哲ノート

gentle heart!! ヤサシイココロ・オトナノココロ

板橋仲宿 梅の湯に浸かる -銭湯をめぐる-

2021-09-30 00:04:28 | 銭湯・温泉
「板橋」は中山道一番目の宿場として栄え、現在でも古くからの住宅街と旧中山道沿いに発展する商店街があり、賑わい活気のある街並みです。

その商店街、仲宿商店街からちょっと脇に入った所に、今回訪湯する「梅の湯」さんがあります。

   

宮造りの外観、煙突がそびえたち、井戸水を薪で沸かしたやさしいお風呂が楽しめます。

さっそくうかがうと、昔ながらの番台があり、脱衣所、そして浴室へ・・・外観も内装もピンク色の塗装が施されており、古さを感じさせない明るく清潔感のある銭湯になっています。

浴室内は特にシンプルな構成で浴室画もありません。(でもこれが本来の姿だと思うのです)

カランがあって、正面に一つの大きな湯船があります。湯船は5人くらいが横一列に入れるバイブラの湯と、深湯のマッサージ湯に分かれています。

湯温は43度くらい(体感ですが)で熱めですが、さっぱりした湯で気持ち良いですね。

深湯は座湯にもなっており、高齢者には入りやすいようになっています。ただ湯温も高いこともあって、カラダを洗っている人は多いのですが、湯船に浸かる人が・・・あれ、少ない気が。

自分もゆったり浸かりたいところですが、ちょっと長めの湯は厳しいので、出たり入ったりして「湯」を楽しみました。

浴室内は相変わらず高齢者が多いですが、若者もちらほら・・・顔見知りだと「よっ!!」とか挨拶が繰り広げられ、常連さんの多さも特徴ですね。

だから挨拶をかわし、さっとカラダを清め、さっと入って、さっと出る・・・これでいいんです。



家庭風呂・内湯が当たり前の世の中ですが、街の社交場・あいさつの場としての近所の銭湯という形として身近で敷居も高くなく、まるで生活の一部になっているかのような公衆浴場

ご近所付き合いが軽薄になっていくなかで、街中の銭湯はホント貴重な場ですもの・・・そんな「梅の湯」さん、いいお湯でした。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ちくわとキクラゲとそば | トップ | 10月1日 -2021年- »

コメントを投稿