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岡野金右ヱ門の恋 -浪曲定席木馬亭5月-

2022-05-04 23:12:08 | 落語・浪曲・講談・演劇・芸能
5月のGW、今月も浪曲を楽しみに浅草・木馬亭に行きました。

ひさびさですね、賑わいのある浅草、マスクはしていますがやはり賑わいのある風景が似合います。

浅草6区から浅草寺にぬける木馬亭の前の通りもたくさんの人出で、マスクをしていますが賑わいを取り戻しています。

木馬亭では、今年が「日本浪曲協会80周年」の企画公演が毎月行われ、特にGWにおこなわれる5月定席は毎日が企画公演です。

  

今日の企画は「浪曲といえば、赤穂義士伝 -蘇える四十七士・別れと意地の物語-」と題して、演目先出で様々な赤穂義士の人間模様が演目として披露されました。

表の人通りも賑わいを見せ、木馬亭も席が結構埋まるほど活気ある興行となりました。トリはもちろん澤孝子師匠でたっぷりと拝聴させていただきました。

開口一番は先月につづいて東家三可子さんで「(同演目)馬子唄しぐれ」から・・・、前回も拝聴していますんで話はある程度理解したうえでもう一度聴かせていただきます。

よどみなく明るく声量も豊かに、リズムよく演目を披露し、きもちよく好感を持って聴き惚れました。つづいて本題の赤穂義士の話が続きます。

「両国橋最後の勢ぞろい」「千葉三郎兵衛」を澤勇人さんが…秋にいよいよ昇進するようです、ひさびさダミ声に聴き惚れます、「貝賀弥左衛門」「田村邸涙の訣別」「講談 安兵衛駆け付け」

「勝太新左衛門妻子別れ(東家三楽師匠)そしてトリの澤孝子師匠で「岡野金右ヱ門の恋」で終演

 

岡野金右ヱ門とお艶(十七歳の設定で師匠が「十七歳の声」をみごとに演じていましたよ)との恋模様、吉良邸絵図面、安兵衛との確執といった義士銘々伝の裏に見え隠れする人間模様を、見事な節回しで澤孝子師匠が演じられました。

今回は「赤穂義士」というひとつの企画で浪曲を堪能しました、節と啖呵でひとりひとりのエピソードが大きく脚光をあびてクローズアップされ、奥深い赤穂義士の世界を拝聴する事ができました。
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