哲ノート

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橋ものがたり展-三井記念美術館-

2011-08-02 23:45:38 | ちょっとそこまで。
世間は「夏休み」の気分です。

行楽地は普段の平日とは違ってワァ~ワァ~混んでいるだろうし、美術館も「空海・・・」とか「恐竜・・・」とか混んでるだろうなぁ。

でも高貴なココは別です。

日本橋 三井記念美術館





なんたって「三井家」の総本山です。エレベーターだって立派です。おもわず正装しなくちゃって雰囲気

そんな三井本館の7階にこの美術館があります。そこで「橋」をテーマにした展示会がありました。

「日本美術に見る 橋ものがたり」展

現在の「日本橋」が架けられてから100年だそうで企画されました。



交通手段としての「橋」がまっとうな位置づけですが、美術の世界ではちょっと違います。

「情景としての橋」「風景画のなかの橋」はもちろんですが、もっと昔では・・・・。

神の領域を分け隔てる意味での「橋」という存在がありました。

日光の神橋・伊勢神宮の宇治橋なんかがこれにあたります。

また京都の鴨川にかかる橋も・・・・神社仏閣が多くある洛東と市中の洛中を分け隔てています。(なるほど!!)

川を間において向こう岸とこちらを唯一結びつける「橋」というものが、ただ単に往来の役割だけでなく、神聖な位置づけとしての役割にもなっているのです。

だからこそ美術作品にも多用されて、日本美術の大きな存在になっているようです。



今回初めて「三井記念美術館」を訪問しましたが、場所柄いい雰囲気で、静かに、クオリティの高い展示会に出会いました。

これからもこの美術館は要チェックです。

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