ＮＨＫよ公平の原則を忘れるな

　１１月２５日（水）。
　昨夜、ＮＨＫテレビ、プロフェッショナルを見ていると、あの脳化学者茂木先生が出演されている。１０日以上前、無申告で新聞紙上を賑わしていた人物である。過去５年で４億円以上の申告をしていなかったとのことである。無申告であるので脱税ではないのか。２年前に税務署から警告があり、自分で申告できなかったら税理士を紹介することまで忠告されている。そのことは無視して今日まできた。この行為やはり脱税それも悪質である。憲法にも国民は納税の義務を負うと書かれている。憲法にも違反している。犯罪行為だという人もいる。
脳化学の権威である茂木先生のお脳は無申告行為がどのようにインプットされているのだろうか。
　このことについて新聞もあまり書かない。さらっと記事にしたぐらいである。テレビもほとんど報道していなのではないか。
ＮＨＫなどは事件があれば番組を中止し、当該者を番組から降ろす行為にでる。今回はそのようなことは全く無い。偉い先生はお咎めなしとは不公平ではないか。公共放送であるＮＨＫがこのような不公平な判断をして良いのだろうか。
監督官庁である総務省もＮＨＫの今回の行為に対して徹底調査すべきである。
どんな偉い方であっても、どんな人気者であっても常識を疑うような行為をしたものはそれなりの制裁を受けるべきではなかろうか。
公平・公正の原則は堅持すべきである。

明るい増収問題も考えては・・・・

　11月１９日（木）。
　昨日の仙石大臣の発言では来年度の国家の税収が３８兆円とのことである。
概算予算は９５兆円。いま、この予算を削減する事業仕分けが行なわれており、３兆円を削ることを目標に攻防戦が行なわれている。９２兆円とするならば５４兆円という途方も無い額が赤字であり、これを国債で賄うしかない。
先日も書いたとおり無駄の削減は徹底的にやってもらいたい。しかし、一方増収対策も積極的に行なってもらいたい。世界的な停滞経済で法人税や所得税、消費税などの直接的な税収は見込めない。間接的な税金にメスを入れてはどうか。
評論家と称する人の中にはこのことを言い出す人達も出てきた。
利子税、昔あった物品税、相続税などを真剣に考えるべきではないか。
預金金利は０に等しい。日本には１４００兆の個人資産があるらしい。単純に計算すると１％上げることにより１４兆の預金利子が発生し、その１５％の利子税２兆１千億円が国庫に入る。また、地方への利子税５％の７千億円が入る。預金金利を上げることは貸出金利を上げることになり、企業の負担が大きいということになるがここのところは頭のいい方々が知恵を絞れば解決の道はあると思う。
昔あった物品税の復活も考えれば如何なものか。いわゆる贅沢品には税金をかけることである。贅沢品には５％程度の税金をかけたらどうか。もし、物品税の復活がダメなら消費税で差をつける方法もある。フランスでは野菜などの素材を買う時は５％程度の消費税で済むが、レストランで飲食をすると２０％ほどの税金が掛かるとのことである。
又、相続税の基礎控除額を下げたらどうか。いま、相続税を払う方は５％ということである。基礎控除額は５０００万円であるが３０００万円ぐらいに落としたらどうか。かなりの増収となりはしないか。
　スーパーなどが値下げし、それにつれ商品の質が落ちそのつけは国民に跳ね返ってくる。消費経済は縮小し、沈滞ムードが漂い、暗い世の中となっている。その上に予算削減政策。益々、暗い世の中のムード。
庶民にとって預金利子アップなどは明るい話題ではないだろうか。

