哲ノート

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二度目の清書 -講談広小路亭-

2019-06-18 23:35:18 | 落語・浪曲・講談・演劇・芸能
先月行けなかった「講談」を聴きに…いつもの広小路亭へ。

今月は松之丞さんが出演するんで(あいかわらずの人気です)早めに到着して「整理券」をいただきます。(でも満席にはなりませんでしたが…)

いつもの座席でのんびりと講釈の世界にひたります。

前座さんから「笹野権三郎 虚無僧下り」「甲越軍記 信玄謙信一騎打ち」「燭台切り光忠」「越ノ海勇蔵」「実録 長谷川平蔵」「天保水滸伝 潮来の遊び(神田松之亟)」

「赤穂義士伝 二度目の清書(神田蘭)」「井上半次郎 出世の富くじ(神田鯉風)」、中入り後「カルメン(神田京子)」「水戸黄門記 火吹き竹のいましめ(神田阿久鯉)」

「西遊記 孫悟空と猪八戒の出会い(神田山吹)」トリは神田松鯉先生で「浅妻舟 英一蝶 干物便り」…と、

出演者が多く限られた持ち時間のなかで次から次へと演者が変わり、時間も忘れて一気に拝聴します。



今回も初めて聴く演目がありましたが、神田蘭さんの「赤穂義士伝 二度目の清書」に聴き惚れました。

赤穂義士伝の話の流れは誰しも知っている話ですが、そのなかのエピソードはこういった「義士伝」のなかでいろいろとあります。

その中で討ち入りにのぞむ内蔵助と妻お石とのやりとりを描いた作で、ラストに足軽寺坂による討ち入りに決した口上読み上げで一気にクライマックスに進みます。

序盤から徐々に徐々に話の世界に引き込まれてゆき、口上の読み上げ時にはもう一言一句聞き逃すまいの雰囲気に…

以前聴いた「鉢の木」という講釈もそうでしたが、一気に読み上げる講釈はリズム感が大切ですね、ちょっと詰まっちゃうと台無しになっちゃうくだりですから…。

今回の講談もまだまだ知らない話、初めての講釈があり、とても興味深い講談広小路亭になりました。
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