あきお不定期日記

日常の思いついたことを不定期で書いてみたい。

遺したい日本の麗しき光景

2007-03-22 00:45:47 | Weblog
3月20日、叔父の一周忌法要で信州へ旅立つ。往きは高速バスを使うことにした。午前8時新阪急ホテル北側のバス乗り場を出発。名神を走り多賀パーキングで小休止ののち小牧から中央道に入る。途中、雪を被った伊吹山がみえる。いつ見ても美しい山である。数年前の山頂ハイクを思い出す。岐阜と長野の県境の阿智パーキングで2度目の一休み。恵那山トンネルを過ぎると右手に南アルプスの山々が真っ白い雪帽子をかぶり見事な光景である。高速道の右側に飯田盆地が広がる。長閑な光景である。駒ヶ根に入ると、今度は左側に真っ白な深い雪を被った中央アルプスの連山が聳え立つ。ワンダフル!の連発。自然が創った光景である。美しい日本がここにもある。この光景いつまでも遺してほしい。そう思わずにはいられない。
事業家であればこんな考えはしないだろう。この広大な土地の利用方法を考えるだろう。私にはそんな考えは出ない。やはり事業家にはなれなかったのだ。65歳にした初めてわかった。午後1時25分無事松本バスターミナルに到着。5時間30分のバス旅行は終わった。松本で有名な蕎麦屋弁天で本場の蕎麦を食した。今晩の宿泊場所である亡母の実家に行くのには未だ時間があるのと運動のため松本市内を歩き始める。松本市の中心部を流れる薄川の土手を東に向け約25分歩くと高校野球で有名な松商学園高校につく。数人の部員がストレッチをしていた。伝統校らしく素晴らしい設備である。その近くにあるあがたの森につく。旧制松本高等学校(現信州大学)の校舎が保存されていた。展示室があり旧制高校生の生活がにじみ出るようなところだ。一角に喫茶室がありコーヒーを飲む。
5時にもなると寒さが増す。大阪などでは味わえない深々とした寒さである。
山国信州に来たのだとの実感がわく。北のほうに目をやると北アルプスの霊峰群が聳え立っている。真っ白な雪を被っている。白馬のほうまでみえる。近畿では経験できない光景である。
先ほども述べたがこの光景いつまでも遺したい。後世に残したいと思うのは私だけであろうか。

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ふれあいの心を

2007-03-19 09:22:19 | Weblog
 一昨日夜、テレビを見ていると面白い話題があった。
77億年後の地球である。480度の灼熱地獄となり水は干上がり、今の近世のようになるそうだ。その後は急に冷え切って地球の一生は終了となる。というのは77億年後の太陽は今の200倍ぐらいの大きさになり、怒り狂うがごとく活発に活動し、その後は冷え切ってしまう。太陽もその一生を終わるとのことである。
太陽系はその任務を終わることになる。
もし、それまで生きれるならば太陽系の終焉を見届けたいですね。

 仏教用語に「生老病死」という言葉があります。万物みなこの世に生を受け、だんだん老いていく。病に倒れ、死を迎える。みんなそうなんです。大統領であろうと、会社の重役であろうと、サラリーマンであろうと、職人であろうとみんな最後は骨になってしまうのです。一体の骨になります。もう数百年もすれば今どんな高位な地位にあるものでも忘れ去られるでしょう。
今が今日が大事なのです。

 事務所の経費問題でかなり苦しい答弁を繰り返している大臣、今の日本をよくするためにも本当のことをいって責任をとりませんか。どこかの閣下、もう一度考え直して拉致した人々を帰しませんか。親子の絆、家族の絆は宇宙よりも思いのです。もっと大きな気持ちで物事を考えようじゃありませんか。

我々日本人だってむかつくことは多くあります。なんで5カ国のみが核を持ってよいのか。他の国が核をもつと集中攻撃をする。やはり驕りがあるからです。
全世界の指導者は戦うことばかり考えず、慈しみの心、思いやりの心、ふれあいの心を持つべきです。そこから愛が生まれます。
地球で人間が行っていることは太陽系から見ると本当に小さなことです。
その小さなことが地球に住むものに迷惑をかけているのです。
少しでも地球を永らえることを考えましょう。

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親は尊いもの

2007-03-17 03:00:01 | Weblog
 約10日ほど投稿できませんでした。本来の仕事に加えボランティアの仕事3件がはいりばたばたの毎日でした。やはり行動が鈍くなってきたようです。とっさの判断が難しくなりました。それもそうです65歳ですもの。
 今日(3月16日)は私の誕生日です。65歳になりました。老人クラブの仲間入りといいたいところですが、気は若くまだまだ老人クラブは先にしたいものです。

