哲ノート

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松山伊予守 無筆出世 -講談広小路亭-

2017-09-19 23:29:27 | 落語・浪曲・講談・演劇・芸能
ひさびさ講談を聞きたくて…上野・広小路亭へ…。

いつも行く落語の定席に時々講談が入りますが、もとは「落語」も「講談」も「浪曲」も同じ伝統芸能のとしての話芸であり、演目も近いものがあります。

講談は講釈師が史実・軍記・伝え聞いたものを観客に「話」として語りかけるものであり、その間に逸話や世相、季節的なものを織り込んで話をふくらませます。

「人の話を聴く」という点では一番の話芸だと思います。

 

なかなかスケジュールがあわず、聴く機会がなかったのですが、今月はぴったし合って前々からワクワク気分で広小路亭へ向かいます。

平日の昼間なのに広小路亭は満員です。(前回はパラパラだったのですが)ほぼ常連客で占められますが、昨今の落語をメインとしたブームで新しい観客も増えてきているようで(講談に関しては自分もですが)

日本の「話芸」を楽しむというとっても優雅な時間を楽しみにしている人増えていることは、これからの話芸を支えてゆくのではないでしょうか。

さてそんな流れもあり、今日の講談広小路亭は開口一番から熱気ムンムンでスタート。とっても活気のある若手人気者から大御所までが次から次へと演壇でしゃべくり倒すので、すこしも飽きることなく時間が過ぎます。

今日の演目は「桂昌院」「雷電初土俵」「信長と吉乃」「大岡裁きから 村井長庵」と続き、トリは神田松鯉師匠の「松山伊予守 無筆の出世」

(落語ほど演目にくわしくないので、あとで調べました。間違っているかもしれません)

常連さんも多いので、講釈師も話のまくらには観客と和気あいあいな雰囲気をつくり、またあまり距離を置かずに語りかけるので、とっても聴きやすいです。

いつの間にか講談の世界、“しゃべりの世界”に今日はどっぷりとはまっていました。

また機会があれば要チェックの「講談」です。
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