関空予算凍結大いに結構

　11月17日（火）。
　昨日の事業仕分けで関西国際空港予算１６０億円凍結されることになった。
半径２５キロの中に３つの空港がある。関空、伊丹そして神戸。元々、関空を作る代わりに伊丹をなくす計画であった。それが伊丹空港が存続の強い運動があり存続となった。その上、神戸国際空港もできてしまった。関空をつくる時、兵庫地方の乗客のために湾岸線を作り、神戸から３０分ほどで関空に到着できるようにした。
それぞれの空港が足の引っ張り合いをしてきた。また、世界経済が停滞し需要が伸びなくなった。やはり３つの空港設置は不経済である。近畿圏の状況からして関空一本に絞りこむべきである。もっと効率のよい空港運営を政府は本気になってすべきである。その意味で１６０億円の予算凍結はよいことだと思う。
日本には大・中・小合わせて９０近い空港があると聞いている。この狭い日本にでである。中には休止状態の空港があると聞く。この間もテレビで放映していたが飛行機が飛ばず、滑走路は凧揚げ大会の会場になっているものもある。何十億、何百億という大金をかけてつくった国民の尊い財産が利益を生まない。赤字、赤字である。
こういう無駄を洗い出すのが今行っている事業仕分け作業である。初めての経験で至らぬところばかりだろうが、この制度は毎年毎年実施し充実させていくべきである。我々が毎日流れてくるニュースを見ていても判りやすい。公開されているので財務省も行政側も仕分けチームも真剣である。この制度国民の７２％が賛成であるとの調査結果がでている。
３０００とも言われている事業。今年はそのうちの４４０事業だとのことであるが、この４年間で全事業を仕分けして欲しい。勿論、お膝元の財務省の事業についても同じである。
この際、無駄と天下りの問題を徹底的に検証することによってかなりの成果が得られるのではないだろうか。

期待する仕分け作業

11月１５日（日）。
　久しぶりの投稿であります。
小生が主宰している音楽関係のＮＰＯのコンサートに没頭していた。また、この時期に相続、遺言、後見の業務が立て続けに入り、その対策にも奔走。一時は身体を３つくれと叫びたいような心境であった。
世の中の動きも変わった。行政では仕分け作業が９日間にわたって行なわれている。３０００とも言われている項目のうち４００を引っ張り出して行なっている。
自民党時代には考えられなかったことが行なわれている。それがまた、公開である。毎日情報が国民に知らされる。聞いたことの無いような項目がどんどんでてくる。昔から公務員は前例を踏襲しようとことが頭にある。これはいらないと思っていてもそれを代えようとしない。時代はどんどん変わっていくのだが、項目だけは昔と変わらない。自民党政府も、与党議員も勉強していなかった。どんどんと膿がたまっていった。
自民党もなすすべが無い。谷垣総裁のこの件に対する談話もトーンが低い。一項目一時間では何がわかるのかといったようなことしか述べれない。
今回は４００項目であるが、数年かかっても全項目を洗い出し、無駄を全部出して欲しい。行政の大掃除を行い、新しい時代の新しい体制を確立して欲しい。そして、地方との役割分担を明確にすることによって、行政の近代化が図れるのではないだろうか。

人が増えることはいいことだ

　１１月４日（水）。
　昨日は文化の日。文化勲章の伝達式が皇居で厳かに行なわれた。
受賞者の皆様方、本当におめでとうございました。
小生は、近くの保育園の文化祭に出席した。今年から理事に就任し、９月は運動会、そしてこの文化祭である。この保育園は仏教系の保育園であり、小生の次男もお世話になった。教室には２歳児からの園児の力作が展示されている。遠足の思い出や運動会の思い出などが描かれた絵画が展示されている。また、牛乳の空箱でつくった動物の工作物も並んでいる。先生方も大変だろうなあとつくづく思った次第である。
運動場には椅子と机が並べられ模擬店が開店。おでん、ポテトフライ、うどんなどが売れている。園児と父親・母親・おじいさん・おばあさんが仲良く食べながら、飲みながら談笑している。本当に良い光景である。子供が増えると街が明るくなる。小生の隣近所も最近子供が増え、本当に明るくなった。一時は全くいなかった子供達。一人増え、二人増えし今は１０人近くになった。一時に比べ明るさは雲泥の差である。やはり少子高齢化では暗くて暗くて・・・。
　園長さんに挨拶に行く。保育園と地つづきの本堂へいく。既に理事や役所の担当者、市・府会議員が談笑中であった。先月末のＷＴＣ移転問題が話題になっているようだ。徹夜の攻防で府は８５億円で市所有物件を買う。その先は未定である。橋下知事は即時完全移転にもって行きたいようであるが反対が多い。今朝の新聞を見ると知事は東京で本省の機関をＷＴＣに持ってきてほしいとの陳情である。
中々良いアイデアではないか。橋下知事はどんな構想を持っているのだろうか。先にあるのは大阪市と府の合併であろうか。はたまた近畿の統合であろうか。
これだけ社会の動きが早まってきたのであるからやはり近畿圏の合併構想が彼の頭の中にあると思う。又、これが時代の流れではなかろうか・・・・。