせられ、テロが起こるかもしれない危険な国にされ、古い伝統と文化を持った日本を剥ぎ取られた。国会議員も危険だと判っているのにその政策を指示し苦しい答弁を国会やマスメディアでいっている。民主党の政権になると日本たたきが激しくなるといわれている。クリントンの時代がそうだったからで、今度はハゲタカファンドをはじめいろんなな手を使って日本を襲うことになりはしないか。それともう一つ中国のファンドはもっときついとのことである。北京オリンピック、上海万博がすんだ後、中国ファンドは勢いをつけ日本を襲うのではないだろうか。
 大阪の日曜日の午後1時半からの10チャンネルの番組に「なんでもいって委員会」という人気番組があり2月24日は以上のことが放映されていた。

 国の主な仕事は国家の防衛と治安・国民への公共の福祉と健康で文化的な最低の生活を守ることである。

 6カ国協議でも日本は結局つまはじきにされてしまったといえるだろう。日本だけが宙に浮いてしまった。あの拉致被害者の横田さん夫婦がブッシュ大統領にあい涙ながらに訴えてもアメリカはこの件については力を貸さない。金正日が現実に拉致を認めていてもである。本当に友好国であればアメリカはもっと強く意見してくれるべきである。

 その原因は日本外交の弱さではないだろうか。外交のプロを育ててこなかったのである。

 国民は日本の将来に安心しているだろうか。美しい日本は訪れると思っているだろうか。否であるとおもう。

 国家滅亡的な図書が書店に並ぶ。ばら色の国家の書籍など目に留まらない。
美しい国のタイトルの書籍など安倍首相の本だけである。それもタイトルと書かれている内容の整合性がない。

 この国はどこへ行くのか。国民全体が真剣に危機感を持って考えなければならない。いよいよ1部の官僚、政治家に任せておけない状況となってきた。





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冷静に物事を見てほしいなあ

2007-02-24 01:22:58 | Weblog
 昨夜午後7時30分からNHKテレビで関西の6府県の知事と堺屋太一氏との討論会が放映されていた。関西に住んでいる人間特に大阪府に住んでいる者にとって大阪府知事の発言には関心ががあった。
 堺屋氏のきつい当を得た問に対し、太田知事の答弁・意見には落胆させられた。
やはり堺屋氏は関西をよくご存知の大人である。知事は地元で生きてきたものがふさわしい。落下傘ではいけません。関西には官僚出身の知事が6人中5人いる。滋賀県知事だけが民間人出身である。太田知事は官僚出身で何が得しているかとの問いかけに官僚の中身が判っているので挨拶抜きに話が出来る。とのことであった。はたしてそうだろうか。官僚にばかり顔を向け仕事をするようでは効果が上がらない。かえって隙ができるのではなかろうか。緊張感も生まれてこない。堺屋氏が大阪で生まれ成長した武田製薬が神奈川に研究所を移すことになった問題で大阪で成長した技術者が850人減る。大きな損害だといったことに対し、太田知事はマイナスのことばかり言わずに3社ほど名前を挙げこれらの会社が大阪に来る。もっとプラスのことも言ってほしいと苦しい言い訳をしていた。何故もっと各県の知事を説得し東京一極集中から地方分散することを真剣に早く考える組織を作らないか、また、中央に物申さないのか。
 答えはわかっている。関西の知事連中も判っていると思う。大阪をはじめ関西人はもともとアンチ東京、アンチ官僚である。東京から押し付けられたことへの反抗精神が強い。私は今、大阪人なら誰でも知っている淀屋橋を作った淀屋に興味があり研究しはじめている。自前の財産で中ノ島を干拓し、今の金額に直すと100兆円を貸す金融業者でありその多くが東京の武家屋敷がお得意さんであった。江戸の幕府からその功績に対し称号を与えるとのご沙汰に対し淀屋はそんなものいりませんと断った。これが原因の1つで淀屋はお家断絶、没収と相成った。まさに反骨精神そのものであった。この気骨が大阪人には脈々と流れている。そんなことを思い出していた。
 大阪府知事選挙の際当初、自民党大阪府連はこぞって民間出身の学校経営者を候補者に選んでいたが、急遽中央から太田知事を送り込んできた。自民党大阪府連もかなり抵抗したが結局太田氏に決まった。2期目も太田氏がどこからの推薦も断ると言明したものだから中央から何を考えてるねんとお叱りを受け即刻推薦受け入れの会見をした。したがって自民党・民主党とギクシャクし、頼りは公明党である。大阪府政はそんなことだからちっともよくならないのだ。
 道州制の問題も上がっていたが、それよりもまず2重行政の大阪府と大阪市の統合を早く実現してほしい。かなりの節約が期待される。
 太田知事、淀屋の精神を学び府政に生かしてほしい。