 3月16日は注目すべき判決がありました。ライブドアの元社長堀江貴文被告の判決です。2年6ヶ月の実刑です。収監され午後4時保釈金5億円で外に出ました。判決内容をよく読んでみたいものです。

 それよりも朝ズバにチャンネルを合わせると「みのもんた」が泣きながらしゃべっている。コメンテーターも、女子アナ3人もみな目を潤ませている。
3月15日母親を殺した息子に執行猶予3年の判決があった。確か宇都宮地裁でのこと。18年前母親が病気で倒れその面倒を見なければならない。兄弟のうちたまたま失職していた被告人にお鉢が回ってきた。被告人も親思いの息子で、就職もせず新聞配達(月2万円)をしながら重病の母親の世話をしていた。2年前それまでの看病疲れか被告人も病で倒れ親の面倒を見切れなくなった。やむなく親を入院させた。被告人の病状も大分よくなったので再び親の面倒を見始めた。しかし、親の将来と自分の将来を思い浮かべたとき生きることへの自信がもてなくなった。「お母さん、僕も生きることへの自信が無くなった。一緒に死んでくれないか。」「お前の考えているとおりにしたらええ。」とのことで母親を殺めた。このまま母をほっておくのは忍びないと警察に出頭してから死のうと考えた。本人は死に切れなかった。
以上がストーリーである。被告人から提出された上申書には泣いてしまった。「僕の人生はなんだったのか。」近所の人も褒めに褒め称えていた。最後に裁判長から「執行猶予がついたのだから私から死のうが死なないかはいえない。しかし、しっかり生きてほしい。」本当に名言ではないか。
親は本当に尊いものです。しかし、現実は厳しいですね。
 私も8年半認知症の母を看た。現実は本当に大変なんです。世間体など気にしてては認知症の親の面倒など看れません。こんな現実が益々多くなっていきます。
みんなで考えなければならないときに来ています。

 一方で事務所経費のかからない事務所に年間500万以上の事務所経費を計上し、国会で質問を受けても屁理屈ばかりついている現職の大臣。この親子の話に耳を傾けてください。こんな大臣の行動は許せないと思いませんか。即刻辞任すべきです。また、彼の所属している党も首相も鈴をつけるべきではないでしょうか。

 この投稿文は3月16日から17日にかけ作成しました。

ホームページ一部試験発信
 http://www.tetsuzuki110.com
一度ご覧ください。順次、充実させます。

予告
  NPO法人ミュージックインKANSAI 発会とミニコンサート
  とき:平成19年4月26日(木)午後6時
  ところ:此花会館「梅香殿」(JR環状線、阪神西大阪線西九条駅下車すぐ)
  会 費:3,000円(弁当つき、懇親会費用込み)
   Ⅰミニコンサート
    1 独唱 (交渉中)
    2 男声合唱「クレセント・ハーモニー」(関学グリーOB合唱団)
       童謡メドレー10曲(6月米国遠征披露曲)
       指揮 洲脇 光一氏(合唱界の重鎮)
   Ⅱ発会式&懇親会
      飛び入り演奏?(ご期待ください)
      みんなで歌おう日本の名曲コーナー

    参加ご希望の方、TEL06-6466-2710へ(同事務局)
      
  

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矛盾した制度を正そう

2007-03-07 01:19:38 | Weblog
 松岡農林水産大臣の事務所経費の問題が予算委員会で民主党の議員より質問されていた。もともと議員会館の水道光熱費はただであるとのこと。そこに年間507万円の光熱費が計上されていたとのことである。この問答が面白かった。腹が痛くなるほど笑い転げた。民主党の議員「議員会館の水道の蛇口は一つしかないでしょう。」松岡大臣「そこに浄水器をつけている。」議員「一つの蛇口に浄水器何十個つけているのか。」答弁に困った松岡大臣「こんな無駄な質問をせずに、もっとよい質問をしたらどうですか。」議員あきれ返ったご様子。
翌日の朝ズバ。みのもんた、平沢、河村議員を前に、怒った。何てこと言うのだ。国民を侮辱するにもほどがある。同派の平沢議員も同調。河村議員はしてやったりの顔。

 これは明らかに松岡大臣の失言である。あなた何者ですかといいたくなる。
みのさん怒るのも無理はない。それにしても大臣の資質も変わったなあと思う。論行功労賞内閣だからか。まともに答弁できるのは麻生さんぐらいである。可愛そうに柳沢大臣なんか度外視され馬鹿にされている。委員会の席で大声で怒鳴りたいぐらいだろう。浅野たくみの守の心境だろう。[馬鹿にすんな。」と。もう少しがんばってちょうだい。我慢我慢。真面目でおとなしそうだから余計可愛そう。