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蘇った青春

2007-02-20 02:00:47 | Weblog
約一週間、投稿できませんでごめんなさい。これからまた書いてゆきます。それにしても月日のたつのは早いですね。まさに光陰矢の如しです。2月16日から17日にかけ北近畿へ行ってまいりました。高校12期(昭和35年卒)の有志で真冬の北近畿への小旅行でした。男性6名(内先生1名。齢81歳。お元気です)、女性5名の構成となりました。往復をバスを利用しての旅でした。車内では行きも帰りも最後尾に陣取り昔懐かしい出来事を年も考えずに大阪弁を撒き散らしました。まさに大阪のおっちゃん、おばちゃんの集まりでありました。行く先は久美浜。午後4時ホテル到着。会員制のリゾートホテルであります。部屋も広く、私など1人でツインルームでした。こんなの初めて。実はいびきがきついのです。懇親会も6時から10時まで4時間の長丁場。高校3年生をみんなで合唱の後お開きになり、一室に集まり、先生を中心に昔のことを語り合う。私など高校時代はおとなしくてどこにいたのかわからないほどであったから、見るもの聞くものこんなことがあったのかみんな充実した高校時代を送っていたのだなあと悔やむことしきり。先生もお酒が回って来たのか舌が滑らかになり、またぽんぽんと艶っぽい言葉が出てくる。81歳の先生一番元気です。腹を抱えて笑い転げることしきり。1時半懇談会はお開きとなった。翌日は出石町により出石蕎麦をいただいた。信州小諸より蕎麦と職人を招き出石蕎麦を広めた。初めての有志による小旅行は成功のうちに終わった。お読みいただいた皆様も一度学生時代の仲間と小旅行でもしては如何でしょうか。青春再発見ですよ。利害関係のないもの同志の旅、おつなものですよ。

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宮本巡査部長 勇気をありがとう

2007-02-13 11:19:02 | Weblog

 悲しい事件が起こった。 東京板橋区内の駅から自殺しようとした女性を見回り中の警察官が助けようとしたが間に合わず両者諸共電車に跳ねられた。女性のほうは重症で命にはべつじょうがないが、助けに入った警察官は意識不明の状態が続き昨日午後4時天国へ旅立った。御歳53歳。働き盛りの真っ盛りだった。 公務員による事件が多発している時、本当に心温まる出来事である。 報道によるとこの巡査部長は日ごろから親切で、思いやりがあり地域住民から慕われていたとのこと。なんでこんな良い人が早死にするのか。緊急災害などの事件ではなく、自ら命を絶とうとしている者のために・・・・。 国、東京都はこの警察官に最高の栄誉を贈ってほしい。本人は判らないだろうが彼がとった勇敢な行動にお礼の意味を込めてである。このような出来事にはいくら税金を投入しても国民は賛成するだろう。  安倍総理も早速弔問した。いいことである。この巡査部長がキャリアであろうがノンキャリアであろうがかまわない。最高の栄誉を受けてしかるべきである。 天皇陛下閣下もこの巡査部長にねぎらいのお言葉をかけていただけたらと思う。

 私にも朗報が飛び込んできた。一昨年暮れ「ふれあいの心を音楽で」という趣旨で設立したNPO法人ミュージックインKANSAIの発会式にあの有名な関西学院グリークラブ(日本最古の男声合唱団。山田耕作、今東光、日野原博士、宮内オリックスオーナー、ザ・シャデラックス<カルテット>など輩出)のOB合唱団「クレセントハーモニー」に出演していただけるとのことになった。また、当合唱団の音楽監督で前世界合唱連盟副理事長の洲崎先生が指揮をしてもいいよとのことである。曲目も「ふるさとの四季」と題して童謡10曲とのことである。実はこの合唱団、6月から7月にかけアメリカ、カナダへ演奏旅行に出かける。そのとき披露する曲目である。  私の高校時代の同期の友人に相談したところ快く受けていただき今回の朗報になったものである。この友人も大学時代は関西学院グリークラブに所属、トップテナーでソリストでもあった。社会人時代は仕事に追われ関東暮らしが多かったため細々と活動をしていたが定年を機に大阪へもどり、今OB合唱団「新月会」「クレセントハーモニー」そして復活?「ザ・シャデラックス」のカルテットと3箇所で音楽活動を行っており、音楽三昧の生活(羨ましい)を送っています。  本格準備にも軌道にのってきました。乞う、ご期待!! 詳細決まり次第発表します。よろしくお願いいたします。
   
 ふれあいの心大切に 
                NPO法人ミュージックインKANSAI      をよろしく。    
                       TEL/FAX 06-6466-2710


[投票率アップ運動]  
                自分の判断で選ぼう。そして清き一票!!


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