 一昨日午後、久しぶりに裁判傍聴。民事裁判。小生が大学を出て7年間勤めた信用金庫の破綻で出資金の返還請求事件の原告側証人尋問だ。大口取引先で2,150万円の出資金が返ってこない。五島列島から裸一貫大阪に出てきて、夜昼となく働き、小金をため事業を興し、懸命に努力し、少し余裕が出てきたなあと思ったところに信用金庫から出資金増強運動で、あしかけ3年で2,150万円もの出資金をさせられ、あげく信用金庫破綻でパアーになった。尋問はまず原告側弁護人から質問。
 あやふやな答弁が多かったので原告側弁護人からきついお言葉。次に、被告の信用金庫側女性弁護人から質問が飛ぶ。証人はおろおろ。「あれの」とか「それの」とか歯切れが悪い。女性弁護人そこをつく。「あれ」とは何を言うのですか。「それ」とは何をさすのですか。答えられない。裁判官からもきつい注意が飛ぶ。最後の段階になって証人、怒鳴り始める。「裸一環で田舎から出てきて。食うものも食わずやってきて。出資金パアー。どないなってんねん。」原告側弁護人その場を収めようと躍起。原告側弁護団の再質問。証人、未だ腹の虫が納まらない。わめき始める。原告側の弁護人に食って掛かる。裁判長も「あなたにとって有利な材料を引き出すために、あなた側の弁護団が骨を折っているのです。」ふてくされて質問に答える。最後に異例のことであるが裁判官が特に何か言いたいことありますかと尋ねると、先ほどのことをおっしゃって終了した。

 国の敷いた政策に生き残るための出資金増強運動。なりふりかまわない出資金集め。断ったら融資のほうでしっぺ返しが確実。その最終章は経営破たん。出資金は返らず。気の毒である。信用金庫経営者・職員は誰1人刑罰は受けていない。みんなのうのうと優雅な生活を送っていらっしゃる。被害者はつらい思いのまいにちである。なんと矛盾した世の中であろうか。

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出資金は還してあげてほしい

2007-03-03 05:18:29 | Weblog
 2月28日(水)から3月1日(木)にかけ久しぶりに徹夜をした。急な仕事(紹介)が舞い込み、書類作りにてんやわんや。完了したのが朝6時20分。7時まで仮眠ののち起床。9時本日の約束の場所へ。頭朦朧?

 信用金庫勤務時代を思い出した。昭和40年代前半の金融機関、今のようにコンピューター化されていない。みんな手作業である。一番厄介なのが3月、9月の普通預金の利盛計算と、手形貸付の未経過利息の計算である。今の若い金融マンは知らないだろうがタイガー計算機が出している計算機械である。手動で右手でくるくる回しているとチ-ンと音がする。数字が表示される。一軒ごとに計算するのだ。私のいた店は大店舗で件数も多い。3月中旬、9月中旬から準備しても3月31日、9月30日は徹夜である。翌朝6時前後に集計が終わり本店に報告と相成る。8時過ぎまで仮眠である。あるものは机に足を投げ出し、またあるものは宿直室の毛布を持ち出し、客用のソファーでぐったり。8時過ぎから近所の飯屋で朝食である。味噌汁の美味かったこと。本当に仕事をしたなあとの気分になる。また、団結力もできる。今の行員、あの時代のことをやれといっても出来ないだろう。そんな気分を久しぶりに味わった。
 
 その私がいた信用金庫5年前に経営破たんした。倒産である。出資金は返ってこないので集団訴訟を行っている。出資金返還訴訟である。私も訴訟団に加わっていないが5万円の出資金を持っているので時々傍聴している。今、被害者の証人調べの段階である。集めるほうも信用金庫存続のため大きなノルマを負わされ必死に集める。出資金の性質などいちいち説明する時間的余裕がない。あらかじめ取引先の預金状況などを把握しておき夜討ち朝駆けの営業展開をしていた。客のほうも零細企業や商店主が多く、都市銀行、地方銀行から相手にされないところが多く、金融商品の知識に乏しく、出資金の性格などわかるはずがない。担当者から、社長!今この利息のええのんに換えるキャンペーンしてまんねん。年1割つきまっせ。あの100万円の定期、こっちに変えてくれへんかなあ。ノルマきついねん。たのむわ。しゃあないなあ。うちの息子も君と同じくらいの歳やねん。東京で君と同じような苦労しとると思うわ。ほな、やっとき。というような具合で出資金はどんどん膨れ上がった。私が勤務していた時代出資金は貸付先の融資額の5%だったと思う。今そんな縛りがないのだろうか。信用金庫もそれまでは経営破たんしても出資金は還ってきていた。この信用金庫がはじめて出資金の返還が行われないとなったようだ。あの大阪1であった信用金庫がこんな話法で出資金の勧誘をしなければならない状態になってしまった。吾ながら寂しく思う。この被害者たちは国の政策の被害者でもある。

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